住む場所によって異なるCBDオイルの合法性

CBDオイルは、筋弛緩、一般的治療、不安軽減を求める医療患者、アスリート、消費者の間で人気上昇中です。しかしその法的地位は非常に紛らわしいままです。特に去る12月に米国麻薬取締局(DEA)がCBDに関する規定を発表してからです。その規定でDEAは、CBDを含むすべての大麻抽出物はスケジュールIと判断されると繰り返しました。規制薬物を管理する国連条約と米国法の整合性をとるために、規定の明白化が必要だったと局は話しています。

DEAはCBDを違法だと考えているが、それでも全国の販売店およびオンラインで入手可能である

しかしDEAによる解明は消費者、CBD製造者および販売者に混乱を引き起こしただけです。そしてヘンプおよびCBDオイル生産者協会によって即座に法廷で異議を申し立てられました。最近、DEAは解明に対する釈明を発行しました。そこには以下のことが明白に定義されています。

「テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビノール(CBN)およびカンナビジオール(CBD)などのカンナビノイドは、CSAの大麻定義に入る花頂、樹脂、葉などの大麻の一部に含まれている」

その一方で、CBD法は州によって異なります。連邦法の元にDEAがCBDを違法だと考える一方で、CBD製品は(その一部にはそれほどCBDが含まれていないかもしれませんが)国中の健康補助食品店およびオーガニックフード店で販売され続けています。このアメリカにおける現状について分かりやすく調べました。

CBDは44つの州で合法的に認可されている

カンナビジオールまたはCBDは、大麻に含まれる数百の化合物のたった一つです。THCは多くの人が精神活性化するために求めるカンナビノイドです。対照的にCBDは中毒性がありません。医療大麻が合法である28つの州では、CBD製品は医療大麻と同様の法的保護に適用されています。

近年では16の州で、特定の受給資格のもとにCBD製品の使用および所持を合法化するCBDのみの法律が可決されました。しかし高濃度のTHCを含有する大麻製品は対象ではありません。このCBDのみの法律はしばし、てんかんおよび一部の神経痛、筋肉痛を持つ子供だけにCBD製品の合法的所持および使用を限定しています。

CBDを完全に違法としているのはたったの6州:アイダホ州、サウスダコタ州、ネブラスカ州、カンザス州、インディアナ州、ウェストヴァージニア州

CBDが法的保護を適用される州であっても、CBDは連邦政府的に違法だとDEAは考えています。たったの6州、アイダホ州、サウスダコタ州、ネブラスカ州、カンザス州、インディアナ州、ウェストヴァージニア州では、CBDを含む大麻草のいかなる部位も違法だと考えられています。CBDのみの法律を持つほとんどの州では所持を認可していますが、認可された大麻薬局、自宅での栽培、またはその他供給インフラを許可していません。言い換えると、登録された患者は所有および使用することはできますが、合法的に入手することはできないのです。

例えばジョージア州の議会は、発作性疾患および多発性硬化症など特定の病気を持つ患者に対して20オンスまでのCBDの合法的所持を認める法律を2015年に可決させました。しかし法律はいかなる供給インフラも定めなかったため、認可された大麻薬局もしくは生産者は存在しないのです。最近ジョージア州議会は、CBDオイルが5%以上のTHCを含有しない限り、アルツハイマー症、AIDS、自閉症、表皮水泡症、末梢神経障害およびトゥーレット症候群をCBDによって治療できる病気リストに追加する妥協法案を可決しました。

アラバマ州法はアラバマ大学の臨床試験計画を通じて限定的患者に対するCBDの所持を認めました。しかし州は、生産または流通に関する法的保護を築いていません。CBD法または医療大麻法を持たない6州では、CBDはいまだに論理上、逮捕によって懲罰される薬物なのです。しかしほとんどの警察にとってその優先順位は非常に低いようです。CBDオイル販売で逮捕された事例はわずかですし、所持のみで逮捕された例はありません。

実際のところCBD販売は所持よりも法的リスクが高いようです。DEAの優先順位は、主に営利的違反を懸念しているように見えます。ほとんどの事例は、CBDのカートリッジを販売していたタバコ屋および大麻用ではない電子タバコ店で起きています。2015年、警察はミルウォーキー州近くの電子タバコ店からCBDカートリッジを押収しましたが、店長が逮捕または告訴されることはありませんでした(2014年の法律で、ウィスコンシン州において患者に対するCBDオイルの使用および所持は認可されましたが、販売は合法化されていません)。同じ年にフロリダ州中央部で警察は、CBD製品を販売していたとして地元のタバコ屋チェーン店の店長を逮捕しました。

