CBDオイルは更年期症状に効果があるのか?

カンナビジオール(CBD)はヘンプや大麻に含まれる化学物質です。CBDオイルは、更年期症状の対処に役立つ可能性があります。研究者らは治療オプションとしてその他薬草や自然療法について調べてきましたが、一貫して効果があると証明されたものはありません。近年、鎮痛作用からうつ病や不安症が対する治療効果まで幅広い健康上の利点を持つ可能性から、CBDオイルが大きな関心を集めています。

CBDはテトラヒドロカンナビノール(THC)とは異なり、精神活性性はありません。すなわち、典型的に大麻から連想するような精神活性を引き起こしません。このために、CBDを販売・使用することはほとんどの国で合法です。しかしアメリカにおける合法性は、州によって異なります。

CBDオイルは更年期に効くのか?

CBDは更年期症状に幅広い方法で作用する可能性があります。特に興味深いのは、CBDがカンナビノイド受容体と相互作用する方法です。

カンナビノイド受容体はどのように作用するのか?

エンドカンナビノイドシステムとは、脳、内臓、その他身体中の組織に存在するカンナビノイド受容体と呼ばれる細胞受容体の集合体のことを指します。エンドカンナビノイドシステムはCBDを含む化学伝達物質と相互作用することで作用します。

エンドカンナビノイドシステムは、下記のような多くの身体機能ならびにその他健康側面において重要な役割を果たすと、研究者らは考えています。

・気分の調節
・免疫機能
・疼痛
・睡眠
・記憶
・生殖機能
・体温調節

一説には、機能の衰えたエンドカンナビノイドシステムは複数の異なる健康問題をもたらす可能性があります。システムに関連する化学物質をCBDなどで補うことで、潜在的にこれらの症状に役立つ可能性があります。

更年期はエンドカンナビノイドシステムを妨げるようであり、また女性生殖器系にもカンナビノイド受容体があることから、CBDオイルが更年期に関連する症状の一部を軽減する可能性があります。

CBDが対処できるのはどんな更年期症状?

CBDオイルが更年期症状すべてに影響する可能性があることを示唆する証拠はありませんが、以下の症状に役立つ可能性があります。

・気分の変化

最も一般的な更年期の症状の一つは気分の変化です。2010年のマウスをもちた研究では、CBDが脳内で抗うつ剤と似たように作用し、うつ症状を抑制することが分かりました。CBDは人間の気分の安定にも役立つかもしれません。

・睡眠障害

正しく眠ることができない、というのは更年期を体験する人によく聞かれる苦情です。そして睡眠は日常生活に大きな影響を及ぼします。

2016年に実施された心的外傷後ストレス障害(PTSD)患者に関する症例研究では、CBDオイルが睡眠障害と不安を軽減することができたことが示されました。CBDオイルは更年期に関連する睡眠障害の治療にも有益である可能性があります。

・骨密度の低下

骨密度の低さは骨折や怪我の可能性が増加するので、対処すべき重要な症状です。

一部の研究では、骨密度の低下において役割を果たしている可能性のあるカンナビノイド受容体とCBDが相互作用することが分かりました。したがってCBDは、更年期に起こりうる骨密度の低下率を抑制することができるかもしれません。

考慮すべき点

現在、CBDオイルが更年期症状を治療できることを示す、信頼できる証拠はごくわずかしかありません。研究者は、エンドカンナビノイドシステムがどのように作用するか、またさまざまな健康問題においてどのような役割を果たすか、まだ理解し始めたばかりなのです。この分野における将来の研究では、更年期におけるCBDの役割に関する理論を直接的に調べることが必要です。そうして初めて、CBDオイルが更年期症状の軽減に役立つかどうか究明することができるでしょう。

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