健康維持に!エンドカンナビノイドシステムのケアをしよう

医療大麻は万能薬のように見えることがあります。医療大麻が合法の州では、多発性硬化症、PTSD、てんかん、慢性痛、不眠症、不安障害、拒食症、吐き気、緑内障、がんといった幅広い疾患のために処方されています。

客観的に見れば、国際薬物条約によって薬効はないと正式に分類されている植物が、これほど多くの疾患の症状を改善させる可能性があるというのは直観に反するように見えます。しかし、あまり知られていませんが、なぜ大麻がこれほど広範な治療アプローチを持つのか説明がつくと科学者が信じる生理系が存在します。

エンドカンナビノイドシステム:身体の健康的なバランスを保つ

それはエンドカンナビノイドシステムと呼ばれるものです。比較的最近の1990年代に、科学者が何故どのように大麻化合物THCが身体に作用するのか理解しようとしていた時に発見されました。ほとんどの哺乳類が、脳、中枢神経系、免疫系中に膨大な受容体(CB1とCB2)ネットワークを持つことに科学者は気づきました。これらの受容体は細胞の表面の錠前のような作用をし、エンドカンナビノイドと呼ばれる大麻のような化学物質によって開けられるのを待っているのです。エンドとは「内因性」という意味です。

エンドカンナビノイドシステムの目的

エンドカンナビノイドシステム(ECS)は、体内の他の生理系のバランスを保つための制御メカニズムであることが分かりました。全ての機能が最適なレベルで機能できるように常に働きかけている、減光スイッチにたとえられています。

ECSの主な調節分野は、睡眠、食欲、ストレス、気分、炎症、記憶、生殖/受胎能力、疼痛管理です。

炎症という観点からエンドカンナビノイドシステムのバランス維持の役割を見てみましょう。

炎症は怪我や感染に対する身体の自然な反応で、病原体または損傷した組織の除去によって治癒プロセスを促進します。しかし一部の例では、脅威が無くなっても炎症反応が消えないことがあります。これは最終的に身体へのダメージをもたらし、自己免疫疾患、がん、神経変性疾患の原因となる可能性があります。

エンドカンナビノイドシステムは正常に動かない炎症反応を調節してくれる、と科学者は考えています。そうして、リウマチ関節炎患者の関節に、潰瘍性結腸炎患者の結腸に、アルツハイマー病患者の死後脳に高濃度のCB2受容体を配置するのです。これら全ての疾患は慢性炎症と関連があり、エンドカンナビノイドの活動が炎症度を正常化してくれることを示唆しています。

エンドカンナビノイドシステム欠乏は病気の原因となる?

残念ながら、現代的生活のストレスや緊張によってエンドカンナビノイドシステム自体も消耗し、身体に恒常性またはバランスを戻す役割を効果的に果たせなくなります。アメリカ人神経学者で精神薬理学研究者のイーサン・ルッソは、これを「エンドカンナビノイド欠乏症」と名付けました。これが、線維筋痛症、多発性硬化症、IBS(過敏性腸症候群)、偏頭痛といった説明が困難な多くの疾患の根源にあると提言しています。

ルッソ博士は次のように述べています。「十分なエンドカンナビノイドが無いと、痛みがあるべきではないところに痛みを感じます。気持ちが悪くなり、吐き気がするでしょう。発作閾値も下がります。他にもたくさんの問題が生じます」

ルッソ博士は、大麻草から生じるカンナビノイドで体内のエンドカンナビノイドを「補給」することで、エンドカンナビノイドシステムを促進させ、身体のバランスと健康を取り戻すことは可能だ、と提言しています。

イーサン・ルッソ博士インタビュー:CBD&臨床的エンドカンナビノイド欠乏

CBDとてんかん:エンドカンナビノイドシステムにバランスを取り戻す?

過剰または不十分なシステムを再調整する大麻草の能力は、てんかんの重症型に苦しむ子供の複数の最新例で見られます。

たとえば4歳のケイトリン・バリー。オーストラリアの慈善家バリー・ランバートの孫娘であるケイトリンは、稀な遺伝子疾患であるドラベ症候群と診断され、1日に数百回の発作に苦しんでいました。

医師の尽力にもかかわらず、ケイトリンの病状は従来の治療では改善せず、未来は暗く見えました。ケイトリンの両親は必死でインターネットに向かい、大麻オイル摂取後の発作回数がほぼゼロになったアメリカの子供たちの例を見つけました。

そこでケイトリンは、カンナビジオール(CBD)が豊富な大麻オイルを摂り始めました。CBDは精神活性効果が無く、治療抵抗性の小児てんかんにおける発作回数を低下させることが事例的にも研究でも分かっています。ケイトリンの家族によると、ケイトリンの病状は即座に改善し、現在まで1年以上発作も起きていません。

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この事例は、植物性カンナビノイドがてんかんに伴う過剰なニューロンの電子活動を下方調整するという論理を裏付けるように見えます。現在、研究者はまだCBDによる発作抑制効果の裏にあるメカニズムを完全には理解していませんが、ケイトリンの祖父バリーが資金援助したシドニー大学で実施中の研究で解明されることが望まれます。

主任の科学者のイアン・マグレガー教授は最近次のように説明しました。

「カンナビノイドは、一部の小児期てんかんを患う子供において並外れた治療効果を提供するようだが、我々はどのようにカンナビノイドが作用しているか明白には理解していません。この研究を通じて、これらの治療効果をもたらすカンナビノイド成分についてより深く理解し、極めて有効な新薬の開発につながる可能性を得たいと考えています」

エンドカンナビノイドシステムを大事にするためにできること

イーサン・ルッソ博士のアドバイスにしたがって、植物性カンナビノイドを大麻またはヘンプの形態で摂取することは、科学者が「エンドカンナビノイド・トーン」と名付けるものを強化する一つの方法です。ジムに通って筋肉に力を与えるのと同じように、CBDなどのカンナビノイドを導入することで体内のエンドカンナビノイドが消耗した際に自然なエンドカンナビノイド生成を促進することができます。

とはいえ、大麻草と直接的なつながりを持てなくても、私たちが取り入れられるエンドカンナビノイドを増進させるテクニックはたくさんあります。

1. 運動する:私たちが心血管運動を行うとき、エンドルフィンの放出と同様に「幸せ」エンドカンナビノイドのアナンダミドも生成することが研究で分かっています。これが「ランナーズハイ」をもたらすのです。

2. オメガ-3の摂取量を増やす:ECSの健康に不可欠であることが分かっています。オメガ-3が無いと、エンドカンナビノイドCB1受容体が正常に形成されないことがあり、「情動行動の低下」をもたらす可能性がある、と科学者は考えています。

3. アルコール摂取量を減らす:エタノールはエンドカンナビノイドシステムを鈍らせることが研究で示されています。時々たしなむ程度ならおそらく問題はありませんが、慢性的または短時間で大量に飲酒する場合はエンドカンナビノイドのシグナリングを鈍らせることがあります。

4. 葉物野菜を食べる:葉物野菜はベータ-カリオフェレンと呼ばれる天然化学物質を含んでいます。ベータ-カリオフェレンの抗炎症効果がCB2受容体の活性化に貢献することを示す研究があります。

これでお分かりでしょう。数分前まであなたは、あなたを幸せで健康でバランスを保たせるために絶え間なく作用している、エンドカンナビノイドシステムが体内に存在することをおそらく知らなかったでしょう。その存在を知った今、もう後戻りはできません。エンドカンナビノイドシステムを大事にすれば、ECSもあなたを大事にしてくれますよ。

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