CBDオイルで癌治療をしたために職を失った男性

こんにちは。CBDオイルについて調べるなかで気になる記事を見つけたので訳してみました。CBDオイルの摂取によって会社の薬物検査に引っかかってしまったがん患者の体験談です。

*********************

ジョン・ドレスが2月に眼科で診察を受けたときに気にかけていたのは、どんなフレームの眼鏡をかけようかな、ということでした。ところがドレスが受けたのは稀ながんの宣告でした。治療法を調べたところ、生命の危険があり、仕事を失うかもしれないことが分かりました。53歳のドレスは、フォート・キャンベルでヘリコプター整備をする請負業者AECOMの航空技能者として11年半働いてきました。しかし検眼医と眼科医での診察が、人生を変えました。ドレスは眼メラノーマと診断されたのです。

眼メラノーマ財団によると、毎年アメリカで悪性腫瘍が発覚する成人はたったの約2500人です。ドレスは、5年以内に肝臓に転移する恐れのある非常に侵襲性の強い2型メラノーマであると伝えられました。

死の宣告を受けたようなものでした。

しかしドレスはただ待つだけではありませんでした。従来の治療法に答えを見出せなかったドレスは、店頭で購入できるサプリメントであるカンナビジオール(CBD)オイルについて知りました。大半のCBDオイルは、ヘンプ草の茎や葉、柄から化合物を抽出して作られます。大麻の活性成分THCを多く含むTHCオイルや大麻オイルとは違い、CBDオイルにはごく微量のTHCしか含まれません。

2014年テネシー州は産業ヘンプを大麻の定義から除外する農業法を可決しました。しかし1970年規制物質法では、大麻に関連する精神活性を引き起こすTHCが含まれなくてもヘンプと大麻は同じものであるとみなされています。大麻は連邦政府によってスケジュールI薬物であると考えられています。

したがってテネシー州ではヘンプを栽培し、CBDオイルを製造・販売するのは合法ですが、連邦法は州法に優越するのでそれにストップをかけることができます。CBDまたはヘンプオイルはクラークスヴィル市にある複数の店舗で公然と販売されています。ドレスはCBDオイルが治療の危機から救ってくれることを願いました。

「理に叶った範囲なら何でも試したでしょう」とドレスは述べました。

CBDオイルが希望をもたらす

ドレスが使用するCBDオイルは、間接的に酩酊させるのに十分なTHCを含みません。医療大麻ではありませんが、「医療CBD」だとドレスは言います。CBDオイルは腫瘍の細胞活動を低下させる、またはがんを完全に除去することができる、という理論です。ドレスにとっては、肝臓がダメージを受けるまで何もせず待つよりも試す価値があることです。

「この手の製品は誰でも買えるし、処方箋をもらう必要もないんです」

ドレスはがんを患っているため、CBDオイルを栄養補助食品として使用する通常の人よりも多くのオイルを摂取しています。しかしそれでも1日にたった数滴です。このCBDオイルはヘンプ栽培者や一部の患者から、精神を活性化させることなく痛みを緩和する、不安を軽減する、がんと闘ってくれる可能性がある、などと謳われています。

最先端を学ぶ!CBDオイルが癌治療に役立つ可能性

日々の痛みが大きく減少したことにドレスは気づきました。

しかし FDA(食品医薬品局)は薬用のCBDオイルを承認していません。地元でCBDオイルを購入するのは合法ですが、だからと言って使用者がその因果関係とは無縁であるとは限りません。ドレスはそれを思い知ることになります。

薬物検査で陽性反応

11年間AECOMで勤めてきたドレスが8月に初めて無作為の薬物スクリーニングに選ばれたとき、即時検査は合格しました。しかし検査サンプルは追加検査に回され、大麻の陽性反応が出ました。

ドレスは自分の状況を説明しようとしたにもかかわらず、即座に解雇されました。ドレスは会社医に連絡しようとしましたが、それもうまくいきませんでした。突如がんとの闘いに加えて無職に直面してしまったのです。

「会社医は、私が大麻を吸っているんだと明らかに決め込んでいました。とても腹立たしかったです。私は間違ったことはしていません。CBDオイルでは精神活性化されないのです」

AECOMはコメントの求めに応じませんでした。

薬物検査が有効であるかにかかわらず、テネシー州で法的手段を取っていません。

この一件に関与していないクラークスヴィル市の弁護士ケネス・メリウェザーは「テネシー州は随意雇用の州だ」と説明しました。すなわち、雇用主はチューインガムだろうがCBDオイルだろうが、解雇が正当である根拠を示す必要がないのです。

さまざまなタイプの差別は例外ですが、このケースには当てはまりません。

「それが企業の方針に反するなら、雇用主は従業員を解雇することができます。理由を説明する必要はありません。そうして手放すことができるのです」

ドレスの家族は最近、職場があるフォート・キャンベル市に近いケンタッキー州トレントン市に引っ越したばかりでした。仕事が見つからないことが不安でしたが、ドレスはナッシュビル市にある会社で小型機に関する仕事を得ることができました。

