「癌の痛みが激減する!」「自閉症やてんかんの発作がなくなる!」と、その驚異の効能が話題の「CBDオイル」。このCBDの効能についての様々な情報が錯綜していますが、「どれが正しい情報なのかわからない」「何を選んだらいいのか、購入する際のチェックポイントが知りたい」「購入しても法的に大丈夫なんですよね?」といった疑問をよく聞きます。そうした方々に、安心してCBDオイルをお選びいただけるよう、優良な情報をまとめてみました。

そもそもCBDって何ですか?CBDオイルの原材料は?

様々な効能を持つと話題のCBDオイル。名前は聞くけれど、それが何なのか、何から作られているものなのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
簡単に言うと、CBDオイルとは、大麻草に含まれる有効成分カンナビノイドの一種、カンナビジオールのこと。このCannabidiolの略称がCBDです。この成分、CBDを大麻草から抽出し、ベースオイルや、テルペンや脂肪酸といったその他成分と配合したものが、一般的にCBDオイルと呼ばれるものです。

大麻草が原料なら、ハイになってしまうのでしょうか?

まず「ハイになる」ということ、いわゆる「向精神作用」についてご説明します。大麻草というと、この向精神性を連想される方も多いのではないでしょうか。この向精神作用を起こすのが「THC」という成分です。CBD同様、このTHCも、前述した「大麻草に含まれる有効成分カンナビノイド」の一種なのです。意外かもしれませんが、この日本でも、大麻草をベースとする製品が全面禁止なわけではありません。日本の法律では「THCが3%未満」であると証明されれば、向精神性が起こるとは考えられないので、違法ではないのです。ですから、通常の海外正規輸入を通して流通しているCBDオイルの場合、日本の検疫がさきの「THC含有量」を厳しくチェックしておりますので、向精神作用はございません。

CBDオイルは本当に合法?購入しても大丈夫?

前述したように、通常の海外正規輸入を通して流通しているCBDオイルは、日本の検疫による厳しい成分チェックを通っているはずです。あくまでも正規輸入であれば、もれなくTHCは3%以下という証明がされますので、製品としてきちんと認可され輸入されています。正規輸入品をお買い上げいただくことは、法的に全く問題はございません。

なぜCBDオイルが効能を発揮するのでしょうか。

CBDの効能として知られているのは、抗不安、抗炎症、抗痙攣、抗癌、制吐、抗菌、神経保護などの効能です。その成分自体に効能があるということは、端的にいうと、私たちの身体システムがCBDやTHCなどの「カンナビノイド類」を受容できるからに他なりません。
実は私たちの体内にも、もともとこのカンナビノイド類が存在しています。免疫細胞や神経細胞、意外なところで母乳などにも、カンナビノイドが作られているのです。これを内因性カンナビノイド(エンド・カンナビノイド)と言います。
作られているだけではなく、それをまた受容する「カンナビノイド受容体」も、人体に備わっています。体内で生成され、それを受容する、このシステムを「エンド・カンナビノイド・システム(内因性カンナビノイド・システム)」と呼んでいます。このシステムによって、私たちの身体のホメオスタシス(恒常性)が維持され、健康を保つことができるわけです。

体内でうまく生成されていないカンナビノイドを、外からCBDオイルで補おう

このように、私たちの体内でカンナビノイドは作られているのですが、加齢や病気などにより、この内因性カンナビノイドがうまく生成されない事態も起こります。これを「カンナビノイド欠乏症」と言います。このカンナビノイド欠乏症により、恒常性のバランスが崩れ、健康を維持できなくなってしまいます。そこで、中で欠乏しているものを、外から補給しようという時に、CBDオイルが効能を発揮するというわけです。

注意!CBD成分だけでは限界!業界の常識「単一CBD成分の釣鐘状用量反応」とは?

「CBDが様々な効能を持つのはわかった。じゃあ、純度の高いCBDだけを摂ろう」と思って、CBD成分だけに着目している方、ご注意ください。
「単一CBD成分の釣鐘状用量反応」という現象をご存知でしょうか。CBD研究のメッカであるイスラエル・ヘブライ大学が発見したこの現象は、全世界のCBD業界関係者が知っていなくてはおかしい常識中の常識です。
まったくのCBDだけ、つまり「単一CBD」を摂取したとします。量を増やせば増やすほど、効能もどんどん上がります。ですが、ある一定の量を超えた時点で、なんと、効能はどんどん下がっていくのです。

まるで釣り鐘を描くように、曲線が上がって、下がっていくのがお分かりになりますね。
つまり、いくら純度が高くても、CBDだけの成分では効能に限界があるというわけです。

