CBDオイルは合法、それとも違法か:国と州で解釈が食い違うアメリカ

CBDオイルとして知られるカンナビジオールは全国で注目の話題となってきました。多くの人が、CBDオイルはてんかん、がんおよび不安障害と闘うのに役立つと主張しています。しかし2015年、アイダホ州知事ブッチ・オッターは、重度のてんかんを患う子供をCBDオイルで治療することを許可する法令を拒否しました。知事はさらなる研究が必要だと話しました。

CBDオイルを販売するための法の抜け穴

しかし、ガーデンシティのウェルカムド・サイエンス社がアイダホ州法の抜け穴を見つけ、数週間以内にCBDオイルの販売を開始する予定だと主張しています。

アイダホ州の条例では、成熟した茎と呼ばれる部分を除く、すべての大麻草の部位を販売することは違法です。これこそが、CBDオイルを抽出するのに使う抜け穴なのだとウェルカムド・サイエンス社のマイク・ラーソンとジョン・チャベスは言います。

「我々の全製品は、大麻の成熟した茎から生産されています。つぼみや葉やその他の部位からは作っていません」

ヘンプの茎からCBDを分離するようにカリフォルニア州の会社と協力しているとラーソンは話しています。このため、大麻の精神作用化学物質であるTHCを含む他の成分はオイルに入らないことを意味します。

「彼らは大麻草からCBDだけを抽出します。CBD分子のみです。彼らは大麻を分解し、CBDを抽出し、我々がそれを製品に注入します。だから我々の製品にTHCはまったく含まれません」

ラーセンは1年前、不安障害を治療するために、カリフォルニア州に住む友人が作ったオイルを摂り始めてから、CBDオイルの治療的価値に夢中になりました。治療はうまくいき、ラーセンは治療法およびビジネスチャンスとしてCBDオイルの可能性を模索し始めました。

「私は、強い依存性があり、副作用も延々と続く不安障害の薬を摂るのが嫌でした。CBDはもっとナチュラルな選択肢で、これが私にとっては重要でした」

食い違う主張:CBDは違法?合法?

ラーセンらは弁護士の見解やアイダホ州司法長官事務所が発行した2015年の非公式見解を参考にした、と話しています。2人の事業主は、アイダホ州北部のサンドポイントにあるCBD製品の販売店グローバルCBDの所有者にも相談しました。

「我々は、現在アイダホ州で合法的に効果的な製品を作るため、抽出の仕事をする友人に連絡しました」

エイダ郡検事事務所の検察官シャウナ・ダンは、CBDオイルが違法だとも合法だともまだ言うことはできない、と言います。「私は仮定を立てられる立場にありません。意見を述べるには研究所の検査が必要です」

しかしアイダホ州麻薬取締局のエリーシャ・フィゲロアは、CBDもTHCと同様に州内では違法だと話しています。

「アイダホ州法および連邦法においてCBDは違法です。ですからTHCがあろうとなかろうと、CBDは違法なのです」とフィゲロア。

ラーソンとウェルカムド・サイエンス社は撤回せず、それはアイダホ州条例が意味するものではないと話しています。

「成熟した茎から生成したTHCを含まない我が社の製品は、いつもアイダホ州で合法でした。合法ではなかった時なんてありません。製品が有効であり、かつ規制範囲内である製品を生産するのに必要なすべてのステップを経ているかどうかの問題です」とラーソンは主張します。

しかしフィゲロアは、これらの製品が多くの場合、規制範囲内ではないという経験から話しています。

「警察がそれらの製品を押収して検査した際、多くの場合、製品にはCBDが含まれていなかったり、THCが含まれていたり、または大麻とは関連のない合成薬物が含まれていたりするのです」

フィゲロアは、多くのネットで見られる研究ではCBDは大麻草の花からのみ採れることが示されていると付け加えます。「問題は、CBDがどのように作られているかに関する研究を調べると、専門家は大麻の花から作られるのだと教えてくれます。それは間違いなく大麻です」とフィゲロアは言います。

しかしラーソンは、すべてのオイル製品はカリフォルニア州ヘイワードにあるハレンズ研究所で検査されると話しています。

「全製品は回分試験を受けます。それぞれTHCが入っていないことを保証するためのテストです」

2014年アメリカ連邦議会は、大学および州農務省に対して研究計画の一環として産業用ヘンプを栽培することを認める農業法案を可決しました。

「これは一般的な商業活動を目的とするためではありません」フィゲロアは言います。

アイダホ州で行われるてんかんとCBDの臨床試験

オッター知事は2015年に研究が足りないとして法案を却下した後、てんかんの子供を参加させた治験プログラムを作成しました。アイダホ州の40家族が、てんかんへCBDの効果をみるためにFDA認可を待っているCBD医薬品、エピディオレックスの臨床試験に参加しています。この治験を実施するためにアイダホ州保健福祉省は、ボイズにあるアイダホ州総合てんかんセンターの院長ロバート・ウェクスラーを選出しました。ウェクスラーは上院保健福祉委員会に対し、舌下投与されるこの治験薬が規制当局に承認されることを期待すると報告しました。

約3分の2の子供がCBDオイル治療の恩恵を受けたとウェクスラーは言います。会議録によると、参加者の20%に発作回数の低下がみられました。治験に参加した一部の家族は、発作の激しさおよび継続時間が治療により減少したと報告しています。治験薬は他の子供用てんかん薬と同様に有望だとウェクスラーは言います。しかし、有望な薬によくあるケースと同様、患者はその効果が薄れていくのを感じる傾向にあったとも話しています。

対立の行方は?

「ある日州政府または警察が来て、『いけません。これはCBDオイルです。州内では認められていません』と言われたら、何が基本的に守ってくれますか?」KTVB局はウェルカムド・サイエンス社に尋ねました。

「法律です。法律が実際、詳しく説明してくれます」とラーソンは答えました。

「州政府が来て、あなた方はCBDを売っていると伝え、これは違法だから閉鎖するということはありますか?」KTVB局は麻薬取締局に質問したところ、フィゲロアは次のように答えました。

「特定の企業に関して話したくはありません。私は大まかに国策について話しますが、アイダホ州法ではCBDは違法です」

答えは時間のみが教えてくれるでしょう。

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出典元 : KTVB-TV