カンナビジオールの特徴とその効能

カンナビジオール(CBD)は大麻草に含まれる化学成分の一つであり、医療の現場では、様々な症状に対する治療効果が期待されている注目の成分です。今回は、そのカンナビジオール(CBD)について特徴とその効用をまとめました。

カンナビジオール(CBD)とは

①テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジオール(CBD)

大麻草に含まれる化学物質を総称して、カンナビノイドといいます。大麻草からは、60種類以上ものカンナビノイドが分離されていますが、その代表的なものが、テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビノール(CBN)、カンナビジオール(CBD)の3つです。

大麻というと、強い酩酊感をもたらす危険なものというイメージが強いのですが、その酩酊感は、カンナビノイドのうちの、テトラヒドロカンナビノール(THC)によるものです。カンナビジオール(CBD)には酩酊感をもたらす精神高揚作用はなく、麻薬とは全く異なるものです。

現在、大麻草にはたくさんの品種が開発されています。麻薬の原料となる工業用大麻はテトラヒドロカンナビノール(THC)を15~20%も含んでいますが、繊維を採取したり食用にしたりするために栽培される産業用大麻には、テトラヒドロカンナビノール(THC)は0.3%以下しか含まれていません。実は日本でも古くから神社などでの神事やしめ縄、七味唐辛子などさまざまなことに活用されてきました。

②カンナビノイドが体内で作用する仕組み

人の体には、アナンダミドと2-アラキドノイルグリセロールといったカンナビノイドに似た物質が存在します。これらの、物質は神経細胞に多く分布しているカンナビノイド受容体CB1や、免疫細胞上に多く分布しているカンナビノイド受容体CB2と結合して、免疫調節、食欲や痛みの制御、認知や記憶などといった様々な働きをしています。このようなカンナビノイド受容体を介した生体制御の仕組みを内因性カンナビノイドシステムといいます。
近年、老化等が原因で、内因性カンナビノイドシステムの働きが弱まると、様々な疾患の原因となることが研究により示されています。

大麻草に含まれるカンナビジオール(CBD)などのカンナビノイドも、このCB1やCB2と結合し、免疫系や神経系に作用を及ぼします。そのため、カンナビジオールをはじめとするカンナビノイドを投与して、てんかんやがんなどを治療しようとする臨床実験が盛んに進められています。

カンナビジオール(CBD)の効能

①がんの治療効果
近年の研究では、カンナビジオール(CBD)にがん細胞の増殖を抑制したり、がん細胞の細胞死(アポトーシス)を引き起こしたりする効果があることが示され、がんの治療に有効であることが期待されています。実際に、試験管内で培養した乳がんの悪性がん細胞を減少させたという研究報告もあります。
さらに、がん細胞の転移を抑制したり、吐き気などの抗がん剤の副作用を軽減させたりする効果も報告されています。がんの治療薬の辛い副作用を抑えることができ、精神的にも安定するので、前向きにがんの治療に取り組むことができます。

②統合失調症の治療効果
カンナビジオール(CBD)には、不安を和らげる効果があることが知られています。さらに、近年の研究では、カンナビジオール(CBD)が統合失調症の非定型抗精神薬としての効果があることが明らかになっています。

③てんかんの治療への有効性

てんかんとは、大脳の神経細胞が過剰に活動し、痙攣や意識障害の発作が起こる脳の病気です。カンナビジオール(CBD)オイルを服用することで、発作の回数を減らせることが動物実験からも明らかになっています。

また、てんかんの発作の程度や頻度は、患者により大きく異なり、症状によっては、発作を抑える薬の服用でほとんど発作が起らなくなる場合もあります。しかし、てんかんのうち、薬で発作を抑えることができない難治性のてんかんは、日常生活にも支障をきたす重大な症状として問題になっています。

難治性てんかんのうちドラべ症候群と言われる症状は、長時間の発作が頻繁に起こる、症状の重いてんかんの一つです。そのドラべ症候群に対しても、カンナビジオール(CBD)オイルを定期的に服用することにより、症状が軽減される事例が数多く報告されており、カンナビジオール(CBD)のドラべ症候群の治療効果に注目が集まっています。