ドレスはこの時点で全てを失う可能性がありましたが、CBDオイルを巡って他の人が解雇されないように守りたいと考えました。ドレスは今、必要な治療を受けるのを容易にしてくれることを期待して国会議員に手紙を書いています。

高まるCBD人気

ツリー・オブ・ライフのオーナー、イヴォンヌ・チェンバーレインは、7ヶ月前からクラークスヴィル市の店舗に仕入れているCBDオイルにますます多くの人が注目していると言います。

「CBDはターメリックや生姜、エルダーベリーなどと並んで人気のナチュラル・サプリメントです。トータルで一般市民は、毎日の疾患に対するより自然な解決策を求めています。CBDは多くの顧客にとって優れた天然の代替役として証明されてきました」

どの治療法でもそうですが、CBDオイルが全ての人に適切であるわけではない、とチェンバーレインは言います。

「お客様からよく聞かれるのは、症状を緩和し、カウンタ表示や副作用を引き起こさず、中毒性がないものが欲しいという声です。CBDは処方箋薬の副作用に苦しむ多くのお客様に、求めるものを提供しています」

CBDオイルは多くのリピート客に効果を示してきた、と彼女は話しました。

ドレスの未来

ドレスは放射線治療を受け、目の腫瘍に対するレーザー治療を受けています。先日は医師が肝臓に点を見つけたのを受けて、PETスキャンを受けました。スキャン結果は決定的ではなかったので、引き続き肝臓を監視する予定です。がんが転移した際にはさらなる治療が必要ですが、それが起こらないようにしたいとドレスは考えています。

ドレスは多くのがん患者が感じる痛みに苦しんでいないので、自分はラッキーだと考えています。妻のティファニーと合計10人になる子供たちは、いくつかの変化を受け入れました。中でも大きかったのは食事で、今では家族全員がより健康的な食事をしています。フォート・キャンベル市の同僚たちは味方してくれている、とドレスは言います。

「CBDオイルは違法薬物ではありません。しかし業界は検査を変えたくないのです。薬物検査業界は時代に遅れています」

ドレスは、市場から自然製品を締め出すためにロビー活動をする製薬会社も得るものがあるだろうと考えています。過去のあらゆる困難にかかわらず、ドレスは落ち込みすぎないようにしています。

「このような試練のど真ん中にあって、家族や友人を始め感謝すべきものは沢山あります」

神の恵みによって素晴らしい家族と新しい職を得られたのだ、とドレスは言いました。

「私より悪い状況にある人はたくさんいます。私たちは、この治療や栄養学に関する新たな見方に感謝し、また希望を抱いています。CBDオイル治療ががんの転移を阻止するだけでなく、腫瘍を全て除去するように好影響をもたらすことを願っています」

*********************

ドレスさんは稀ながんにかかってしまった上に、効果を感じられたCBDオイルのせいで職を失ってしまうとは不運でしたが、新たな職がすぐに見つかって良かったですね。アメリカでは無作為の薬物検査を行う会社が多いです。薬物検査を行う業界は、主に運送業、防衛局、交通機関、航空業、病院、大学などの教育機関です。また就職の際に企業側が薬物検査を行うのも一般的です。

日本の薬物検査

日本では従業員の薬物検査に関する法令上の規定は無いと言われていますが、厚生労働省による労働者の個人情報保護に関する行動指針においては、アルコールおよび薬物検査を従業員に対して行う場合は、特別な職業上の必要性と本人の明確な同意がなければ行ってはならない、と明記されています。抜き打ち検査が行われるアメリカとは異なり、日本では従業員の同意が必要なんですね。

日本で薬物検査を導入している会社はそれほど多くありませんが、それでもアメリカと同様、安全運行のために運輸業界(パイロット、電鉄、船舶)ではごくたまに実施されているようです。

CBDオイルは薬物検査に引っかかるのか?

まず日本とアメリカでは事情が異なります。アメリカでは数多くの企業から CBDオイルが販売されており、CBDやTHCといったカンナビノイドの濃度や割合もさまざまです。ドレスさんが使用したオイルにはほとんどTHCが含まれないはずでしたが、もしかしたらラベル表示と内容が異なっていたのかもしれません。日本に正規代理店を通じて輸入されている製品は国の認可を得ているため、安心して使用できます。しかし、個人輸入の商品や現地海外発送などをしている業者のCBD製品は国の法律に従事していないと見なされれば逮捕されます。

ヘンプメッズ社のRSHO・CBDオイル【Xシリーズ】商品は規制されているTHCが含まれていないので安心!
RSHO-X THC FERR 8oz

CBDオイルは薬物検査に表れる?

参考:TheLeafChronicle