研究で実証済み!10分間の運動だけで脳を強化

たった10分間エクササイズするだけで脳を手短に向上させ、精神的作業におけるパフォーマンスを改善させることが新たな研究で実証されました。これは忙しい人、体力のない人にとって朗報ですね!行動の弾みをつけたいと感じた時は、近所をジョギングするといいかもしれません。

エクササイズの効能

近年、身体活動と精神的鋭敏さの関係について大きな関心が集まっています。そこにはプラスの関係があることがますます明らかになってきました。例えば、身体的に活発になると加齢に伴う認知低下を防ぐことが分かっています。

またエクササイズはアルツハイマー病予防にもなる可能性があります。さらに、身体活動は子供の学習能力を経時的に促進するようです。しかし、認知行動における一連の短い集中的活動の効果はまだ確立されていません。

最低限の取り組みを定義

今年前半に発表された調査では、約1時間の運動が、注意制御、抑制制御、作業記憶、認識の柔軟性などのパラメーターを含む実行機能に大きな効果を持つと結論づけられました。

別の研究では、20分間の1回限りの運動が精神能力にプラスとなることが発見されました。しかし、脳に相当の効果を与えることができる最低限の運動量はどれほどなのでしょうか?

最近、カナダ、オンタリオ州にあるウェスタン大学の研究者が、脳に大きな効果をもたらすことのできる最低限の運動量を理解するために研究を実施しました。研究チームを先導したのは、神経科学の大学院過程で教科主任を務めるマシュー・ヒース教授です。

ヒースは「一部の人は時間や身体能力のために長時間の運動計画を実行できません」と述べ、研究の重要性を説明しました。

最低限の要件を理解することは、これらの人々にとって非常に有益となるでしょう。体を動かすのが困難な人にとって、短時間の運動でも有益となりうることを知れば、価値ある動機となります。

10分間の集中と脳

最新の研究では、被験者は10分間座って雑誌を読むか、または10分間エアロバイクで適度〜激しい運動を集中的に行いました。研究では活動後、被験者の頭脳が評価されました。最先端の視標追跡装置を用いて、アンチサッケード課題と呼ばれる認知機能を試す眼球運動課題に対して反応する回数が測定されました。

この課題で被験者は、固定された対象、多くの場合、小さなドットを凝視するように指示されます。その後2つのドットが1つ目の対象の横に表示されます。被験者は2つ目のドットが表示されたのと反対側に目線を動かすように指示されます。つまりドットが固定点の左側に表示されたら、右を見なければなりません。

この課題は実行行動を評価するのに広く用いられている手法です。この新たな研究結果は、ニューロサイコロジア誌に最近発表されました。

「運動をした被験者は即時に改善を見せました。その反応は運動前より正確で、反応までの時間は最大50ミリ秒短くなりました。ごくわずかに感じられるかもしれませんが、この差は一部の例で認知行動が14%増えたことを示しています」

脳で何が起こっているのか?

集中的身体活動は、これまでにも運動による脳促進に示唆されてきた脳部位である前頭葉ネットワークを加速させる、と研究者は考えています。例えば、2014年の研究では、運動プログラムが肥満の子供における前頭葉の生合成を改善したことが明らかになりました。しかし、どの脳部位が関わっているのか正確に指摘するためには、さらなる研究が必要です。

これらの研究結果は幅広い層の人々にとって重要です。例えば、初期段階の認知症で、長時間動くことのできない可能性がある人などです。

ヒース教授は次のように述べています。「この結果は、人々が一度でも短時間自転車を漕いだり、早歩きしたりすることで即座に効果を得られることを示しています」

とはいえ、研究結果は全ての人に適用可能です。ヒース教授はさらにアドバイスを続けます。「私はいつも試験や面接など認知的要求がこと全てを目前に控える生徒たちに向かって、最初に運動するべきだと伝えています。この研究からは、脳のネットワークが運動を好むことが分かります。より良く機能するのです」

オススメ10分間エクササイズ

明日から早速自分でも10分間の運動を取り入れられるように、エクササイズ動画をご紹介します。YouTubeにはエクササイズ動画がたくさん上がっているので、好みのエクササイズを見つけると良いでしょう。

こちらはちょっと激しい脂肪燃焼運動です。

大事なことは、私たちがほんの短時間でも運動すれば脳は喜ぶということです。素晴らしい発見ですね!私も明日から仕事を始める前に、10分間の運動を取り入れることにします。CBDオイルを毎日摂取し、認知症の予防も行っていくことも忘れないでくださいね!

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参考:MedicalNewsToday