CBD(カンナビジオール)とてんかん

カンナビジオールとてんかんとの関係

最近になりカンナビジオールとてんかんの関係性に注目が集まっていますが、実は1881年もの昔から、大麻草ならびにその同品種の抗てんかん作用について論じられてきています。

今日では、近い将来にてんかん治療薬として、カンナビジオール(CBD)を含む医薬品を安全に服用できる可能性が着々と広がっているのは事実です。ますます増えているのが、両親が子供の発作性疾患の治療のためにCBDを用いるという報告です。こうした発作治療へのカンナビノイド投与は未知の段階にありますが、よく知られるTHC分子のほうは発作性疾患児童への作用が研究されてきています。てんかんにおける、初期のカンナビノイド治験と発見事例は有望な結果になると思います。

痛みを和らげ、「酩酊状態」にもならず、THCとは違って受容体にも作用しないため、CBDはTHCよりも一般化しつつあります。FDA(アメリカ食品医薬品局)はCBDについての新たな治験を認可しているものの、この薬品がどのような作用があるのかは今とのころはっきりしてはいません。CBDの作用を完全に説明でき得る分子メカニズムは、未だに現れていないのです。しかしながら、NY大学にて行われた近年の会議である医師が次のように発言しています。「医師が扱うのは分子メカニズムではなく人間だ」

CBDオイルとは

CBDはカンナビスに含まれるカンナビノイドの一種である、カンナビジオールの略称です。カンナビノイドの中で、古くから有名だったのは向精神性があり違法ドラッグとして多くの国で禁止されているテトラヒドロカンナビノール(THC)ですが、このCBDには向精神性はありません。

カンナビノイドには、CBDやTHCの他にカンナビゲール(CBG)、カンナビクロメン(CBC)、およびカンナビトラン(CBT)など、同定されて異なものも含めると、80種類から104種類以上があるともいわれており、まだ正確に同定されていません。

いずれも、アルツハイマー病、PTSD、てんかん、癌、うつ病、不眠、慢性疼痛、不安、精神病性障害、炎症など様々な症状に効果があると注目されている成分です。その中でも、特にCBDは通常の薬物療法では治療することができなかった難治性のてんかんの発作を抑えたことで一躍注目を浴びるようになりました。

CBDのてんかんの治療効果について

こうしたCBDの効果を立証するために、まことしやかにささやかれている2つの理論があります。この2つの理論は部分的ではありますが、CBDが人体に対し、どう働きかけているのかを説明できるかもしれないということです。ひとつめの理論は、CBDが海馬において役割を果たしているという説です。海馬は、情報交換のための脳の中枢です。てんかんは、この情報交換機能が損傷しているために起こる疾患です。ふたつめの理論は、カンナビノイドがNMDA受容体というタンパク質を通ることで、保護作用を起こすというものです。NMDA受容体は、記憶や学習に主な役割を果たし、カンナビノイドはその相互作用において別個のまたは「特別な」リガンドとなるのかもしれません。

シャーロットの贈り物

CBDオイルのてんかんに対する治療効果を世界中に知らしめたのは、シャーロット・フィジーちゃんとその家族が始まりでした。

シャーロットちゃんは、2歳のころに突然頻繁な発作を起こすようになり、難治性のてんかんの一つであるドラベ症候群であると診断されました。ドラベ症候群は重度の発作を引き起こす小児発症性てんかんで、頻繁な発作が脳を損傷し、多くの場合、発達障害や言語障害、運動障害などを引き起こします。通常のてんかん薬はほとんど効果がなく、ひどい場合は死亡するケースも少なくない深刻な病気です。

ドラベ症候群と診断された後、シャーロットちゃんはさまざまなてんかんの薬を試しましたが、発作が治まらないばかりか、強い薬の中には、深刻な副作用をもたらす場合もありました。症状は徐々に悪化し、5歳のころには、1週間に300回にもおよぶ発作に苦しんでいました。度重なる発作により脳がダメージを受けたために、シャーロットちゃんの身体機能は低下し、ついには食べたり、歩いたり、話したりなどといった日常生活が送れなくなってしまいました。

