カンナビゲロール(CBG)とは? 大きな効果を持つカンナビノイド

カンナビゲロール(CBG)とは何か?

自分に一番合う薬について考えるとき、大麻草が持つカンナビノイドの特性の裏にある科学を知ると役に立ちます。臨床検査の普及は優れたツールであり、迅速に業界基準となりました。カリフォルニア州のSC研究所やオレゴン州のサンライズ・アナリティカルのような研究所の化学者チームは、薬剤の中のカンナビノイドの分析結果を精確な割合で患者に見せてくれます。

このトレンドは、“小さな”カンナビノイドに対する関心を増加させました。カンナビジオール(CBD)の数々の薬効が発表され始めるまでは、数十年にわたりテトラヒドロカンナビノール(THC)が栽培者にとっての焦点でした。これらの発見は総じて、カンナビゲロール(CBG)や植物性カンナビノイド(植物に含まれるカンナビノイド)への関心を高めました。

カンナビゲロール(CBG)は、カンナビジオール(CBD)、カンナビクロメン(CBC)、カンナビジバリン(CBDV)およびテトラヒドロカンナビジバリン(THCV)とともに1960年代に発見されたカンナビノイドの一種です。この発見に伴い、大麻草の生態を理解するためにさらなる研究が実行されました。1975年研究者はCBGの酸型であるカンナビゲロール酸( CBGA)を分離しました。

CBGAは大麻草の天然酵素により、THCA、CBDA、CBCAなど他の酸性カンナビノイドに分解されることが研究者によって発見されました。これらの酸はその後、大麻が加熱、または熟成された時(脱炭酸としても知られる)にTHC、CBD、CBCに変換されます。

言い換えると、CBGは他のすべてのカンナビノイドの生成に不可欠なCBGAからできています。

カンナビゲロール酸(CBGA)は最初のカンナビノイドである

カンナビゲロール酸(CBGA)を作り出す能力が、大麻草を唯一無二にしているのです。CBGAは3つの主なカンナビノイド分枝、すなわちテトラヒドロカンナビノール酸(THCA)、カンナビジオール酸(CBDA)、カンナビクロメン酸(CBCA)の前駆体です。大麻草は、CBGAを分解し、求められる分枝に形成するシンターゼと呼ばれる天然酵素を持っています。大麻草のシンターゼ(THCシンターゼ、CBDシンターゼ、CBCシンターゼ)の名前は、シンターゼが生成を助けるカンナビノイドの後に由来しています。

カンナビノイド酸が熱、または長時間にわたって紫外線にさらされると、二酸化炭素(CO2)の分子が失われます。この時点で、これらのカンナビノイド酸は中性型にあるとみなされています(CBG、THC、CBD、CBCなど)。大半の大麻草において、CBGAはすぐ他のカンナビノイドに変換され、通常は高濃度で見つかることはありません。しかし、大麻草に含まれるCBGAが多い場合、大麻の喫煙はCBGAをカンナビゲロール(CBG)に変換します。

大半の大麻草においてCBGは10%以下ですが、産業ヘンプではもっと高い結果が出ます。0.001%のTHCを含む一方で、CBGが94%という検査結果が出ています。

産業ヘンプの検査では、大半の大麻草より高い濃度のカンナビゲロール(CBG)が見つかってきました。この現象が劣勢遺伝子に起因するかもしれないことが、さらなる研究で明らかになっています。劣性遺伝子がカンナビノイド・シンターゼの一つ(CBGAを主な分枝に変換させるもの)を生産しないようにしていると考えられています。

そうは言っても栽培者は、大麻が自然に作り出すそれぞれのシンターゼ量を調整することによって、大麻草のカンナビノイド・プロフィールを操作することができます。栽培者が特定のカンナビノイドを重視する場合、遺伝的にそれを多く生産しやすい2つの大麻草を異種交配させることで増やすことができます。CBGの場合、栽培者は代わりにカンナビノイド・シンターゼの能力を抑制する劣性遺伝子に重点をおくでしょう。

