新たな希望と課題:ウィスコンシン州がCBDオイルを合法化

ウィスコンシン州の国会議員は、特定の病状を持つ患者に対して医師の推薦のもとCBDオイルの所有および使用を認める法案に投票し、衆参両院併せて反対票1票で法案を可決しました。数年前の法律制定時は多くの反対票があったことを考えると、これは大きな事件でした。法案はその後スコット・ウォーカー州知事の元に送られ、知事が今週法案に署名したことで、ウィスコンシン州の患者にとってCBDオイルの使用が正式に合法となりました。

「この法案がすべての人、またはすべてに関するものではないことは分かっていますが、私たちはこれが一部の人々や家族にとって助けになることを願っています」マートンに住むジェニファー・バートラムさんは言います。バートラムさんの20歳になる娘メーガンはてんかんを患っています。

CBDオイルは発作性疾患に苦しむ人の治療に使用することができます。

CBDオイルの所持を認める新法案の可決

4月17日(月)にウィスコンシン州のスコット・ウォーカー州知事は上院の法案10に署名し、法を成立させました。この法案は2014年に署名された、医師および薬剤師にCBDオイルの販売を認可したリディア法として知られる法案に基づくものです。このリディア法には、オイルが使用できる時期に関して厳しい制約がありました。新しい法案はこの制約を緩め、医師が使用を承認する限り、いかなる病状においても個人がCBDオイルを所持することを合法にするものです。ウォーカー州知事は声明のなかでこう話しています。

「本日我々は、我が州の人々が医師の助言のもと病状を治療するために、精神作用のないCBDオイルを入手しやすくしました」

てんかんの子供を持つ母たちの声

バートラムさんは法案に関して次のように述べています。「これが最初の一歩になることを願っています。医療大麻に関して前進するために他の国会議員と将来的な対話があることを願っています。CBDオイルが効かない、または補助物が必要となるなど特定の病状があるため、医療大麻が必要なのです」

ドーズマンに住む、てんかんを患う11歳になる息子の母ジェニー・ゴーディンさんも法案署名を喜んでいます。ゴーディンさんは法案可決に尽力したサリー・シェーファーさんを称えました。シェーファーさんの娘リディアは、潜在的に命を救うことのできた治療を受けられる前に亡くなりました。

「興奮しています。これが広い範囲であることから多くの人の助けになるのがとても嬉しいです」ゴーディンさんは言いました。「この法案を中心に起き続けたことに関して賞賛に価するのはサリー・シェーファーさんです。彼女は娘を失ったにもかかわらず、この法案の先頭に立ちました。シェーファーさんは他の家族のためにこの法案を通そうと、できることをすべてやりました。これは真の利他的行動です」

可決された法案の問題点

残念ながら、この法案に関するマイナス面がいくつかあります。最も大きい点は州内におけるオイル製造および販売の欠如です。法案は栽培施設、製造会社または大麻薬局を認可するいかなる手段も付与しなかったため、患者が必死で必要としているCBDオイルへの合法的なアクセスが作られていません。法案にはまた、患者がどこでオイルを入手するのが望ましいかも明記されていません。似たような法律を持つ他の州では少なくとも提案(近隣の州など)がされているにもかかわらずです。たとえその提案が連邦法を破り、大麻オイルを持って州境を越えることをであっても。

発作疾患に苦しむ子供を持つ両親は、CBDオイルを所持しているところを見つかったときに起こりうる事態を心配しなくてもよくなったでしょう。しかしこの法案は国会議員が思い描くほど大きな違いを生み出すものではありません。患者にとって大麻オイルへの安全で合法的なアクセスが作られない限り、医師がやっと患者にCBDオイル治療の許可をしたときにどうやってそれを入手するのかという点においては疑問が残ります。

似たようなCBD法案を持つ州における唯一の入手手段は違法に入手することで、州内の違法市場で誰かから入手するか、あるいは州外の医療大麻登録カードを受け付ける他の州で入手するかです。これでは、子供に薬を与えたいためだけに両親が犯罪者にならなければならないことは変わりません。CBDオイルをすでに所持しているときだけ保護されるのでは十分ではありません。

国会議員がほぼ満場一致で発作疾患に苦しむ患者に対してCBDオイルの使用を認可する決断をしたのは素晴らしいことですが、正直なところこの法案はこれらの患者を本当に助けるのには十分ではないのです。

出典 : lakecountrynow