打つ手がなくなったシャーロットちゃんの両親は、THCの含量が低く、CBDを多く含むカンナビスによりてんかんの発作を制御できた、カリフォルニアの少年の話を聞きました。またCBDにより、発作の原因となる脳の電気的活性を低下させることができることが、研究により明らかにされたことについても知りました。

そして、子どもに対する医療マリファナの影響については十分に明らかにはされていなかったものの、シャーロットちゃんの両親は、ついにシャーロットちゃんに大麻オイルを試すことを決意しました。医療マリファナのプログラムに登録して治療を受けるためには、2人の医師の支持が必要でした。しかし、子どものころからマリファナを喫煙すると、脳の発達が妨げられ、知能が低下する、脳卒中のリスクが高くなる、精神病の罹患率が高くなるなどの問題があることから、多くの医師は、シャーロットちゃんの治療にマリファナを使用することを支持しませんでした。

最終的には、シャーロットちゃんには、マリファナ以外に治療の手段がないことを知って、マーガレット・ゲディ博士とアラン・シャケルフォード博士がマリファナの使用を支持してくれました。

カンナビスは、THCを多く含むインディカ種と、THCの含有量が低くCBDを多く含むサティバ種の二つに大別できます。最初、シャーロットちゃんの両親は、THCの含量が低く、CBDを多く含むR4という株のカンナビスを購入し、濃縮オイルを作って、少量ずつシャーロットちゃんに与えました。結果は期待以上の驚くべきもので、シャーロットちゃんの発作の間隔は、1時間、2時間と長くなってゆき、ついには7日間のあいだ一度も発作を起こすことなく過ごすことができました。

最初に購入したカンナビスがなくなると、シャーロットちゃんの両親は、コロラド州で医療マリファナを栽培しているスタンレイ兄弟に頼み、THCが少なくCBDが多いCBDオイルを継続的に手に入れることができるようになりました。

CBDオイルを飲むようになってからは、シャーロットちゃんの発作は劇的に減少し、月に数回、睡眠中に発作を起こすだけになりました。脳の機能も目覚ましい速さで回復し、しゃべったり、食べたり、歩いたりできるようになっただけでなく、今では、乗馬や、ダンスなどもしているそうです。

シャーロットちゃんのために開発された、THC含有量が0.5%、CBD含有量が17%の高濃度のCBDオイルは、「シャーロッツ・ウェブ」という名前で市販されており、てんかんをはじめとする、多くの病気の子どもたちを救っています。

日本で発売されているメディカルグレードのCBDオイルで一番近いのはヘンプメッズ社のRSHO・CBDオイル™ 【ブルー・レーベル】1700mg。

CBDのてんかんの治療効果に関する研究

近年、CBDがてんかんの発作の制御に有効であることが注目されており、その効果を明らかにするための研究が行われています。

2~18歳のドラベ症候群の患者120人に、14週間にわたりカンナビジオールまたはプラセボ偽薬のいずれかを経口投与した研究では、CBD投与群は突き当りの平均の発作回数が12.4回から5.9回に減少したのに対し、プラセボ偽薬投与群では、突き当りの平均発作回数は14.9回から14.1回に減少しただけでした。しかしながら、プラセボ偽薬群で患者の4/3に、CBD群ではほとんどの患者(93%)に、疲労、食欲不振、嘔吐、下痢などの副作用が見られ、CBD群では9人、プラセボ偽薬群では3人が実験を継続することができませんでした。

また、ネーションワイド・チルドレンズ病院で、ドラベ症候群と同様に難治性のてんかんの一つである、レノックス・ガストー症候群(LGS)の患者225人に対して行われた研究では、LGS患者の失立発作は、プラセボ偽薬を投与したグループに比べて、CBDを投与したグループでは発作が顕著に減少したことが明らかにされました。さらに、CBDを体重当たり1kgあたり10mg服用したグループと比較して、20mg服用で発作の減少が顕著であったことが示されました。この研究グループは、米国食品医薬局(FDA)にLGS患者の治療薬として、CBDを申請することを検討しています(2017年現在)。
今後、さらに、CBDを用いたてんかんに関する臨床試験が行われると、CBDのてんかん治療薬としての可能性がさらに広がることが期待されます。

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