PMS(生理前症候群)は昔から存在しているにもかかわらず、その歴史は複雑です。つい最近まで、PMSは存在しないものとして片付けられていたので、PMSを否定する発言に慣れている人も多いでしょう。このため、PMSに関する研究や理解は概して不十分です。PMSに苦しむ女性においても理解はまだ進んでいません。
多くの女性は、PMSが必要のない症状であることさえを知らずに、ただ人生における普通のこととして受け止めています。実際、体内の不均衡の結果としてPMSの症状が生じる可能性を研究が示唆しています。
PMSとは一体何なのか?
PMSは月経前症候群という意味です。PMSに分類される症状は100以上あり、中でも一般的なのはむくみ、気分の変動、無気力、食物渇望です。症状が多様であるため、PMSの正確な原因を特定するのは困難ですが、一般的に生理が始まる週に始まり、生理期間の半ばまで続くと考えられています。
簡単に言えば、症状は以下の4つの分野に分類することができます。
・不安
・食物渇望
・体液鬱滞
・うつ
一般的にPMSは女性の健康にとって問題だと考えられていますが、自分の体をケアしていないことで、ホルモンのバランスが崩れ、サイクルに影響している可能性があります。
ホルモンがPMSに影響する可能性
ホルモンは、生殖機能から代謝、食欲、気分まですべての身体機能の管理において大きな役割を担っています。すなわち、ホルモンの調子が整っていないと、数多くの問題を引き起こす可能性があります。女性の生殖サイクルをコントロールする主な2つのホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンです。この2つのホルモンは排卵のために子宮を準備し、妊娠しなかった場合に不必要な粘膜を除去するため、1ヶ月のサイクルを通じて互いに連携して満ち欠けします。
これらのホルモンは正確にバランスが取れている必要があるので、この連携バランスが崩れたときに問題が生じます。エストロゲンの過剰生成(プロゲステロンの過少生成によって起こりることがある)は、PMSの多くの症状を発生させることがあります。
例えば、生理期間中の重度の濃い出血はエストロゲン値が高いことの兆候である可能性があります。エストロゲンは子宮内の粘膜が厚くなることに関わっているからです。その他の兆候には、むくみ、無気力、気分の変動などがあります。高レベルのエストロゲン値とPMS症状のパターンに気づきませんか?
一方で、砂糖への渇望はプロゲステロン値が低すぎる兆候である可能性があります。プロゲステロンは血糖値の管理に関わっているのです。
では高エストロゲンの原因とは?
これらの兆候やパターンについて読んだり認識したりしたことがある人もいるでしょう。高エストロゲンは、他の医学的疾患が隠れているサインかもしれません。高エストロゲンの主な2つの原因はストレスと食事です。
ストレス
ストレスを感じていると体はコルチゾールというホルモンを生成します。少量のコルチゾールを生成することは自然なことですが、慢性的なストレス状態だとコルチゾールの過剰生成を引き起こします。コルチゾールが高レベルになると数多くの問題を引き起こしますが、その一つがプロゲステロンの生成低下です。ホルモンは鍵と鍵穴のように作用します。簡単に言えば、ホルモンは鍵として作用し、適切な受容体に結合するために体内を巡り、受容体と結合します。一度結合したら、協力して作用します。
コルチゾールとプロゲステロンは同じホルモン類に属しており、同じまたは似た受容体を競い合っていると考えられています。ストレスが大きくかかると(ストレスは人間の生存本能の一部であるため)、受容体はコルチゾールを優先します。このためにプロゲステロンの生成低下が起こります。バランスをとるプロゲステロンがないと、代わりにエストロゲンの過剰生成につながります。
食事
ご存知のとおり、食事は全体的な健康や気分に非常に大きな影響を与えます。そして、ホルモンという観点からも体に大きな影響を与えています。糖分を含む食べ物を食べると、体は糖分をエネルギーに変換するためにインスリンを生成します。インスリンは実質的に、血糖値の管理において重要な役割を果たしています。多くの研究で、高インスリンとアロマターゼと呼ばれる酵素の生成が関連づけられています。アロマターゼはエストロゲン値を増加させます。
これは自然なプロセスですが、問題が生じると体はインスリン抵抗性となり、より多くのインスリンを生成することによって高血糖値に対処しようとします。これがさらなるアロマターゼを引き起こし、エストロゲン生成を増やします。正確な原因はまだ分かっていませんが、炭水化物過多や糖分過多の食事、体脂肪の高さなどが深く関連しています。
CBDはどのように役立つか?
PMSの悪影響のバランスを取るために、食事や生活で変えられることはたくさんあります。実際、さまざまな手段を試し、自分に合う方法を見極めることが勧められます。とはいえ、この記事では、CBDがサプリメントとしてもたらしうる潜在的な効果について述べたいと思います。
大麻は、エンドカンナビノイドシステム(ECS)を通じてストレス緩和に関係していると考えられてきました。ECSは、“ストレスホルモン”コルチゾールの生成に関わるHPA軸を含む、ストレス管理に重要な分野で作用します。CBDはセロトニンを活性化させ、アナンダミド生成を促進することによって作用すると考えられます。セロトニンもアナンダミドも気分の仲介に深く関わっています。
また、大麻が糖尿病に持つ潜在的な効果を調べた臨床研究は数多く存在します。糖尿病は、インスリンの生成低下または過剰生成の結果に起こる疾患です。なかには、定期的な大麻使用者は大麻を使用したことがない人と比べ、インスリン抵抗性が17%も低いと結論づけた5年間にわたる有望な研究もあります。
CBDの潜在的な抗不安特性や恒常特性は、ホルモンを落ち着かせ、やっかいなPMS症状を解消するのに理想的です。もちろん、自分自身をケアするために、適切な食事をとり、ストレスレベルを下げておくことも忘れないでくださいね。
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