初期結果は有望!自閉症に対するCBD治療の臨床試験が進行中

CBDオイルが自閉症に対する奇跡の治療薬となる可能性

過去10年にわたり、カンナビジオールはてんかんに苦しむ子供の効果的な治療法としてますます実証されてきました。イスラエルで新たに実施されている研究では、自閉症と診断された子供にCBDが効くかを調べています。

研究は1月にエルサレムのシャエア・ゼデック医療センターで始まり、2018年の終わりまで続く予定です。研究では、軽度から重度まで自閉症と診断された120人の子供および若年者を調査しています。CBDが好ましい効果を持つか検査するために、参加者は異なる2種の大麻オイル処方のうち一つ、またはプラセボを投与されます。大麻の主な精神作用成分であるTHCを低量しか含まないので、オイルを飲んでも精神は活性化されません。

研究を指揮する小児神経科医アディ・アランは、ほぼ全参加者が以前に抗精神病薬を摂取したことがあり、ほぼ半数近くがネガティブな反応を示したと言います。「多くの両親が子供への大麻の処方を求めていました。はじめ私は『自閉症に関する大麻を支持するデータはないから、処方することはできない』と伝えていたのです」しかし、1年前にイスラエルで、大麻がてんかんの発作を劇的に減少させ、また自閉症も併発している子供の行動を改善したという、てんかんを持つ子供に関する研究が出てからアランの姿勢は変わりました。てんかんは自閉症を患う子供の約30%を苦しめている、とアランは言います。

大麻の恩恵を受ける自閉症の子供に関する事例報告の増大により、アランもまた科学的調査をさらに追求するようになりました。観察研究において70人の自閉症患者が良い結果を得たのを見たアランは、データを作るために臨床実験を行う必要があると決断しました。

イスラエルはこの種の研究における先駆者です。イスラエルは1992年に医療大麻の使用を認めた、最初の国々の一つで、カナダ、オランダに並んで、政府主催の医療大麻プログラムを持つ3ヶ国の一つでもあります。大麻研究の実施もイスラエルでは、特により多くの法的規制を持つアメリカと比較して低価であり、イスラエル法の元でより簡単に行われます。

疾病対策センターによると自閉症は、最も急速に広がっている発達障害の一つで、アメリカでは68人に1人が罹患しています。その衰弱性の症状には、強迫的および反復的行動を伴うコミュニケーションおよび社会能力障害が含まれます。自閉症は通常幼年期または小児期早期から表れます。

臨床試験に参加している自閉症のノア

イスラエル中央区に住むヤエル・シュルマンは、娘のノアが学校から帰宅すると椅子を座らせて、大麻オイルを混ぜたマッシュポテトをスプーンで食べさせ始めました。重度の自閉症を患うノアは、自分の腕を噛み始めました。「やめてね」やエルは17歳の娘に優しく言いました。「ほら、もう一口」

ヤエルは、ノアに食事をさせ、風呂に入れ、オムツを替えなければなりません。ノアは話すことができず、時に攻撃的な行動をとります。エルサレムとテルアビブの間にある街でフルタイムで働く、3人の子持ちであるヤエルは、ヘルパーを雇おうとしてきましたが、ヘルパーは長続きしませんでした。

自閉症の症状を治療するためにアメリカの食品医薬品局に認可された薬はたったの2種類です。どちらも効果が必ずあるとは限らない抗精神病薬で、深刻な副作用があります。ノアがその薬を飲んだ時、「ノアはゾンビのようだった」とヤエルは話します。「ノアは口を半分開けたままそこに座って動きませんでした」

ノアは、1月にエルサレムのシャエア・ゼデック医療センターで始まった世界初の臨床試験に参加しています。研究には5歳から29歳まで、また穏やかなものから重症な自閉症までを持つ120人の子供および若年成人が参加しています。この研究は何百万人もの自閉症の子供、そしてその苦悩に満ちた両親に安堵をもたらしうる飛躍的発見の可能性を持ちます。

ヤエルはノアがもらっているのが大麻なのかプラセボなのか知りません。臨床実験の開始以来、ノアは時に以前より落ち着いていますが、また時々攻撃的になり、短気な日もあります。それでも、研究に参加しているということがヤエルにとっては希望です。「私はもう体力的にも感情的にも力がないというところまで来てしまっていたのです」とヤエルは言います。

大麻を研究したい研究者の苛立ち

ハーバードで研さんを積んだ医師アラン・シャックルフォードは、てんかんの子供の大麻治療におけるアメリカ人の関心に対して怒りを見せました。シャックルフォードは2013年に、コロラド州に住む少女の治療に医療大麻を使用し、発作回数を劇的に減少させました。シャックルフォードはアメリカで臨床試験の実施をしようと何年も挑戦しましたが、「明白に利点があるものを研究するように、はねのけられるばかりでした」と言います。

同僚は、心的外傷後ストレス障害に対する大麻治療を研究するためアメリカ当局から承認を得るのに7年かかった、とシャックルフォードは言います。それと対照的に、イスラエル保健省は6ヶ月で自閉症の子供に関する臨床試験を承認してくれた、と言います。

「イスラエルは、潜在的な治療法としての大麻に関する調査および研究において世界をリードしています」シャックルフォードは、アメリカで直面した規制のために、イスラエルで医療大麻の研究を実施する企業を最近設立しました。

シャックルフォードによると、アメリカ政府は2008年以降1億4000万ドルを大麻研究に資金提供していますが、そのうち1億1000万ドルは依存症、離脱症状および乱用に関する研究に使用されています。一方、イスラエルでは110以上の大麻臨床試験が実行中で、これはどこの国よりも多い数字だ、と保健省医療大麻課の指導医マイケル・ドール医師は述べています。

CBDと自閉症研究の初期結果は有望

アランは自閉症に対する治療法としての大麻に関する時期尚早な結論付けに対して警告していますが、多くの子供たちに大きな改善が見られたと話しています。

一部の子供は自傷をやめ、癇癪を起こさなくなりました。また一部はよりコミュニケーションが取れるようになりました。一部の子供は、その行動上の問題のために出席停止となっていた学校に戻ることができました。

研究に大麻オイルを提供したブレス・オブ・ライフ・ファーマ社CEOのタミール・ゲドは、一人の母親が「うちの子供が絶え間なくしゃべっているんです。今まで話ができなかったのに。今12歳なんですよ」と報告してきたと話しています。

一方で大きな懸念の一つは若年者に対する大麻の処方がもたらす長期的影響だと、ボストン小児病院の自閉症スペクトラム・センターの共同所長サラ・スペンスは話しています。脳の発達において「確実に害をもたらす可能性がある」と言います。しかし、現在子供に処方されているオピオイドおよび抗精神病薬は大麻よりもっと有害だ、とゲドは言います。「これらの家族には他に希望がないのです」

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出典:USA TODAY