原因や種類を知る:てんかんとは?

てんかんとは?

てんかんは脳の病気であり、100人に1人程度で発症するありふれた病気です。決して心の病気、精神病の一種ではありません。脳に存在する神経細胞は、まるでコンピューターのように電気が流れて活動しています。この電気の流れが何らかの原因で「ショート」することにより、意識を失ったり、けいれんが起こったりします。このような発作をてんかん発作といい、発作を繰り返す病気をてんかんと呼びます。

てんかんは、どの年齢でも一定の割合で発症しますが、子どもの時と70歳以上で発症する割合が高くなります。そのため、大人あるいは高齢者になってから初めててんかんを発症することもあります。てんかんに対する診断、治療方法は日々進歩し、効果の高い薬剤も日本で使用することができるようになりました。一方で、社会の理解、就職、結婚、運転免許などに課題もたくさんあります。患者さん、ご家族、周囲の方々、医療関係者のスタッフのてんかんに対する知識を深める必要もあります。てんかんのある人が安心して暮らせる明るい未来を切に願います。

てんかんの原因

てんかんの原因は様々なですが、検査により原因がわかる場合は、「症候性てんかん」と言います。脳の一部に傷がつき、電気の流れがショートして、てんかん発作をきたします。出生時あるいはその前後の異常により脳に傷がついたり、脳腫瘍、脳血管障害、頭部外傷・脳の感染症、アルツハイマーなどが原因になります。
しかし、検査で異常が見つからず、原因不明の時もあります。これを「特発性てんかん」と言いますが、もともとてんかんになりやすい体質であると考えられます。

てんかん発作の種類

てんかん発作とは、てんかん患者さんに生じる発作のことを言います。てんかん発作は、脳のある部分から電気の異常が生じる「部分発作」と、最初から脳全体の電気異常が起こる場合の「全般発作」の二つに分かれます。

部分発作
部分発作は、脳のある部分から電気の異常が生じる発作を言い、3つに分かれます。

1.発作中も意識がある単純部分発作
2.発作中に意識が障害されている複雑部分発作
3.部分発作から二次的に全身が痙攣し、意識がなくなる二時性全般化発作

①単純部分発作
部分発作のうち、意識がある場合を単純部分発作と言います。そのため患者さん本人は症状を覚えています。この単純部分発作のみで終わることもありますが、その後、電気的な異常が周囲の脳に広がり、後から述べる複雑部分発作に移行することもあります。単純部分発作は脳にどの部位で、電気的な異常が起こるかによって、症状は違ってきます。

症状

a.手足や顔の強直(つっぱる)や間代(ガクガクする)けいれん。頭部や眼球が左右度地下に向くもの
b.手足や顔の異常な感覚(ジンジンしびれる、チクチクする)。視野の一部に色や光など何かが見える。嫌な臭いや味がする。音が聞こえるなど。
c.胃から気持ち悪さがこみ上げてくる。鳥肌がたつ。
d.急に言葉がでなくなる、あるいは急に言葉がわからなくなる。初めて見るものが、以前に見たことがあるような感じがする。逆に、よく知っている場所なのに見知らぬ場所にいる感じがする。急に恐怖感や不安感を感じる。

②複雑部分発作
部分発作のうち、意識が障害されるものを複雑部分発作と言います。①の単純部分発作から、意識がなくなる複雑部分発作に移行することもあります。
以下に複雑部分発作をきたす代表的な側頭葉てんかんの症状を紹介します。

症状
a.胃がむかむかし、気持ち悪い感じがある。あるいは別の前兆を感じることがある。
b.つづいて意識が消失し、一点を見つめる。
c.発作中は舌をならす。口をペチャクチャ、もぐもぐさせたり、手は服をまさぐったり、ボタンを外したりする。
d.発作が終わっても、意識がもうろうとすることが多い

③二時性全般化発作
部分発作から全身のけいれんになるものを二時性全般化と言います。つまり、脳のある部分から始まった電気の異常が脳全体に広がることをによって全身のけいれんにいたるものです。
全般発作の一つである強直や間代発作によく似ていますが、二時性全般化では前兆を伴っていたり、単純部分発作、複雑部分発作から全身のけいれんになり、けいれん後、意識がもうろうとします。それに対して、強直間代発作では前兆がなく、突如始まり、突如終わるのが特徴です。

全般発作
最初から脳全体で電気の異常が生じる発作を全般発作といい、ほとんどの子どもの時に発症します。全般発作には次神発作、ミオクロニー発作、強直発作、間代発作、強直間代発作、脱力発作があります。

①欠神発作
数秒から数十秒間、突然意識がなくなり、動きが止まります。発作が終わるとすぐに意識が回復します。子どもに多い発作で、本人は発作を起こしたことに気がついていません。目が上を向いて、まぶたがピクピクすることがあります。学校では授業中にぼーとしていて、集中していないと誤解されることもあります。

②ミオクロニー発作
突然、全身あるいは手足などの筋肉が、一瞬ピクッと収縮する発作です。非常に短い時間での発作であるため、通常、意識は障害されません。茶碗、箸、携帯電話などを落としてしまうことがあります。

③強直発作
前兆がなく意識を失い、全身が突っ張るような発作です。発作の間は口がへの字になり、目を上を向いています。発作は数秒から数十秒で突然治ります。

④間代発作
前兆もなく意識がなくなり、全身や手足を突っ張らせ、がくがく、バタバタと左右対称にけいれんをきたす発作を間代発作と呼びます。補佐sが終了しても、意識はしばらくもうろうとしています。

⑤強直間代発作
突然意識を失い、強直発作と間代発作を起こします。発作の間は呼吸が止まっていますが、発作が終了すると呼吸も元に戻ってきます。発作の後はしばらく眠ったり、意識がもうろうとすることが多いです。

⑥脱力発作
突然、身体の力が抜けて、頭ががくんと垂れて、バタンと倒れてしまうこともあります。怪我をする危険性が高い発作です。発作中も意識がないため、転倒しても顔面や頭を守ることができません。発作が終了すると、意識もすぐに回復します。

部分発作か全般発作か分類ができないてんかん
部分発作か全般発作かはっきり分類できないてんかんとしては、難治性の乳児重症ミオクロニーてんかん(トラベ症候群)などがあります。

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