CBDオイルには「+α」が不可欠・・・重要なのは「アントラージュ効果」

しかし、別のなにか、つまり「+α」をすることで、この「釣鐘状用量反応」を打破することができるということを、ヘブライ大学の研究者たちは突き止めました。このαこそ、「植物エキス」なのです。
細かく言うとこの「植物エキス」に含まれている、フラボノイドやCBD以外のカンナビノイド類、そして何といってもテルペン類が、CBDの限界を超えさせてくれるというわけです。単一CBDにこうした植物エキスの成分を数多く配合することで、グラフは下がることなく上がっていく、つまり限界があったCBDの効能は、より高まるという現象が起きるのです。

Hemplucid社HPより:
“CBD Isolate vs Whole Plant CBD(単一CBDアイソレート vs 全植物エキス型CBD)”
(Chase Hudson March 31, 2017)
「植物エキス型CBDはテルペンや脂肪酸により自然の効果が望める」「単一CBDの場合は、自然が持つシナジー効果(相互作用)が起こらない」と解説。

全植物エキス型CBD

植物をまるごと用いることで、葉の表面の毛状突起にあるカンナビノイド類が互いに相乗作用します。
大麻草の茎と花。
抽出されたCBDにはテルペン類や酸が含まれています。
hemplucisをお使いいただくと、こうした自然のパワーをお客様に感じていただけることでしょう。

CBDアイソレート

植物におけるその他成分からCBDを分離すると、結晶化された成分となる。このCBDクリスタルは一見、植物から科学的に生成されたように見える。自然な相乗効果作用は失われている。

このCBDの不思議な現象を「アントラージュ効果」と言います。「アントラージュ」とは、フランス語で「取り巻き」のこと。CBDの周りにCBGやCBC、フラボノイド、そしてリモネンやピネンなどの「取り巻き」がいることで、CBDはパワーアップする、というわけです。ですから、海外で医療グレードのレベルのCBDオイルを製造している大会社の製品には、必ずアントラージュ現象を見込んで、さまざまな植物成分が配合されているわけです。

「CBD高濃度」を標榜する製品にご注意を

➀カンナビジオールの効能は「その他成分」あってこそ。アントラージュ効果をご存知ですか?

先述したように、CBDオイルを選ぶときは、「アントラージュ効果」を念頭に置いて、「CBD+α」の製品を選びましょう。効能を期待したいのであれば、なおさらです。CBDはもちろん、「その他成分」が何なのかに注目するのが賢いCBDの選び方です。中にはこの「その他成分」をイコール「不純物」として見なしている販売者も見られ、片腹痛い限りです。もちろん「不純物」として、重金属や農薬、殺虫剤といった残留物もあります。しかし、「その他の植物成分」と「不純物」は別個に分けて考える話で、重金属や有毒残留物等は、常識的にそれぞれ個別に第三者試験機関でチェックするべき項目です。

➁「粉+油」でアントラージュ効果が望めるか?

業界人の常識、「アントラージュ効果」を無視して、粉末CBDを油に混ぜたものを「高濃度CBD」として販売している業者が横行していますが、単一CBDの用量反応という業界の定石をご存知でないようで、国内のCBD販売業界ではこれを笑止の沙汰として、現段階では生ぬるく静観しているようです。この某社が謳う「粉末の高純度CBD」は、察するにいわゆる「アイソレート」「クリスタル」と呼ばれるタイプのCBDだと推測されます。おそらくそれを何らかの油に溶かした(というより混ぜたもの。この粉末が油溶性であるのかも定かではないので)ものを、「高濃度CBD」としているのかと思われます。テルペン類、その他カンナビノイド類のない、「単一CBD+油」が、アントラージュ効果を発生させるに至るのか否か?・・・もはや語るまでもありませんね。

➂粉末CBDこそ加熱加工のたまもの

また、「ペースト状のCBDオイル製品は加熱して作られるため、CBDが変質・消滅している」とし、「粉+油」はペースト状に非ずということでCBDオイルは変形・消滅していないという宣布には、開いた口が塞がらず、拳骨を浴びたような気持ちになります。

