精神作用しないヘンプ成分であるカンナビジオール(CBD)で動物の特定の疾患を治療することに関して有益な利点を報告する数多くの研究があります。実際、大麻薬局では犬用のCBD製品も入手可能です。しかし、CBDはペットにとって有益であるかもしれませんが、犬、猫、およびその他動物にTHCを与えるべきではないことを覚えていてください。これらの動物を意図的にTHCで酩酊状態にさせるのはぺットの命を危険にさらす可能性もあります。
あなたがペットのいる密室でヘンプを喫煙していないとしても、犬、猫、その他のペット動物は偶然あなたの隠し場所に入り込み、THCが注入されたものを食べてしまうかもしれません。もしかしたらあなたはバッグにいっぱいの大麻食品を持って大麻薬局から帰宅したばかりで、バッグをソファに置きっぱなしにしてしまうかもしれません。隠し場所からこぼれ落ちた少量の大麻が、犬の目線まで落ちてしまうかもしれません。
どうやって起こるかはともかく、実際そういうことは起こりえます。あなたは、ペットが大麻の隠し場所に入り込んでしまい、何が起こるか恐怖を感じたことがあるでしょう。
パニックにならないでください!何よりもまずペットが実際何を食べてしまったのか確認しましょう。
目次
ステップ1:種類と効能を確認する
以下はあまり深刻でないものから最も深刻なものまでランク付けした、ペットが食べた可能性のある大麻の種類の概要です。
・生の大麻花:脱炭酸されていないためTHCは活性化されていないので、最も深刻ではありません。
・気化された、または燃焼された大麻花:THCが残っているかもしれないため、理想的ではありません。
・チョコレートが注入されていない食品:食品の効能および成分によって危険度は異なる可能性があります。
・カンナバター(ヘンプバター):カンナバターの効能によって危険度は異なる可能性があります。
・濃縮物:本質的に強力であるため、ほんの微量の濃縮物(例:一塗り)でさえ、動物、特に小型動物に急性症状を起こす可能性があります。
・チョコレートが注入された食品:食品の効能によって危険度は異なりますが、チョコレートのある特性が犬や猫などの動物に対して有毒である可能性があります。
大麻製品の効能も、ペットの状況の深刻さにおける大きな要因となります。もし大麻が注入された食品を食べてしまったとしたら、強さはどれくらいでしたか?
体重50ポンドの子犬にとって、THC10mgはTHC100mgと大きく異なります。大麻を食べたのは1gですか?8gですか?手作りのブラウニー?カンナバターのチューブ?それとも濃縮物の一塗りか、1gでしたか?
ステップ2:ペットの症状を診断する
ペットが食べてしまった大麻のおおよその量が分かったら、次に取る行動方針を決めるのがよいでしょう。ペットが食べたのが少量の大麻または低濃度のTHC摂取量だったなら、軽症であることが多いのでラッキーでしたね。
ペットが示す以下の症状をチェックしてください。
・軽度の中毒では、倦怠感、惰眠、過剰な唾液の分泌、ふらつきをもたらします。
・より深刻な事例では、身体管理の欠如、尿失禁、低血圧、心拍数の低下、発作、(吐瀉物による窒息を通じた)死をもたらすことさえあります。
ステップ3:悪いものを吸い出す
ペットの胃の内容物を吸い出すことで、大事なペットの最悪の事態を回避することができます。大半の薬局で手に入る活性炭は、まだ血流に吸収されていないTHCの残留物を含む胃の中の毒素を吸収することができます。
注意:すでに嘔吐を誘発しようと試みた場合は、活性炭を使用しようとしないでください。
ステップ4:嘔吐を誘発する
ステップ3が効かなかったら、ペットを吐かせてみてください。嘔吐を誘発するのには過酸化水素を使用することができます。15分おきに、体重10ポンドあたり小さじ1杯を与えてください(全部で3回以上使用しないこと)。
この方法は過度な嘔吐または血便をもたらすことがあるので、ペットを注意深く監視してください。やり過ぎないでください。苦痛の兆候があったら専門家を見つける必要があります。
注意:あなたはひどく冷酷に感じるでしょうし、ペットはなぜそんなことが起こっているのか理解しないでしょう。残念ながら、そういうものなのです。
ステップ5:専門家の助けを求める
上記全てがうまくいかなかった場合、特にペットが大量の大麻またはTHCを食べてしまったと気づいたときは、専門家の助けを求めることが必要ですし、命を救うステップとなるかもしれません。獣医には正直に話してください。どのみち獣医が結果を判断するので、長期的に見て透明性がある方が時間を短縮できます。
獣医には、食べた製品、その効能、接種からこれまでの時間など、できる限り多くの情報を伝えてください。たとえば、食品にチョコレートが含まれる場合、リスクはさらに高くなる可能性があので、具体的に話すようにしてください。
ペットが大麻で死ぬことは実際にある?
理論的にはそうですが、それはペットがかなりの量を食べてしまった場合です。1983年に実施された研究では、体重1kgあたり130mgのTHCを与えると、THCが静脈内投与されたにもかかわらず、検査を受けた犬の50%が死んだということを発見しました。
アルターネットのラス・ベルヴィルはこう説明しています。
「1ポンドかそれ以上の強力な大麻または食品を食べるか、小型犬であるか、飼い主が症状に気づかなかったかした場合、犬は吐瀉物で窒息して死んでしまうでしょう。またはニュージーランドのチワワの事例では、目を充血させるのと同じ血管拡張が体温を拡散して下げ、低体温状態となるでしょう」
幸いなことに、ペットの大麻中毒の大半は適切な対処とケアで解決することができます。次は、大麻を安全な場所に保管し、ペットの前足が届かないようにしてください。※日本で起こりえない状況ですが。。。
ヘンプメッズ社が犬や猫、馬などの哺乳類動物用のペットCBDオイルを発売しています。人間同様に哺乳類動物もカンナビノイド受容体を体内にもっているため、CBDの効果を得ることができます。安全に品質管理したCBDオイル製品を健康サプリメントとしても毎日の健康促進に役立てられます。

出典:Leafly
