5分で分かる!ホルモンバランスを取り戻すCBDの働き

CBD(カンナビジオール)はヘンプや大麻草に含まれる主なカンナビノイドの一つです。さまざまな有益な効果を持つことで近年注目度が高まっています。実際のところ、CBDはどのように体に作用するのでしょうか?

CBDは全身の受容体に作用し、ホルモン生成を含む広範囲の影響を生み出します。本記事では、CBDがどのように内分泌系や、コルチゾール、インシュリン、メラトニンといったホルモンの生成に影響するか調べます。

ホルモンと内分泌系を理解する

CBDとホルモンの関係を見ていく前に、ホルモンと内分泌系について基本的なことを理解しておきましょう

ホルモンは本質的に化学伝達物質です。ホルモンは、成長と発達、代謝と食欲、性機能、生殖、気分を含む数多くの身体過程に関わっています。内分泌系は、甲状腺、膵臓、松果腺といったホルモンを生成するさまざまな腺で構成されています。これらの線によって生成されるホルモンは、少量でも体に大きな影響を持続することができる特に強力な化学物質です。

CBDはどのようにホルモンに作用するのか

CBDなどのカンナビノイドは、摂取すると体内に元々あるエンドカンナビノイドシステム(ECS)と相互作用します。ECSは、食欲、気分、睡眠などを含む身体過程の調節に関わっている複雑なシステムです。

エンドカンナビノイドシステムが内分泌過程の調節にも関与していることを研究が示しています。エンドカンナビノイドシステムは脳や体の受容体を活性化し、甲状腺、松果腺、下垂体といった内分泌腺の活動に直接影響します。

したがってCBDやその他カンナビノイドはエンドカンナビノイドシステムを刺激することによって、体内のホルモン量に直接作用することができます。次にCBDがどのように主なホルモンに働きかけるか見ていきます。

・コルチゾール

内分泌系の主な役割の一つにストレス反応の調節があります。この作用はエピネフリン(またの名をアドレナリン)およびコルチゾールといったホルモンによって行われます。

コルチゾールは、ストレス反応の調節に関わる主なホルモンの一つです。コルチゾールは、代謝、記憶、傷の治癒の調節にも関与しています。人体は副腎でコルチゾールを生成します。

コルチゾールは生命に必要不可欠で、自然な攻撃・逃避反応の介在に関与します。とはいえ、コルチゾール量が増えすぎると、体重増加や気分変動から不安の増加まで幅広い症状を引き起こすので問題です。

数多くの研究で、CBDは直接ホルモン量に作用できることが分かってきました。さらにいえば、CBDが副腎内のホルモン排出を妨げることによって脳内のコルチゾール量を下げることを明らかにした研究もあります。これは健康的なコルチゾール量のバランス調整およびストレス症状の軽減において極めて重要なことです。

・インシュリン

内分泌系のもう一つの重要な役割は代謝の管理です。その管理方法の一つは、膵臓内で必須ホルモンを生成することです。この必須ホルモンにはグルカゴン、ソマトスタチン、インシュリンなどが含まれます。

インシュリンは、身体が食べ物から栄養素を吸収・貯蓄するのを助ける重要なホルモンです。インシュリンがなければ、食べ物に含まれる糖分が血流から個々の細胞に入ることができなくなります。

コルチゾール(およびその他ホルモン)と同様、インシュリン不均衡は健康に有害作用をもたらすことがあります。例えばインシュリンの欠如は、血糖値の上昇(高血糖症)を引き起こしますが、インシュリンが多過ぎると低血糖(低血糖症)を招きます。

インシュリン問題によって生じる最も一般的な症状の一つは糖尿病です。糖尿病患者は、インシュリンを正常に生成または使用することが困難になるので絶えず高血糖に苦しんでいます。

広範囲の研究で、代謝に対するカンナビノイドの影響やカンナビノイドと糖尿病の関係が研究されてきました。一部の研究は、CBDが直接的にすい臓の機能に作用し、最終的にインシュリン生成、血糖値などに影響することを示しています。

・メラトニン

睡眠が健康に極めて重要であることは言うまでもありません。内分泌系は睡眠管理に大きく関与しています。メラトニンなどのホルモンが睡眠を誘発したり、エネルギー値を調整したりします。メラトニンは脳の松果腺で生成されます。

メラトニンは睡眠サイクルに関わる最も重要なホルモンの一つです。例えば、メラトニン値は概日リズムに基づいて変化し、夜に急増する傾向にあります。暗闇など環境的要因もまたメラトニン値に影響します。

エンドカンナビノイドシステムは睡眠管理に大きく関与しています。実際、パブリック・ライブラリー・オブ・サイエンスが発行する科学雑誌プロス・ワンに公表されている研究は、エンドカンナビノイドシステムがCB1受容体の活性化を通じて直接的に睡眠の安定性を調整することを示しました。

カンナビノイド受容体は内分泌系のさまざまな腺内に存在しています。CBDは、松果腺内の受容体を活性化することによって、メラトニンなどの睡眠ホルモンの分泌を促進し、結果として睡眠やエネルギー値に影響する可能性があります。

CBDと恒常性

CBDなどのカンナビノイドがコルチゾール、インシュリン、メラトニンなどのホルモン生成および分泌に直接的な影響を持つことが、研究で示されてきました。したがって、カンナビノイドならびにエンドカンナビノイドシステムは恒常性に対して直接的な影響を持ちます。

恒常性とは、生命体が正常に機能するのに必要な内部バランスのことを意味します。人間において、恒常性は基本的に私たちが正常に動作していることを保証します。下記は、このバランスを維持する変数の例です。

・体温
・食欲
・渇き
・心拍
・血圧
・睡眠サイクル

これらの変数の調整に関与する重要な領域の一つが、脳幹の真上に位置する神経細胞集合で構成される脳部位、視床下部です。視床下部は身体の内分泌系の主な領域の一つです。

視床下部にはその他の能部位と同じようにカンナビノイド受容体が含まれます。例えばCBDのようなカンナビノイドによってこれらの受容体を標的にし、刺激することで、恒常性に必要とされる多くの過程の調節を助けることができる、と研究で示唆されています。

このようにCBDとエンドカンナビノイドシステムは、体内のホルモン値に明白な影響を与えます。ホルモンのバランスが崩れてお困りの場合は、CBDの摂取によって恒常性を回復することができるかもしれませんよ。

 

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参考:Cibdol