2018年に流れを変える5つの重要な大麻トレンド

2018年は大麻産業に大きな変化がやって来るようです。
カリフォルニア州における娯楽用大麻の合法化からメイン州における医療大麻合法化まで、大麻に関する熱狂は近年、飛躍的に加速してきました。医学研究は大麻の作用に関して制限されていますが、大麻の可能性が高まるにつれ、その流行は急速な変化を迎えつつあります。

2017年の大麻トレンドは、エキストラクトから濃縮液まで多種多様な製品の製造からニューハンプシャー州における非犯罪化までさまざまでしたが、この新興産業にはどんな未来が待っているのでしょうか?アークビュー市場調査の報告書によると、北アメリカにおける大麻の売上額は2016年に67億ドルに到達し、前年度より30%増加しました。

驚くべきことに、大麻産業の成長は翌年も継続することが見込まれます。有名大麻株の人気上昇や症状緩和のためのCBDオイルおよび医療大麻のブランド化を考慮すると、その成長には限界が見えません。CBDオイルを含む流行りのチョコレートから医療大麻へのさらなる投資まで、2018年に注目すべき大麻トレンドを紹介します。

1. 医療大麻研究への資金提供が増加

カンナビス・インディカとカンナビス・サティバといった大麻品種は、化学療法の副作用に苦しむ患者を助けるために何年も前から使用されてきました。しかし、大麻が乱用の可能性が高いスケジュールI薬物に指定されているため、大麻の医学的可能性を研究するのは困難でした。幸いなことに時代が変わり、薬物にまつわる法律が変化するにつれて、大麻の医学的可能性に関する知識も変わってきました。サラール・メディア・グループおよびシビライズドは次のようにレポートしています。「大麻は特定の効果を持ち、特定の疾患に適用される薬として扱われ始めています。この研究は来年以降も拡大し続けるでしょう」娯楽用大麻よりも医療大麻の方が大きな需要があるので、大麻が持つ可能性は無視できません。

2. 大麻のブランド化

クラフトビールからコーヒーまで少量バッチ生産が人気ですが、大麻の有望な評判が高まるにつれ、 独自の人気大麻株に関する商品性が今後増えていくでしょう。来年は間違いなくいくつかの人気ブランドが登場するでしょうが、大手ブランドは人気ブランドが大衆に受け入れられるまでは一歩引いている可能性があります。これによってディエゴ・ペリサーやレクリエーターといった大麻に特化したブランドに門戸が開かれます。この経済推進力によって独自の大麻株や多様なスタイルを持つ高価な大麻ブランドを生み出されることが予想されますが、これほど多くの製造業者がいるので誰でも自分に合った選択肢を見つけられるでしょう。

3. CBDオイルの成功

カンナビジオール(CBD)は大麻草の含有物で、大麻の使用にありがちな精神活性を引き起こしません。結果的にCBDは、医療大麻として化学療法に伴う症状や疼痛の治療によく使用されます。幸いなことに、大麻に関する合法性が変化し続け、薬としての大麻研究増加に伴い、CBDオイル産業は今後数年間にかけて売り上げが急成長するでしょう。

ヘンプ・ビジネス・ジャーナル誌は、2020年までに売上額が21億ドルに成長することを推定しています。これは2017年の売上額から700%増の数字です。それだけでなく、CBDオイルがなんらかの製品に含まれることもさらに一般的となるでしょう。グウィネス・パルトローが認めたブランド、サカラ・ライフは今、カカオバター、ココナッツシュガー、CBDオイルで作った美味しい CBDチョコレートを生産しています。

4. 大麻種子の販売

CBDオイルが短期間で知名度を上げる一方で、大麻種子もさまざまな商品に登場しています。THC(精神活性作用を持つ化合物)濃度が低い大麻種子は、美容製品からお馴染みの食品、CBDウォーターまで幅広い製品に登場するでしょう。メディカル・マリワナ社の2016年度売上額は推定800万ドルで、市場が急速に変化するなか、2013年の340万ドルから2倍以上伸びました。大麻および大麻種子の価格が下がることで、これまでになく手頃な価格で入手しやすくなるでしょう。

5. 大麻デリバリー

製造業社が増えるにつれて大麻使用に関する選択肢はますます簡単になっていますが、このほか宅配ピザを頼むように大麻を注文できるようになります。大麻配送企業イーズ社は、全てのニーズに答えた大麻製品を宅配するサービスを始めるため、 2700万ドルの資金援助を受けました。このほか、ブッダ・ブロッサムズやカインド・クリエールといった企業が、最新の宅配サービスに関する可能性に追随しています。オレゴン州とアラスカ州ではすでに娯楽用大麻の宅配を認める予定で、来年以降さらに多くの州がこのトレンドに乗るでしょう。

参考:TheFreshToast