全身性エリテマトーデスを詳しく解説!CBDが示す治療薬の可能性

全身性エリテマトーデスはあまり聞き慣れない病気ですが、日本では膠原病の一つと言われることもある自己免疫疾患です。難病に指定されており、日本にも約6〜10万人の患者がいると推定されています。 日本だと漫画家のさかもと未明さん、海外だと人気歌手のセレーナ・ゴメスが罹患していることを公表していますし、故マイケル・ジャクソンも全身性エリテマトーデス患者だったそうです。海外では全身性エリテマトーデスの治療におけるCBDオイルや医療大麻の有効性が研究されているので、この記事では病気について、また治療の可能性についてまとめてみました。

1. 全身性エリテマトーデスってどんな病気?
①全身性エリテマトーデスの原因
②全身性エリテマトーデスの症状
③全身性エリテマトーデスにかかりやすい人
④全身性エリテマトーデスの治療
2. CBDと全身性エリテマトーデス
①CBDとは?
②全身性エリテマトーデスに対するCBDの効果
3. まとめ

1.全身性エリテマトーデスってどんな病気?

全身性エリテマトーデスは別名SLEとも呼ばれる自己免疫疾患で、免疫が自分の体を攻撃してしまうため関節や皮膚、臓器、 脳など全身に炎症が起こる病気です。現在、完治させるための治療薬はありません。

①全身性エリテマトーデスの原因

体内の免疫が過活動になるのに伴って血液中に抗核抗体という抗体が産出され、これが細胞の核にある物質と反応して免疫複合体を作り出します。この免疫複合体が、皮膚、関節、血管、腎臓などに沈着することで症状が引き起こされると考えられています。しかし何が直接的な病気の原因なのかはまだよく分かっていません。病気の誘因となりうるものとしては、紫外線、怪我、外科手術、妊娠・出産、特定の薬剤などが挙げられています。

②全身性エリテマトーデスの症状

全身の症状として、慢性痛、全身倦怠感、易疲労感、発熱、食欲不振などがみられるほか、大半の患者に関節症状・皮膚症状が現れます。

・皮膚の症状

もっとも特徴的なのは頬にできる赤い発疹で、その形状が蝶に似ているためバタフライ・ラッシュと呼ばれています。また真ん中を穴があいたような円形の紅斑(ディスコイド疹)や、手足にしもやけのような発疹ができます。

・日光過敏症

紫外線を浴びた後に、赤い発疹、水ぶくれ、発熱などの症状が出る人がいます。これがきっかけで病気が発覚することもあります。

・脱毛

髪の量が減ったり、円形脱毛のように部分的に髪が抜けたりします。髪の毛が痛みやすくなることも多いです。ディスコイド疹が頭にできると脱毛が治らないことが多いので、早めの治療が必要です。

・関節の症状

手指が腫れて痛みを伴う関節炎になります。

・臓器の症状

患者によって出る症状が違ったり、複数を併発したり、あるいは全く臓器に症状が出ない人もいます。特に腎臓(ループス腎炎)や、心臓、肺、消化器官などに症状が起こると、重篤な障害になることもあるので、注意しなければなりません。

・中枢神経の症状

うつ、妄想などの精神症状や、けいれん、脳血管障害までさまざまな精神神経症状が起こります。SLEの中でも重篤な症状の一つです。

③全身性エリテマトーデスにかかりやすい人

何歳からでも発症しますが、男性よりは女性がかかりやすく、男女比は1対10となっています。20〜40代の女性に多い病気です。必ずしも遺伝する病気ではありませんが、家族に自己免疫疾患を患っている人がいる場合SLEを発症する確率は高くなると言われています。

④全身性エリテマトーデスの治療

現在行われている治療は免疫の働きや炎症を抑える方法で、主にステロイドを用いた治療薬が使用されています。またその他症状に対処する治療も行われます。

・副腎皮質ステロイド

副腎皮質ステロイドとは、腎臓の上にある副腎皮質という場所から出ているホルモンを化学的に作ったステロイド剤で、代表的なものにプレドニゾロンがあります。投与量は患者の重症度によって異なります。

・ステロイドパルス療法

副腎皮質ステロイドを点滴で投与する治療法で、重症度の高い患者に対して使用されます。

ステロイド治療で効果が得られない場合は、免疫抑制薬を併用します。軽症の場合はステロイド治療で十分な効果が得られます。しかし、ステロイドには消化性潰瘍、糖尿病、骨粗しょう症などの副作用があります。

2. CBDと全身性エリテマトーデス

海外では全身性エリテマトーデスの治療におけるCBDの有効性を探る研究が行われています。

①CBDとは

CBD(カンナビジオール)は大麻やヘンプに80以上含まれるカンナビノイドと呼ばれる成分の一種です。精神活性効果が有名なTHC(テトラヒドロカンナビノール)とは違って、精神活性作用はありません。CBDには抗発作作用、鎮痛作用、抗不安作用、抗酸化作用、神経保護作用などさまざまな健康効果があることが分かっており、現在世界中で研究が進められています。また重度の副作用は報告されていません。

②全身性エリテマトーデスに対するCBDの効果

全身性エリテマトーデスは自己免疫疾患の一種ですが、人間の体内には免疫反応を司るエンドカンナビノイドシステム(ECS)というものがあります。ECSは免疫反応だけでなく、疼痛、食欲、睡眠、気分などの生理機能を調節しており、エンドカンナビノイドとカンナビノイド受容体から成るネットワークで構成されています。CBDはこのエンドカンナビノイドシステムに作用することで、崩れたバランスを調節してくれると考えられています。免疫反応を過剰になっているSLEでも、CBDが効果を示す可能性があるとして研究が進められています。

またSLEの主な症状は痛みと炎症です。CBDに鎮痛効果と抗炎症作用があることは研究で立証されているので、SLEの症状を効果的に抑えることができると言われています。また吐き気や腹痛の訴えた患者の症状には効果があったことが報告されています。

全身性エリテマトーデスは、イリノイ州、ハワイ州、ニューハンプシャー州など複数の州で医療大麻の適応疾患となっています。

3.まとめ

全身性エリテマトーデスは、人気歌手のセレーナ・ゴメスが患っていることで知りました。セレーナはこの病気のために活動を一時停止せざるを得ないほどでしたし、今年の夏に腎臓移植手術を受けたことも話題となっていました。腎臓移植を受けたということは、おそらくループス腎炎を発症して深刻な状態だったのでしょう。慢性的な痛みを伴う疾患とともに生活していく大変さは、健常者には想像しきれない部分がありますが、副作用の少ないCBDを用いた緩和ケアなどで少しでも生きやすくなればいいなぁと思います。そして今後、完治させる治療法の研究がますます進むといいですね。

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