法的な泥沼

DEAによるCBDに関する最近の規定は、市場を終わらせたでしょうか? 一言で言えば答えは「ノー」です。規定が発表された日、大麻弁護士のボブ・ホーバン氏がデンバー・ポスト紙に次のように語りました。

「破局が起こったわけではありません。しかし、これは非常に懸念されるDEAの動きです。規定がしようとしていることの意味は、すべてのカンナビノイドを規制薬物としてDEAが管理できるにするということです」

ヘンプ栽培者にとってDEAの規定は喜ばしくありませんでした。ホーバン氏は、DEAが制定された連邦政府のプロセス、つまりアメリカ連邦議会が規制薬物法に新たな物質を追加できるというプロセスに抵触しないと話します。2013年1月、DEAの規定に異議を申し立てるために、ヘンプ産業協会、RMH社、センチュリア・ナチュラルフーズ社がホーバン弁護団およびデンバーにある大麻法律事務所と協力しました。

ヘンプ産業協会(HIA)は米国の74つの農業および商業会社が会員となっている、カリフォルニア州にある国際的NPOです。RMH社はコロラド州のヘンプ生産者です。センチュリア・ナチュラルフーズ社は2014年にスタートしたヘンプ食品生産者です。企業は設立以降、前大統領候補のゲーリー・ジョンソン氏が持つネヴェダ州のカンナビス・サティヴァ株式会社の子会社であるハイ・ブランズ・インターナショナル株式会社を含む多くの会社とライセンス契約に参加しています。

企業連合は、DEAの影響よりもDEAが使用する手段に異議を唱えています。「DEAは法律を作ることができません」企業の業務担当社員であるボブ・ホーバン氏は先月Leaflyのインタビューでこう話しました。「それはアメリカ連邦議会によってのみ作られるからです」

DEAの規定が正当かどうかは意見が分かれています。DEA職員は、連邦広報書へのCBDの包含はほとんど後からの思いつきだったと主張します。DEA広報担当官ラス・ベイヤー氏は、CBDは常に違法だったと言います。ベイヤー氏はLeaflyに、カンナビノイドは規制薬物だと語りました。「何が規制薬物を構成しているかに関するDEAの見解は一度も変わっていません」

大麻法改革全国委員会(NORML)の副理事であるポール・アルメンタノ氏は、この問題において特徴的でない立場を取っています。アルメンタノ氏はDEA側についています。

「DEAは、その薬物が経口摂取用であり、米国食品医薬品局によって薬物であると認められておらず、もしくは他の規制薬物に構造的または薬理学的に似ていない限り、いかなる物質も規制薬物として明確に記載する必要はないということを明白にしています」アルメンタノ氏はLeaflyに対してこう話しています。「このDEAによる規則制定の変化は、CBDをこれまで以上違法にするものではないのです」新しい規定は「行政的変化だった」アルメンタノ氏はと追加しました。「警察とは関係のないことです」

アルメンタノ氏は、CBDが連邦レベルで常に違法と扱われてきた裏付けとして、いくつかの証拠を指摘しました。アメリカ連邦議会はこれまでも、そして現在も規制薬物法からCBDを除外する法案を可決しようと試みています。CBDが既に合法であるなら、必要のないことのはずです。さらに規制薬物法自体もまた、連邦政府は明記されている薬物に化学的に似ている薬物を規制する権利がある、と指定しています。大麻政策および商法を専門とするノースカロライナ州の弁護士ロッド・カイト氏は、CBDの法的な技術的側面および判例法に踏み込んだ長文のブログ記事を数多く書いています。

CBDをヘンプから抽出することはできるのか?

物議を醸した2016年後半のDEAによる規定は、多くのCBD製造者がCBD源としている精神作用しない大麻品種ヘンプとCBDの関係についての議論に拍車をかけました。DEA広報担当官ベイヤー氏によると、CBD製品の合法性は、それがどこで調達されたかによります。

「CBDが大麻草の精神作用しない部位から派生しているなら、それは非規制薬物であるということです」とベイヤー氏は言います。経験則として、これはCBDを含有しうる全ヘンプ製品は合法だが、CBD単体テストの製品は合法ではないことを意味しています。従ってヘンプシードオイルは連邦的に合法なのです。しかしヘンプシードオイルは法的にはCBDオイルと同じものではありません。

