SNSを通じてブロガーのレスリー・カーンにCBDの情報を求めてきたというある父親フレデリックのケースを紹介します。フレデリックはレスリーに対して、アンジェルマン症候群を患う娘のためにCBDオイルを購入するのを助けてくれないか、と頼みました。アンジェルマン症候群と診断された子供は、自分で自分の世話をすることができないので、生涯にわたる介護を必要します。
アンジェルマン症候群:稀な疾患
アンジェルマン症候群は、15,000人に1人の割合の有病率を持つ稀な神経遺伝疾患です。発作、発達の遅延、会話力の欠如、歩行不能、平衡障害(運動失調)などが特徴です。
レスリーは30年前にイギリスに住んでいたので、CBDの法的地位やどこで買えるかについては全く知りませんでした。レスリーはフレデリックのメッセージにもそのように返信しましたが、適切な薬局に案内してくれるかもしれないロンドン在住の友人に連絡を取ってみることも伝えました。
イギリスでは誰も気にしていない
フレデリックからの返信は、心からの感謝がこもっていました。イギリスでは誰でもお互いやその子供のことを気にかけないので、誰も返信してくれなかった、とフレデリックは書いていました。医師は、ただ患者を追い払うために「最良の」薬を処方するだけです。フレデリックは、娘が立て続けに3回発作を起こしたこと、それであやうく死にかけたことも書きました。フレデリックはレスリーに連絡するほんの数日前に、CBDについて知ったばかりでした。レスリーのブログを読む前は、発作とCBDについて何も知らなかったのです。
レスリーは、人体のエンドカンナビノイドシステムのメカニズムや、カンナビノイドであるCBDやTHCがどのようにCB1、CB2受容体に反応するかなどを理解してもらうためにまとめた情報をフレデリックに送りました。
他のCBD利用者とのコンタクト
フレデリックは、レスリーが前述した同じ疾患を患う息子カイデンを持つ家族に紹介してくれるように頼みました。また、レスリーは、数十年前からてんかんに苦しんできたロンドンに住む医療大麻患者の友人にもフレデリックを紹介しました。彼はてんかんをCBDオイルだけでうまく治療しています。デイビッドはフレデリックに投与量を指南してくれるでしょう。とても思いやりのある人物です。
調子はどうか、とレスリーがフレデリックに連絡すると、フレデリックは、シャーロッツ・ウェブに似た大麻株から作られたCBDオイルを与え始めたこと、娘の発作が出なくなったことを教えてくれました。また、医師に処方された従来の薬も減らし始めました。この薬は肝臓にダメージを与えるので、フレデリックは娘に対する長期的な影響を懸念したのです。
SNSは世界をより良くする
レスリーはその素晴らしい知らせを聞いて、とても喜びました。そして、ブログを書いてきた努力や医療大麻を支持してきたことは時間と努力をつぎ込むだけの価値があったのだ、と感じました。たとえそれが1つの家族を無力な状態から社会的な力を持つ状態に変えるだけだったとしても、レスリーは勝利を感じます。
アンジェルマン症候群のためのCBD
CBDがアンジェルマン症候群の有効な治療薬である、という事例証拠ができたのは素晴らしいことです。しかしこの件で最も素晴らしい点は、人々がお互いに手を伸ばし、助け合う時間を作ったということです。これこそが人間性に力を与えるものです。なぜなら思いやりには責任が伴うからです。誰かのためになるには、強い信念を伴う勇気が必要です。これこそが医療大麻が意味するものではないでしょうか?
