こんにちは!
CBDオイルの源であるヘンプの美術史第2弾は、スペインの所蔵品です。といってもスペインのものじゃありません。古代ローマ時代のレリーフです。前回に引き続き、イタリア美術ですね。
ローマンコピーって言われるもので、いわゆる「写し」です。もともとは古代ギリシャに作られたものを、ローマ時代に模造したものを指します。
「えっ、パクリじゃんよ!」
と言われればその通り。まるパクリです、ええ。
1000年経ったら立派に美術館に飾られてるんですから、パクリも時間次第で名品になっちゃうんですよ!
ヘンプの花を持つ女
所蔵はスペインはマドリードのプラド美術館です。僕は行ったことありますが、ベラスケスの裸体画に目を奪われ過ぎて、このレリーフについては全く記憶にございません(笑)

『マイナスの踊り』(120~140年)120年に制作って…1900年前くらい?
この女性が持っている植物が
「ヘンプの花穂では?」
と言われているそう。
ヘンプの効力=神秘?
ワインの神様にバッカスっていますよね。

↑わかりやすいイメージとして、カラヴァッジオのバッカス
このバッカスを崇拝する女性信者がこのマイナスで、いわゆる酔っ払い女。「狂暴で理性を失った女性」として知られるそうです。
バッカスは泥酔の神様なので、その魔法でこのマイナスのように人は熱狂状態になってしまうそう。もしかしたらこの酩酊状態が、ヘンプにつながったのか?とも思えなくないですね。何にしてもヘンプの効力が神秘と見なされていたことが考えられますね!カンナビノイドは太古の昔から神聖視されていたのかもしれません。