植物性グリセリン(ベジタブルグリセリン VG)とは?毒性・害の危険性やCBDリキッドのこと

グリセリンは、保湿剤として医薬品や化粧品に広く使われています。化学名を1,2,3-プロパントリオールという、3個の水酸基を持つアルコールの仲間で、水に溶けやすい性質のため、ほとんどの化粧水に使用されているといっても過言ではありません。

そのほかにも保湿剤、甘味料、軟化剤の用途で食品添加物としても使われています。

今回は、一般的なリキッドやCBDリキッドをヴェポライザーで吸引した際の植物グリセリンについてまとめてみました。

植物性グリセリン(ベジタブルグリセリン)とは?

グリセリンは、自然界で中性脂肪(トリアシルグリセロール)やリン脂質などの構成成分として広く存在しています。

植物性の油脂から合成される植物性グリセリン、石油から化学的に合成されるプロピレングリコールの2種類にわけられます。

植物性グリセリンは、生物に含まれる中性脂肪(トリアシルグリセロール)をグリセリンと脂肪酸に加水分解して得られます。

また、油脂とメタノールとのエステル交換反応により脂肪酸メチルエステル(バイオディーゼル燃料の主成分)を製造する際の副産物として得られる場合もあります。

原料として獣脂などが用いられる場合もありますが、ほとんどがパームオイルなどの植物性の油脂が原料として使われています。

植物性グリセリンは、プロピレンから化学的に合成されたプロピレングリコール(グリセリン PG)と比べて、製造コストがかかりませんが、不純物が多く含まれています。そのため、純度の高い製品を得たい場合は、イオン交換や蒸留などを行い精製する必要があります。

植物性グリセリン(ベジタブルグリセリン)吸引時の毒性や害…危険性や安全性は?

グリセリンは、食品添加物としても用いられているほか、利尿薬、目薬、脳圧降下薬などとして医療用にも用いられているくらいです。

摂取しても体に害はないと考えられています。

急性毒性の試験でも、ラットに経口投与した場合、LD50(半数致死量)= 27200mg/kgという結果が得られております。

ラットと人間を全く同じに考えることはできませんが、この数字を、仮に体重60kgの人間に当てはめると、1632gを一度に飲んでも半数の人は死亡しないということになります。

植物性グリセリンそのものは安全であると考えられていますが、グリセリンは沸点まで加熱するとアクロレインという物質に変化することが知られています。

アクロレインは、不飽和アルデヒドの一種で強い毒性があるため(経口毒性LD50=82mg/kg)、毒物及び劇物取締法で劇物に指定されている物質です。

しかしながら、これまでの研究では、電子たばこなどのヴェポライザー製品に用いてもアクロレインの生成は見られていません。

グリセリンの吸引についての研究は歴史が浅く吸引した際の人体への影響については、まだ明確な結論が得られていません。

ヴェポライザー製品でアクロレインが発生しない理由など、まだ明らかになっていないことも多く、今後の研究は必須と考えられます。

今の時点では体に害があるとも安全とも、はっきりとは言えないのが現状です。

植物性グリセリン(ベジタブルグリセリン)がリキッドやヴェポライザー製品に使用されている理由

ヴェポライザーで吸引する一般的なリキッドやCBDリキッドに用いられているのは、プロピレングリコール(グリセリン PG)と植物性グリセリン(ベジタブルグリセリン VG)です。

植物性グリセリンを用いる一番の理由は、まだ不明な点は多いものの、「植物性グリセリンとプロピレングリコールを比べた際、植物性グリセリンの方が安全性が高い」と言われているからです。

植物性グリセリンの味はやや甘い特性を持ちますが、他のエッセンシャルオイルとも合わせやすく、リキッドのベースとして使いやすいようです。

また、植物性グリセリンはプロピレングリコールよりも、ミストの量が多く発生することも好まれているようです。

植物性グリセリンの効果や特性

化粧水として用いる場合は、保湿効果が高いことが第一のメリットで多く知られていますが、吸引する場合の特別な効果や効能は知られていないようです。

植物性グリセリンの使用上の注意点は、粘度が高いためそのまま用いるとヴェポライザーの詰まりや故障の原因になります。一般的にはプロピレングリコール(グリセリン PG)と混ぜて使用したり、精製水やアルコールで希釈して使用します。

また、植物性グリセリンは精製する必要があり、精製されていないものは不純物を多く含みます。これらの不純物には、発がん性のある物質が含まれているという報告もあります。

当たり前のことですが、植物性グリセリンは信頼できるメーカーで純度の高いモノを使うようにしましょう。

植物性グリセリンは安全であるとされていますが、どんなものでも大量に摂取すれば体に悪影響を及ぼします。

使用方法や使用量はしっかりと守るようにしましょう。

一般的なリキッドとCBDリキッドの違い

一般的なリキッドの違いは、「プロピレングリコール(グリセリン PG)・植物性グリセリン(ベジタブルグリセリン VG)の比率」や「味(フレーバー)」の違いです。

CBDリキッドはそれに加えてCBD成分が入っています。

CBD成分がわからない方はコチラの記事などを参考にしてください。

素晴らしいCBDオイルの効果と利点トップ5

CBDリキッドのおすすめの吸い方は?ヴェポライザー(ベポライザー)VAPE(ベイプ)初心者編

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まとめ

現状、植物性グリセリンは安全とされている。

石油から化学的に合成されるプロピレングリコール(グリセリン PG)と比較しても、プロピレングリコールの方が体に悪影響があると言われている。

しかし、まだまだ研究が必要な分野でこれからさらに色々な情報が出てくるでしょう。