不安障害。今では何らかの形で不安に影響されない人はわずかです。アメリカでは人口の20%が不安障害であると診断されますが、多くの人にとっては 仕事の面接を心配しすぎたり、試験前に緊張したり、知らない人だらけのパーティーで居心地悪さを感じたりするような一時的なものです。
これらの不安は多くの人が共通して体験するものですが、これが生活を支配するようになったり、新しい挑戦を避けるようになったりすると問題となります。
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不安障害の個人体験
少し前から私は不安障害の症状が出ています。はっきりとレッテル付けられるほどではありませんが、新しい人に会ったり、結婚式や家族の集まりなどに大きな集まりに出席したりする時に冷や汗が出る程度ではあります。私は医療大麻、特にCBDを扱うライターなので、大麻の非精神活性カンナビノイドCBDが不安症状の有効な治療法である可能性を示す複数の報告書を見つけた時、興味を引かれました。
CBDは不安を軽減する:科学的な見解
カンナビノイド科学分野では相変わらず臨床試験があまり多くありません。しかし、ある臨床試験において、CBDが社交不安障害に特に効果的であることが指摘されています。
なぜでしょうか?主な理由は、CBDが5HT1-A部分的アゴニストであるからです。簡単に言えば、CBDは5HT1-A受容体に結合するが、部分的に刺激するのみであるということです。しかし CBDは抗不安効果を引き起こすのに十分な刺激をする、と科学者は主張しています。5HT1-Aは脳全体に存在するセロトニン受容体で、特に大脳皮質、海馬、へんとう体など、気分・不安障害に大きく関わる部位に多く存在します。また、CBDが海馬(記憶、感情、自律神経系に関わる脳部位)における神経新生を促進する働きも不安が軽減される理由の一つとなりうることを示す研究もあります。
CBDによる抗不安効果の可能性に関してますます有望な結果が示されるなか、CBDが役に立った個人的な不安体験を5つ紹介します。
1. デートに行く
初デートは私に不安を引き起こしてしまいます。良い印象を残せるだろうか?きちんと文章にして発言できるだろうか?私が崩壊しかけていることに相手は気付くだろうか?待ち合わせ場所に着く頃には、深かった腹式呼吸が過呼吸に変わり、デートが始まる前から終わったような気分になります。最近、デートに出かける前に、神経をなだめようとCBD抽出物を少量摂取しました。これまでのところ、CBDのおかげで私は落ち着いていられるようになりました。
CBDはアルコールの効果を高めることがあるので、CBDとアルコールは混合しない方が賢明です。
2. 不安発作の最中
時には「不安になったらどうしよう」という不安で、不安発作を想像することがあります。とはいえ、実際の発作はとても現実的な出来事です。不安発作の時に考えられることは、自分がどれほど不安かということだけなので、通常の生活をしたり、仕事をしたりすることが実質的に不可能になります。この場合、濃度20%の生ヘンプ抽出物が効くようです。荒れ狂う不安を落ち着けてくれるだけでなく、集中力も取り戻してくれます。CBDのおかげで世界に戻ってこられた、という気持ちになります。
3. 面接の前
社会不安を感じる傾向になる人にとって、仕事の面接のような状況は、一定水準を満たしていないために完全に排除されるという悪夢を必ず引き起こします。きっかけが分からない不安や心拍数、言葉が出てこない、という感覚が恐怖をもたらします。このような時に、CBDドロップスがあると便利です。待ち時間にさっとトイレに行って、舌下に数滴垂らせば数秒後には何とか面接をこなせる程度まで神経系を落ち着かせることができます。

4. 飛行機に間に合う
完全な飛行恐怖症ではありませんが、空を飛ぶのは好きなことではありません。フライト中に恐怖が押し寄せてくるのを感じたら、CBDチューインガムを噛むことで不安を落ち着かせてくれます。

5. 試験を受ける
私は試験で緊張するタイプではありませんでした。しかし、不安と行動は正反対であるという単純な真実があります。実際、一般的には片方がもう一方を除外するのです。不安が起こっている時は脳に霧のようなものが発生し、本当に単純な情報ですら思い出すのが困難になります。このような時もCBDが役に立ちます。CBDは思考をクリアにして、集中するのを助けてくれるからです。
とはいえ、上記に挙げた例は私の個人的な体験なので、どんな場合でも医学的アドバイスではありません。不安障害に苦しんでいるなら、医師またはメンタルヘルス専門家に相談するべきですし、CBDはセラピーによって得られる重要な作用に取って代わるものではありません。