実際、TGAジェネティクス・サブクール・シーズ社のトップ栽培者の一人オディー・ディーゼルは、カンナビゲロール(CBG)を高濃度含む大麻草の作成を助けてきました。TGA社のウェブサイトによると、ミッキー・クッシュはスイート・アイリッシュ・クッシュとジャック・ザ・リッパーの交配の結果生まれたサティバが優勢の大麻草です。ミッキー・クッシュ株はテトラヒドロカンナビノール(THC)が28.6%含まれるだけでなく、その高いCBG含有量についてもウェブサイトは誇っています。

カンナビゲロール(CBG)が含まれる場所

CBGはほぼすべての大麻種において少ないカンナビノイドで、一般的に1%も含まれていません。それでもなお、薄いチラシしかないインド亜大陸の大麻株は、他の株よりやや高い濃度のCBGを含有することが分かっています。在来種ハンターにならなくても、開花期間の4分の3の時期に出芽させた大麻から比較的多い量のCBGを抽出することができます。

開花中のCBG含有量に関する情報は、ベディオルに関する分析から集めることができます。ベディオルは、オランダの研究グレードの大麻供給社であるベドロカンBVメディカル・カンナビス社の医療用株です。この会社は、ベディオルを8週間にわたって開花させ、毎週異なるカンナビノイド含有量について分析しました。CBGは6週目に最も多く含まれていました。

カンナビゲロール(CBG)の効能

この特定のカンナビノイド(およびその効果)に関する研究は少し制限されています。大麻検査に関する規制により、カンナビゲロール(CBG)に関する大量の品質研究を見つけるのは難しくなっています。とはいえ、CBGは精神活性化させずに中枢神経系に作用することができるため、CBGの潜在的利点および医学的用途は多くの関心を引きつけています。

カンナビゲロール(CBG)は、全体的な相乗効果およびバランスを提供するために、他のカンナビノイド(THC、CBDなど)と連携するようです。CBGは部分的作用薬として、両方のカンナビノイド受容体(CB1とCB2)に働きかけます。しかし、CBGがCB1およびCB2に対してもたらす効果は、THCと比較すると非常に弱いです。

CBGはアナンダミド量を増加させることによっても人体に作用することができます。アナンダミドは、食欲、睡眠および記憶を含む多くの生理機能の調整を助ける天然由来のカンナビノイドです。THCと同様に、アナンダミドはその効能を発揮するためにCB1およびCB2受容体に作用します。

カンナビゲロールは、中枢神経系に作用するCB1受容体の拮抗物質であると分類されてきました。このため、CBGは部分的に、テトラヒドロカンナビノール(THC)に通常関連する“酔わせるような”精神活性化、パラノイアを中和するとみなされています。カンナビゲロール(CBG)はまた、全身に影響を与えるCB2受容体にも作用すると確定されています。しかし研究者は、CBGがCB2受容体の活動を抑制するのか促進するのか、まだよく分かっていません。

カンナビゲロール(CBG)が脳に与えるその他の影響は、反応を起こすためにどれだけの刺激をニューロンが必要とするか決定する脳内化学物質、GABAの摂取を抑制することです。GABAが抑制されると、カンナビジオール(CBD)の効果に似て、不安および筋肉の緊張を低下させることができます。CBGはまた、ニューロンの活動を調整する脳内化学物質であるGABA(ガンマアミノ酪酸)の摂取を抑制します。ある研究で GABA摂取に関するCBGの影響は、THCやCBDよりも大きいことが分かりました。

良い研究ばかりですが、ある研究ではCBGは5-HT1A受容体部位でCBDと相互作用することにより、CBDの制吐特性を無効にしました。

カンナビゲロールの潜在的な効果と活用法

CBGの医学的な利点はまだ調査中ですが、そのリストは目覚ましく増加中です。ほとんどの証拠は前臨床研究から出ている、つまりCBGの安全性および有効性はまだ人体で証明されていないことに注意するのが重要です。そうは言っても、CBG研究は広範囲の潜在的利点を明らかにしてきました。

骨形成および治癒を刺激する

2007年の研究で、骨髄培養におけるCBGおよび他のカンナビノイドの影響が調査されました。その結果、カンナビノイドはCB2受容体を通じて骨髄幹細胞を間接的に刺激することができると分かりました。これは、CBGおよび他のカンナビノイドが新たな骨成長および形成を促進することにより、骨折の治癒を助ける可能性を示唆しています。

