CBDオイルにも含まれている「ヘリクリサム」の効能

癒しの精油としても人気の高いヘリクリサムが持つ効果・効能について詳しく解説します。

ヨーロッパでは古くから治療目的で用いられてきたヘリクリサムが持つと言われている細胞再生作用、抗炎症作用、血流の改善、免疫力アップ、抗菌作用など数多くの作用や、ヘリクリサムの使い方などを説明します。

ヘリクリサムの効能

ヘリクリサム(イモーテル)は、解毒を促し、細胞の成長を促進させ、体の各器官機能を活性化させる作用があることから、ヨーロッパでは古くから治療目的で用いられてきました。

ここでは、ヘリクリサム(イモーテル)に具体的にどのような効能があるのかご紹介しましょう。

①細胞再生作用

ヘリクリサム(イモーテル)には、細胞分裂を促進し新陳代謝を高める作用があるため、細胞を若々しく保ち、体の各器官を活性化させる効果があります。

特に、肌に対する再生力が高く、スキンケアの場でも多く用いられており、あざや傷の治療、老化肌の改善に効果的です。また、床ずれの治療に用いられることもあります。ヘリクリサム(イモーテル)のエッセンシャルオイルは激が少なく、敏感肌の方でも使用できる、スキンケアには最適のエッセンシャルオイルの一つです。

永遠という意味のエバーラスティングと言う名の響きも良いため、エッセンシャルオイルとして使用されるだけでなく美容液などの化粧品に含まれることもあります。

②消炎効果

ヘリクリサム(イモーテル)には、抗炎症作用がありニキビや水虫・カンジダなどの真菌性皮膚炎の予防や改善に有効です。また、アレルギー性の皮膚の炎症に対しても効果が期待されています。

関節や筋肉の痛みや打撲などを抑える効果があります。日本アロマセラピー学会では、2008年に打撲、あざ、皮下出血が改善したとする5つの症例も報告されています。

③血流の改善

ヘリクリサム(イモーテル)は動脈血の循環を良くして血液凝固阻止や血腫抑制に効果があるため、血腫や静脈瘤の治療や血栓性静脈炎の予防に有効です。また、冷え症にも有効な他、アレルギー症状の緩和、くしゃみ、湿疹、鼻カタルなどにも効果的です。

東洋医学でも、体の血液や気の流れをスムーズにしてくれると考えられており、気の滞りが原因で起こる、頭痛・偏頭痛・筋肉痛・神経痛などに効きます。

④免疫力アップ

ヘリクリサム(イモーテル)は内分泌系(ホルモン系)に働きかけて免疫力を高めるために、アレルギーや気管支炎、ぜんそくなどの症状の改善や、感染症予防にも有効です。また免疫系の活性化すえて、抗菌作用があるので、水虫やカンジダの症状を改善させる効果があります。

⑤抗菌作用および抗ウィルス作用

ヘリクリサム(イモーテル)には、抗菌作用および抗ウィルス作用があり、感染症の予防に効果があるほか、虫刺されなどにも用いられています。

また、去痰作用もあり風邪や、慢性的な咳などの呼吸疾患などを緩和させる効果もあります。

⑥心への効能

ヘリクリサム(イモーテル)は、最も癒しの力があるエッセンシャルオイルと言われており、ストレス、怒りなどを鎮め、心穏やかにさせてくれる効果も持っています。過剰なストレスや緊張を緩和させ、神経をリラックスさせます。

また、うつ症状にも効果があり、抑鬱感や精神衰弱、無気力、ストレス、精神疲労などの緩和にも有効です。

ヘリクリサムはどんな症状に効くか?

ヨーロッパでは、昔から、ぜんそく、関節炎、頭痛などの治療薬として用いられてきました。

現在では、下記に示すとおり、心身ともに様々な症状に効果があることが明らかとなっており、幅広い用途で用いられています。

ヘリクリサム(イモーテル)の効能

  • 抑鬱感
  • 精神衰弱
  • しもやけ
  • 打ち身
  • 打撲
  • むくみ
  • ニキビ
  • 瘢痕(はんこん)
  • ストレス
  • 不安
  • 怒りの制御
  • リンパ排出
  • 血腫
  • 静脈瘤
  • 聴覚
  • 胆のう感染
  • 循環機能不全
  • 出血
  • 肝臓細胞の解毒と機能刺激
  • 感染症
  • 頭痛・偏頭痛
  • 筋肉痛
  • など

ヘリクリサムの使用方法

古来ヨーロッパでは、ヘリクリサム(イモーテル)は代替医療品として広く使用されてきました。現在、ヘリクリサム(イモーテル)のがどのように使われているのかをご紹介します。

ヘリクリサム(イモーテル)は、煎じて飲むこともありますが、現在はエッセンシャルオイルとして抽出されたものを用いる場合が多いです。また、化粧品や、芳香浴、入浴、スキンケア、ヘアケア、トリートメントなどに、添加されているものもあります。

ヘリクリサム(イモーテル)のエッセンシャルオイルは、薄めずに直接塗ることができます。酷使した筋肉の炎症を鎮め、痛みを抑える作用があるので、スポーツ後のマッサージにも大変有効です。ゼラニウム、クラリセージ、ローズ、ラベンダーなど、スパイス系オイルや柑橘系オイルとブレンドして用いることもあります。

その他、空気中に散布(ディフューズ)したり、食品として認可されているものについては、栄養補助食品として飲み物や食べ物に入れたりすることもできます。疲れているときなどは、洗面器にお湯を入れヘリクリサム(イモーテル)のエッセンシャルオイルを1滴入れて、15分くらいつかると足の筋肉や手のコリを和らげてくれます。

使い方の基本は他のエッセンシャルオイルと共通していますが、できればパッチテストをしてから使用しましょう。先ほど、ヘリクリサム(イモーテル)は刺激が弱く敏感肌の人も使用できると書きましたが、まれにヘリクリサム(イモーテル)により、炎症を起こす場合があります。

ヘンプナビで購入できるCBDオイルにはヘリクリサムが配合されており、カンナビジオールなどの効果に加えて、ヘリクリサム成分がもつ効能や効果などをよりよく発揮してくれることが期待されています。