ヘンプの法的な定義

2014年の農業法案は、認可された農業的実験計画における研究目的に限り、ヘンプ生産を合法化しました。これらの法案によると、ヘンプとは乾燥重量でTHCが0.3%未満の大麻のことを指します。従ってヘンプは技術的にはTHCをいくらか含有している可能性がありますが、あまりに少量なので精神作用があると全くみなされません。

2014年農業法はCBDについて触れていません。農務省の指導書が“もっぱら産業目的(繊維および種子)に限る”としているヘンプ繊維および種子のみについて触れています。ヘンプから抽出したCBDは合法であることを意味する可能性はありますが、ヘンプ繊維および種子からCBDを抽出するのが可能かどうかは食い違っています。

Project CBD社の共同設立者マーティン・リー氏はLeaflyに対し、ヘンプ繊維および種子は使用可能な量のカンナビノイドを含有しないと述べました。「カンナビノイドはヘンプシードからは抽出も圧搾もできません。CBDは花、葉、そして非常に少量であるが大麻草の茎から抽出することができます。ヘンプオイルの新興企業がヘンプシードおよび茎からCBDをとれると言うなら、信頼性に欠けますね」

手元にあるCBD製品にCBDは入っているのか?

おそらく入っているでしょうが、絶対と言うことはできません。第三者機関で成分検査を受けているCBDオイル製品を購入することが絶対条件です。皮肉なことに、ラベルに表示される通りのCBD内容量が入っていることを間違いなく確信できる州はたったの4つ、コロラド州、ワシントン州、オレゴン州およびアラスカ州だけです。これらの州では成人による大麻使用が合法で管理されています。何故なら認可された大麻販売店において入手できるCBD製品は、州が義務付けている純度および有効性を保証する臨床検査に合格しなければならないからです。実際のところ、最近アラスカ州で起こったように、製品が州による検査を受けていないと押収される傾向があります。成人による大麻使用ができる州では、すべてのCBD製品純度および有効性の検査を受けています。

これらの4州外では、消費者は製造者を信頼しなければなりません。時にそれは保証されていますが、そうでない場合もあります。2015年と2016年にFDAがいくつかのCBD製品を検査したところ、多くの製品に宣伝されているほどのCBDが含まれておらず、いくつかの製品においては全く入っていませんでした。(このFDAによる検査は単発のものでした。FDAはCBD製品を、いかなる病気または症状の予防、緩和および治療においても認可していません)

CBDを豊富に含むヘンプ製品のトップ調達源として売り込んでいるCBDRx社は、マーティン・リー氏にある程度賛同しています。ヨーロッパまたはカナダから輸入される産業グレードのヘンプは、有効とされる十分なカンナビノイドを含有していない可能性があるが、CBDRx社が特別に工作したヘンプ株は含有している、とCBDRx社の代表は言います。CEOティム・ゴードン氏は、DEAの規定は主に行政上のもので、警察とは関係がない、と言うNORMLのアルメンタノ氏に賛同しました。
CBDRx社は産業用ヘンプの茎および種子ではなく、ヘンプの花からCBDを抽出しています。CBDRx社はCBDを高濃度含む特別に工作したヘンプを栽培しており、従来の産業ヘンプとは異なるやり方で栽培されている、と会社役員は話します。

CBDは全国で引き続き販売中

いくつかのCBD製造者は連邦による報復を恐れて公に話そうとしませんが、最近、大麻用ではない販売店に製品を販売する際にトラブルがあったと話しています。1月、シアトルのセントラル・コープ店はDEAの規定を受けて、CBD製品を店頭から除外しました。その一方で、CBDは全国の多くの健康補助食品店およびオンラインショップで入手することができます。一部の人がトラブルを抱える一方で、CBDおよびヘンプをめぐる騒動はDEAにおいて裏目に出たと言う人もいます。

CBDRx社の販売部長プレストン・ウィトフィールド氏は、CBDRx社のCBDへの関心はテキサス州を除くすべての場所で実際増加したと話します。それでも、この混乱によって一部のCBDまたはヘンプ生産者は、どのように製品を市場に出すかより慎重になるだろうとウィトフィールド氏は予測しています。

「我々は多くの異なる企業が参入してくるのを見ていますし、特定の関心および分野に供給するのも見ています。特にプロスポーツ業界、フルコンタクト・スポーツ、総合格闘技、調整を望むアスリートから大きな関心を得ています」

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出典 : leafly