科学検査:CBDオイルの使用でTHC陽性反応は出るのか?

CBDオイルを使用した人がTHCまたは大麻の検査で陽性となるかどうかを模索した第1部の研究では、以下の結論を引用しました。

「…消費者が高品質で、十分に検査されたヘンプを元にした製品を一人分の標準的な量使用する場合、THCおよびTHC-COOHの検査で陽性になる可能性は極めて低いです。しかし、非常に高用量を摂取した場合は尿スクリーニング検査で陽性となる可能性がある(その後GC/MSによって正しくないと示される)ことを認識するのは重要です」

レソン氏その他が実施した付随研究では、THCの薬物スクリーニングで陽性となった被験者のTHC投与効果を調査し、より問題を掘り下げています。その発見とは何だったのでしょうか?第1部の発見と一致する点、またはその研究結果に矛盾する点は何だったのでしょうか?

最新の研究

レソン氏および同僚の最新研究には、過去にTHCに触れたことのない15人(女性10人、男性5人)の成人被験者が関わりました。被験者は、連続する40日間の期間、0.09mgから0.6mgのTHC投与量をオイル型で毎日一度与えられました。被験者の尿サンプルには、血中の非常に小さな物質量を測る方法である、ラジオイムノアッセイを使用したカンナビノイド用検査が行われました。

残念ながら、ラジオイムノアッセイは擬陽性を生み出す傾向があり、THC-COOHの存在を裏付けました。ラジオイムノアッセイの結果は、1日のオイル型のTHC摂取量が0.45mgまでの場合は、50 ng/mLのカットオフ値において陽性の結果が出ないことを示しています。1日の摂取量が0.6mgまで上がると、一人の被験者に“陽性”反応が出ました。15 ng/mLのより低いカットオフ値(一部の雇用主、警察および薬物治療プログラムで使用されている)では、19%の尿サンプルでTHCの“陽性”反応が出ています。

しかし、試験サンプル内の異なる物質を特定する分析法である、ガスクロマトグラフ質量分析法(GC-MS)によって分析されると、すべてのサンプルにTHC陽性反応は出ませんでした。その上、GC-MS法において得られた最も高い数値は5.2 ng/mLで、15 ng/mLよりずっと低いカットオフ値だったのです。

研究者は以下のように結論付けました。

「陽性反応が出た尿検体の定期的GC-MS確認を実施することは、CBDオイルによる尿検査の陽性確定を生み出すリスクを最小限に抑えるように見えます」

すなわちCBDを豊富に含んだCBDオイルを1日200mgから300mgより少ない量で消費し続ければ、確認の(そして最も重要な)GC-MS検査を通じてTHCの陽性反応がでる可能性は極めて低いです。従って、1日100mgから150mgより少ない量であれば、予備の免疫測定法検査で陽性の結果がでる可能性は非常に低いのです。

もう一つの注意点

CBD、THC、およびその他カンナビノイドは、シトクロムP450グループ(略:CYP)として知られる非常に重要な酵素群の亜綱と相互作用することが知られている、という警告があります。CBDはそれを代謝するとして知られているP450酵素を抑制することで知られており、これらの酵素の一部はTHC代謝、および60%の臨床的処方薬における肝代謝に関与しているのです。大麻およびCBDの同時投与は、長期的にみるとTHC値を大きく引き上げる可能性があります。

CBD濃縮物を高用量利用する医療大麻を使用する患者は、複合的な潜在的薬物間相互作用があることを覚えておくべきです。さらに、薬理遺伝学的問題もあります。すなわち、個人の遺伝的特徴が薬物代謝経路に違いをもたらす変動率です。この違いは薬物の治療効果および副作用にどのように個人が反応するかに影響します。従って、CYP450酵素システムにおける遺伝的違いが原因で、CBDが豊富なCBDオイルの消費により、THCの確認検査またはスクリーニングで潜在的“陽性反応”を起こす実際の摂取量は個人によって異なるのです。

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出典 : leafly