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授乳中にCBDオイルを摂取してもいいのか?というのは、妊娠を考えている女性なら気になるテーマだと思います。CBDオイルはCBDだけでなく、テルペン、オメガ脂肪酸やミネラルなど日常生活の中で不足しがちな栄養がたっぷり含まれているので、妊娠中の栄養補給にも利用できたら最高ですよね。実際はCBDオイルを摂取してもいいのでしょうか?
CBDとは何か?
CBD(カンナビジオール)オイルは大麻草から作られます。CBDもTHCも大麻に含まれる成分ですが、それぞれ異なる効果を生み出します。THCは大麻を喫煙したり、大麻入り食品を摂取したりした時に感じる精神活性効果で有名です。一方、CBDは精神活性作用がないので、CBDを使用しても精神状態が変化することはありません。その代わり産後うつを含む不安症やうつに役立つ、など数多くの医学的な利点を持つと考えられています。
端的に言うと、「授乳中にCBDオイルを摂取してもいいのか?」という問いに対する確実な答えを得るには十分な研究がありません。実質的に、大麻全般もしくは特にCBDオイルを使用する授乳中の母親に関する科学研究は実施されていません。つまり、新生児や乳幼児に対する影響が分かっていないのです。CBDが母乳育ちの赤ちゃんに悪影響を及ぼすかどうかに関する数少ない研究では、矛盾した結果が出ました。
大麻のリスク
授乳中にCBDオイルを使用したいと考えている方が考慮すべきデータがあります。大麻(CBDオイルではなく)のヘビーユーザーから得られたデータですが、母乳で育てた赤ちゃんは 生後最大2〜3週間は薬物検査で陽性反応が出ます。何らかの理由で赤ちゃんが尿検査を受け、大麻の陽性反応が出た場合、小児科医は警察か児童保護サービスに結果を報告する可能性が高いです。母親ならそのリスクは避けたいでしょう。
「産後不安または産後うつに悩んでいる場合、最善策は医師に相談することです」そう助言するのはテキサス工科大学健康科学センターにある新生児リスク・センター創設者で「メディケーションズ・アンド・マザーズ・ミルク」著者のトーマス・ヘイル医学士です。
CBDオイルvs抗うつ剤
「授乳時のカンナビノイド・オイルは、THCの利用と比べるといくらか安全のようです。しかし我々はまだ、授乳時または妊娠中の母親、またはそれに露出した新生児における潜在的な影響や神経行動学的結果についてよく分かっていません」
ヘイル博士はさらにこう付け加えました。「とはいえ、不安障害の治療に使用される抗うつ剤の利用についてはよく分かっています、抗うつ剤は非常に有効で、妊娠中または母乳で育てられる新生児に対する合併症もわずかであることが複数の研究で分かっています」
影響がはっきり分かっていないCBDオイルと比べ、抗うつ剤の方がより研究されているため安全な選択肢である可能性があります。乳幼児に対する影響が科学的に研究されておらず、その結果が未知数であるためにCBDオイルの使用は勧められない、と言うことでしょう。
授乳中に食べない方がいい食べ物
赤ちゃんが自分で食べられるようになるまで、母乳は大事な栄養源です。赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼさないためにも、口に入れるものには気をつけたいですよね。他にはどんな食べ物がNGなのか調べてみました。
・アルコール
アルコールは赤ちゃんに悪影響を及ぼすことが分かっています。血液中のアルコールが母乳へ移行し、赤ちゃんが飲んでしまっても、赤ちゃんの肝機能はまだ未発達なのでアルコールの分解ができません。
・カフェイン
カフェイン入りのものを摂取すると、そのうち約1%が母乳に入ります。すると、赤ちゃんの寝つきが悪くなったり、情緒不安定になったりすることがあります。とはいえカフェインが赤ちゃんに重大な影響を及ぼすことはありません。どうしてもコーヒーなどを飲みたい場合は、授乳直後に飲み、次の授乳までに時間を開けると良いでしょう。
・一部の薬
抗不整脈薬のアンカロン、放射性ヨウ素剤などの薬は授乳中に適さないと判断されています。
・おもち
もち米はカロリーが高く、粘度の高い母乳を生成しやすくなるので、赤ちゃんがなかなか吸ってくれないことがあります。
・生野菜など体を冷やす食べ物
体を冷やすと血流が悪くなり、母乳が出にくくなるので、野菜を摂る場合は温野菜や煮物などで摂ると良いでしょう。
・揚げ物など脂肪分の多い食べ物
揚げ物や高カロリーのファーストフードなどは血液をドロドロにし、乳腺が詰まりやすくなります。乳腺が詰まると乳腺炎になりやすくなるので注意が必要です。
・刺激物
刺激物を食べると母乳がまずくなると言われているため、赤ちゃんが母乳を飲むのを嫌がる可能性があります。
参考:PopSugar