しかしながら、ドラべ症候群をはじめとするてんかんに対するカンナビジオール(CBD)の作用のメカニズムは未だに明らかになっておらず、更なる研究が期待されます。

④食欲増進作用
カンナビジオール(CBD)には、食欲を増進する作用があります。がん患者や末期のエイズ患者など場合、食欲が低下し、体力が落ちることで症状が悪化することがよくあります。カンナビジオール(CBD)には食欲増進作用が有り、食欲を回復させて、体力をつけることで、様々な疾患に対して、症状を改善させる効果があります。

⑤恒常性の維持
カンナビジオール(CBD)は、体内にもともと存在している内因性カンナビノイドシステムにより、体の恒常性を維持する作用があります。恒常性というのは、例えば血糖値が上がり過ぎたら、正常な血糖値まで下げ、反対に下がりすぎたら、正常な血糖値にまであげることをいいます。つまり、恒常性とは、常に体の機能を正常に保つような仕組みのことです。カンナビジオール(CBD)は恒常性を保つ働きがあるため、様々な疾患に対して効果が期待できます。

⑥神経保護作用
カンナビジオール(CBD)は、神経を保護する作用があるため、アルツハイマー病やパーキンソン病などの、神経が変性する疾患の治療に効果があることが期待されます。。

⑦抗菌作用、抗炎症作用

カンナビジオール(CBD)には抗菌作用・抗炎症作用があるため、様々な感染症や炎症に対しても有効です。

カンナビジオール(CBD)の研究

カンナビジオール(CBD)は、体の恒常性を維持し、免疫機能を高め、神経の働きを正常に保つ効果があるため、多くの疾患に対して、症状の改善効果が期待されています。そのため、がんやてんかんをはじめとして、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、アルツハイマー病、うつ病などの100種類もの疾患に対する研究が行われており、1000論文以上の研究論文が公表されています。研究された全ての疾患について、治療効果が証明されたわけではありませんが、今後、多くに疾患についてさらに研究が進み、治療に用いられることが期待されています。

カンナビジオール(CBD)のメリット

カンナビジオール(CBD)の大きなメリットのひとつは、多くの疾患の改善に効果がある可能性があることですが、もうひとつの大きなメリットは、副作用が起こりにくいことです。ほとんどの医薬品は、ある一定以上の量を服用すると効果を示しますが、それ以上に服用するとかえって体に悪影響を及ぼします。無制限に飲んで良いというわけではありませんが、恒常性を維持する効果があるカンナビジオール(CBD)は、体を本来持っている正常な状態に戻す働きをするために、他の医薬品に比べて体に悪影響を及ぼしにくいという特徴があります。例えば、血糖値を下げる効果にしても、通常の医薬品では過剰に服用すると血糖値が下がりすぎ低血糖の症状をきたしますが、カンナビジオール(CBD)の場合は、血糖値を正常な範囲に抑える作用をするため、飲みすぎても血糖値が下がりすぎてしまうという心配はありません

医療大麻

近年、多くの研究によりカンナビジオール(CBD)をはじめとするカンナビノイドの有効性が明らかになるにつれて、医療大麻として病気の治療に取り入れる動きが出てくるようになりました。日本では、医療大麻は法律で認められていませんが、2016年12月の時点では、アメリカ合衆国の28州の他、ベルギー、オーストリア、フィンランド、イギリス等のヨーロッパ諸国、オーストラリアなどで、合法的に医療大麻の使用が認められています。

大麻草には、様々な品種が有り、品種によって含まれるカンナビノイドの種類や量が異なります。さらに、合成のカンナビノイドも利用されます。最も治療効果が期待されるカンナビノイドの代表的なものはカンナビジオール(CBD)ですが、実際の医療大麻には、さまざまな種類のカンナビノイドが様々な配合で含まれています。含まれるカンナビノイドの配合により、薬理効果が異なるために、それぞれの症状に応じた医療大麻が処方されています。
日本では、医療大麻は治療に用いられていませんが、酩酊感をもたらすテトラヒドロカンナビノール(THC)を含まない大麻の品種(ヘンプ)から抽出したカンナビジオール(CBD)オイルを入手することができます。通常の医薬品ではないので、治療薬として用いられることはありません。

まとめ
日本でも、CBDオイルが輸入されるようになり、一般の人々にも徐々に広まりつつあります。世界保健機関(WHO)もが大麻の有効性を一部示唆し、麻薬の区分から外そうとしているなんて報道がされているとかいないとか。世界各国で有効性を模索しているのは真実でしょう。今後、医療現場でのがんなどの有効な治療薬としてだけでなく、家庭でも広く利用されるようになることが期待されます。

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