腫瘍の成長を鈍化させる

2009年の総説で、CBD、CBG、CBCおよび他のカンナビノイドは、さまざまな腫瘍およびがん細胞の進行・成長を鈍化させることが報告されています。腫瘍の成長を鈍化させることにより、これらのカンナビノイドはがんと闘う人々の寿命を延ばすことができるでしょう。

抗真菌および抗菌治療

CBGを含むさまざまなカンナビノイドの抗真菌および抗菌特性が現在研究されています。CBGは2008年の研究で、MRSAに対し非常に有効であることが明らかになりました。MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は非常に広く普及している抗生物質の効かない細菌株です。

痛みの緩和

CBGおよび他のカンナビノイドは、多発性硬化症やがんによる痛みを含む、さまざまな疾患において鎮痛作用を持つことでも知られています。2008年の総説によると、合成カンナビノイドは耐容性良好で有効であり、鎮痛治療の他の薬剤と組み合わせた時にさらなる鎮痛効果を持つ可能性があることが、臨床研究で分かりました、

炎症を抑える

CBGなどのカンナビノイドは、疼痛症候群、がん、炎症性腸疾患を含むさまざまな病状で起きる炎症の原因となる特定の分子を標的にすることにより、炎症を抑える能力があります。例えば、 CBGは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれる広く使用されている薬剤に似て、COX-2阻害薬として作用することができます。

2013年5月にバイオロジカル・サイコロジー誌に発表されたイタリアの研究では、カンナビゲロール(CBG)は強い抗炎症作用を持ち、炎症性腸疾患(IBD)を持つ患者に恩恵をもたらす可能性があることを示唆しています。

過活動膀胱治療

大麻およびカンナビノイド調合液は、さまざまな膀胱機能障害の治療のために使用されてきました。2015年の研究で研究者は、実験的に誘発された膀胱収縮におけるCBGおよび他のカンナビノイドの影響を調べました。CBGとTHCVが、膀胱収縮を軽減するに関して最も強い能力を持つことが分かりました。

乾癬および皮膚治療

皮膚にカンナビノイド受容体が含まれるため、CBGおよび他のカンナビノイドは、さまざまな皮膚疾患の治療に役立つ可能性があります。2007年の研究で、CBGはケラチノサイト増殖を抑制することが分かりました。これはCBGが乾癬の治療に役立つことを示唆しています。

緑内障治療

1990年の研究で、THCおよびCBGを伴う治療は、緑内障の動物モデルにおいて水溶液流を2〜3倍増加させました。増加した水溶液流は、緑内障における眼圧を軽減するのに役立つことができます。

うつ病および不安障害治療

THCがうつ病および不安障害に苦しむ人を助けることはよく知られています。CBGは、THCの特性として知られる精神活性化を起こさずに、同様の効果を持つことが分かってきました。2016年の報告では、CBGのような精神作用しないカンナビノイドが、不安障害およびうつ病治療に関する代替薬になれる可能性を示唆しています。またCBGはセロトニン受容体を阻害することも分かっています。これはうつ病治療におけるCBGの可能性を示すものです。

神経保護的効果

2015年のハンチントン病に関する動物モデル研究で、CBGは“神経保護剤として非常に活発である”ことが発見されました。CBGを使用した治療は、ハンチントン病のマウスの運動および回復を改善し、変性からニューロンを保護しました。研究者は、神経変性疾患の治療法としてCBGをさらに研究すべきであると結論付けました。

研究で分かったCBGのハンチントン病治療に対する効果

カンナビゲロール(CBG)はさらなる注目に値する

カンナビゲロール酸(CBGA)はカンナビノイド発達の初段階であるだけでなく、喫煙された時に独自の利点を持つことが発見されてきました。CBGAは、熱(火花が起きるとき)に反応してCO2分子が化合物から抜けた結果、カンナビゲロール(CBG)になります。

CBGの効能が新たに発見されたため、オディー・ディーゼルのような栽培者はCBGに対する関心を高めており、患者も同様にすべきでしょう。カンナビゲロール(CBG)も豊かに含まれる薬草は、他の株よりずっとバランスのとれた効果を持つようです。CBGは、相乗効果を起こすことで、脳が他のカンナビノイドとの好ましい媒体を見つけるのに役立つようです。

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出典:Medical Jane
Leafofscience