CBDをアイソレートにするプロセスについては下記のサイトに詳細が記されています(※英語)。

CBD Crystallization Technique

上記サイトによると、最初の段階ですでに、

1. 華氏115度(摂氏40度前後)に加熱

とあり、その後は冷却と加熱を繰り返すことで、CBDオイルはアイソレート化されていくとのことです。つまり粉末CBDこそ、加熱加工の産物だということです。

➃「純度●●%」の表記で本当にチェックしてほしいこと

繰り返しますが、CBDの効能を最大限にするのは「+α」である植物エキスの存在です。ですから、CBDオイルを選ぶとき、「純度」を求めることと、「効能」を求めることは別のことになります。例えば、ブラジルやメキシコで「医療」として認可されたCBDオイルを製造するヘンプメッズ社は、メディカルグレード製品としてペースト状のものを作っており、てんかん患者やパーキンソン病患者の方々に広く使われています。この製品ラインでは、レーベルによっては欧州産の低THC大麻草を絞った生のエキスを最新鋭の技術で抽出し、非加熱のCBDであるCBDa(カンナビジオール酸)を配合しています。生エキスですので、自然の植物が含むテルペン類もたっぷり入っており、アントラージュ効果による効能を狙った処方がなされているのがお分かりになると思います。

What is in CBD Hemp Oil? And why full-spectrum hemp oil is so important

ヘンプメッズ社:
「なぜフルスペクトラム(植物まるごとを使ったエキス)なオイルであることが重要なのか」
単一CBDでは効果が得られないので、植物全体を使って他のカンナビノイド類やテルペン類がたくさん入ったオイルでアントラージュ効果を得なければ意味がないことに言及。

また、欧州大手CBD会社のエンドカ社も同様に、テルペン類やカンナビノイド類をバランスよく配合した処方でアントラージュ効果の効能を見込んだブレンドを作っています。

Is your CBD oil pure? Would synthetic CBD be better?

Endoca社HPより:
「あなたのCBDはピュア?合成CBDのほうがいい?」
CBDオイルの選び方の中で、植物エキス型CBDのシナジー作用(アントラージュ効果)について言及。
This is by no means the first time that whole plant extracts have been found to be more effective for medicinal use than extracts or synthesized medicines that use only one component. This phenomenon can be explained by the interaction of various ingredients in a herb or whole plant that create a synergistic effect. That is to say, a combination of ingredients is often more effective than any given ingredient on its own.
言うまでもなく、植物エキスは、単一成分のものよりも医学的効能に優れていることが分かったのです。この現象については、ハーブやその他植物に含まれる様々な成分が互いに働きかけ合うことで、相互相乗効果を生み出しているからです。つまり、どんな単一成分よりも、様々な成分の組み合わせのほうが効果的であるということなのです。

CBD Extract vs. Synthetic CBD

Endoca社HPより:
「イスラエルの最新の研究で、単一CBDよりも植物エキス型CBDのほうが効能に優れていることが報告されている」

さらにベースとなるオイルにも、注目してみましょう。殆どのCBDオイルは、同じヘンプ由来のヘンプシードオイルをベースにしており、リノール酸やαリノレン酸が入っております。ブルーバード・ボタニカルズ社のように、自閉症児のためにオリーブオイルをベースにしたものもあります(※注:ヘンプシードオイルが含有するシュウ酸が、自閉症児の発作を誘発することがあるため)。

某社では「CBDオイルはαリノレン酸やγリノレン酸が豊富なので動脈硬化に効能がある」としておりますが、リノレン酸があるのはヘンプシードオイルであり、オリーブオイルにはリノレン酸は1~3%程度しか含まれておりません。「CBDオイル=リノレン酸」というのは暴論はなはだしく、この某社製品がリノレン酸を引き合いにして動脈硬化への効能を謳っているのであれば、当然この製品のベースオイルはオリーブオイルであるはずはないと考えられます。しかし不思議なことに、この某社、CBD成分以外のベースオイルが何かを明かしておらず、「オリーブオイルの様な風味」だそうです。

CBDオイルでの疾病改善例

さまざまな効能を持つCBDオイル。どのような病気に効能が期待できるのでしょうか。世界で発信されているCBDオイルの効能のようすを見つけてみました。

● 自閉症


CBDオイル投与のビフォーアフター。1:20~投与後の落ち着いて集中力がある様子がわかる。

● パーキンソン病


1:07~1:24 パーキンソン病特有の睡眠行動障害
1:47~1:56 カンナビジオール投与により安眠

● 癲癇(てんかん)


CBSニュースより、癲癇の子どもがヘンプメッズ社CBDオイルにより症状が劇的に改善した例

● 関節炎


CBDオイル摂取により関節炎が良くなったというインタビュー。痛みがおさまり、以前よりエネルギッシュになったとのこと。

● ペット


歩けなかった愛犬がCBDオイルによって、歩くようになったというレポート。

● 癌


癌治療の痛みにCBDが効能を発揮したというレポート。