学校と医療大麻の使用に関するコロラド地区の課題について、ザ・デンバー・ポストがレポートしています。問題となっているは、有効な医療大麻カードを持つ生徒が学校の敷地内で治療のために処方薬を使用することを認める新法です。
子供たちは学校における医療大麻の処方を認められるべきでしょうか?
ジャック・スプリットの名前にちなんで「ジャック法」と名付けられた新法は、地域にある179校に対して2つの選択肢を提供しています。1つ目は治療を受けられる校内の限定領域、また使用可能な非喫煙の大麻の形式に関する政策を書くこと、2つ目は地域に政策がない場合、介護者または両親が治療場所に対して制限されないことです。
法案の支持者でロングモント市民主党員のジョナサン・シンガー下院議員は、学区にとって二者択一の状況だったと話します。シンガーは、子供に医療大麻を投与する権利を両親に与えること、また使用に関する取り締まり方法を学区に与えることを目的としていました。学校が対処できないなら、州が解決するのだ、と彼は言います。
一部の学校は政策に取り組んでおり、またすでに政策がある学校もあります。
デンバー公立学校は政策の作成を拒否
デンバー公立学校(DPS)は、大麻は連邦法によって違法な物質であるため、政策の作成を拒否すると述べました。現在コロラド州で医療大麻プログラムを受けている18歳以下の子供はたった350人なので、気が進まないのは理解できる、とシンガーは言います。大麻は今でもスケジュールI物質であり、一部の人は教室から大麻を除外することを切望しています。
ジャック・スピットとジャック法
新法は、脳性まひを患うジャック・スピットのような生徒のために可決されました。この法案のおかげで、ジャックは大麻から作られた治療薬を提供する皮膚パッチを学校でつけていることができます。ジャックは鋭い頭脳を持ち、数学を楽しんでいますが、その体は苦痛に満ちた消耗性の筋肉収縮によって妨げられているため、丸まった体格をしています。この筋収縮は医療大麻によってのみ緩和できるのだ、とジャックの母ステイシー・リンは言います。
ジャックは人と交流したり、勉強したりするのが好きです。親子は学校で医療大麻の使用が認められるよう2年間戦いました。最終的にジョン・ヒッケンルーパー州知事が、指名された介護者、親または個別の介護者が治療薬を投与しなければならないこと、またそれによって他の生徒を妨げてはならないことを認めたジャック法に署名しました。また介護者は、学校の敷地から全ての過剰な治療薬を撤去しなければなりません。
ジャック法が明記すること
学区の職員は医療大麻を投与するよう求められません。また医療大麻はスクールバスならびに医療大麻を禁ずる連邦政府の用地、その他敷地内での使用を認められないとする条項も含まれます。
さらに法案は、法施行の結果として連邦政府による資金援助が脅かされた場合、学校が不参加することも認めています。DPS広報担当官のアレクサンドラ・レンテリアは、大麻は連邦政府によっても、コロラド州看護委員会によっても認められていない、と主張します。看護委員会は患者に大麻を投与することに反対しています。
コロラド州教育委員会のマット・クック会長は、今年のはじめ、ジャック法の法的意味について州議会議員に警告しました。
脳性まひへの大麻処方がジャックの人生を変えた
ジャックが医療大麻治療を開始してから起こったジャックの変化は「人生が変わるようなもの」だったと母親は説明します。ジャックは以前よりも目を大きく見開き、周りの環境に興味を持つようになりました。ジャックの世界が変わり、可能性が広がりました。
ジャックの腕から学校職員が皮膚パッチを剥ぎ取った一件が起こった後、2015年にリンは学校における医療大麻の使用を主張し始めました。リンは他の親たちとともに州議会にロビー活動しました。法律が可決され、すべての学校が政策を作成するよう招かれましたが、コロラド地区で実行した学校はありません。
リンと両親グループが再び州議会議員に圧力をかけた結果、上院では35対0票、下院では64対1票でジャック法が可決されました。これは医療大麻にとって大きな転機となる、とリンは述べました。
脳性まひのための医療大麻
脳性まひに医療大麻が使用される際は、子供の治療に大麻が使用される大半のケースと同様、非精神活性カンナビノイドであるCBDオイルが推奨されます。
2012年にメディカル・マリファナ社の子会社として創業のヘンプメッズ社。ヘンプメッズの名が特に知れ渡るようになったのは、疾患に苦しむ子供たちがそのCBDオイル製品を使用していたことからでした。とりわけ脳性マヒの幼児が、ヘンプメッズ社CBD製品によって病状が改善したことが、メディアで大きく取り上げられ、同社の知名度が上がるきっかけとなったのです。
また、もう一つのエポック・メイキングな出来事は、同社の看板商品であるRSHO(リアル・サイエンティフィック・CBDオイル)を、ブラジルのてんかん患者の幼児が摂取し、その効能が認知されたこと。この出来事は、多くの議論を呼びましたが、これをひとつの契機として、ブラジルを始め南米の国々で、医療の一環としてRSHO・CBDオイルが用いられるようになりました。
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