CBDオイルで簡単にできる!脳を保護する7つのステップ

年を取ることは人生の一部です。21世紀の今、私たちはますます長寿になっています。しかし、平均余命が長くなるとともに、加齢に伴うなんらかの認知症を体験する可能性も高くなります。現在、世界では推定5000万人の人が認知症を罹患しており、2030年までには7500万人に到達すると考えられています。ですから、可能なかぎり最高な状態で生きていくためには、脳をケアするためにできることは全てやる、ということは皆に共通する関心ごとです。CBDやその神経保護作用の可能性は素晴らしいですが、私たちの気持ちをフレッシュに保ちながら脳を保護するナチュラルなアプローチには、ほかにどんなものがあるでしょうか?

脳を保護することの意味

脳細胞は体の他の細胞とは異なり、生涯もしくは最低でも80年は生き続けるよう設計されています。とはいえ、この長い寿命は、ストレス、汚染、化学物質、薬物、アルコール乱用、うつなど現代の生活でよく見られる要因によって短くなることがあります。したがって、完全に機能する脳を維持するための包括的戦略には、バランスのとれた食事ならびに身体的にも精神的にも活発であること、という健康な生活の典型的な教義が含まれるべきです。新鮮な果物や野菜をたっぷり食べることで、フリーラジカルによる細胞へのダメージを回復させるのに必要な抗酸化剤を補給してくれるほか、重要なビタミンやミネラルも補ってくれます。体と精神を活発にしておくと、記憶や学習に関連する特定の脳部位を刺激することにも役立ちます。

では精神的明鏡さを楽しむ絶好の機会を得るには、ほかにどんなことができるでしょうか?

1.CBDオイルは脳を保護するのか

大麻に含まれる化合物が実は脳を保護する、ということは多くの人にとって信じがたいことです。しかし、カンナビノイドであるCBDに関しては、まさにその通りであるかもしません。とはいえ、アメリカ連邦政府は、CBDの強力な抗酸化剤として特性を元に、CBDおよびその他カンナビノイドに関して神経保護剤として特許を取得しています。特許には「これらの化合物が、例えば脳卒中や外傷といった虚血性障害後の神経損傷の抑制、またはアルツハイマー病、パーキンソン病、HIV性認知症といった神経変性疾患の治療において神経保護剤として特定の適用を持つことが分かりました」と明白に記しています。

この神経保護特性は、アルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患のためのCBDおよびその他カンナビノイドに関する複数の重要な研究を促しました。これらの加齢が関係する疾患は神経伝達物質グルタミン酸塩の過剰な濃度によって引き起こされ、結果として興奮毒性をもたらし、最終的には脳細胞の死を引き起こすと、科学者は考えています。

ラットに対して行われたある研究では、CBDはニューロンにおけるヒドロペルオキシド毒性を抑制することが実証されました。グルタミン酸毒性を防ぐさまざまな抗酸化剤の能力を調べた直接比較試験では、カンナビジオールが防御能においてα-トコフェロールやアスコルビン酸塩よりも優れていました。

科学者らが考える、アルツハイマー病やパーキンソン病の発症をもたらす可能性のあるもう一つの加齢に関連する毒性は、体内の鉄分過剰です。ブラジルのカトリック大学の研究者がCBDの効果を研究したところ、鉄分過剰に関連する急速な細胞死からCBDが脳を保護する可能性が発見されました。

前臨床研究もまた、CBDが一部の神経変性疾患の発症を遅らせる可能性を示しています。ある臨床試験では、カンナビジオールがアミロイドβ(Aβ)を注入されたマウスにおける神経炎症を抑制できることが示されました。アミロイドβは、科学者がアルツハイマー病に関連する神経細胞死を引き起こすと考えているタンパク質です。

しかしカンナビジオールの脳保護に関する可能性はこれだけではありません。科学者は、CBDが脳卒中や脳損傷によるダメージを潜在的に抑制するかもしれないと考えています。これもまたグルタミン酸塩の抑制に関連しています。グルタミン酸塩の生成を阻害することでニューロンの死を抑制できる、と研究者は考えています。

2010年に発表された研究は、CBDは長期的に持続する強力な神経保護効果を持ち、進行性虚血後障害を予防した、また脳虚血から1日または3日後からCBDの反復治療を行うことで神経学的スコア、運動協調性、生存率が改善された、と結論づけられています。

これまで行われたこれらの研究は細胞培養または動物モデルにおいて実施されたもので、人体研究に置き換えられていないことに注意すべきです。しかしそれでも、さらなる研究が行われれば、脳を保護する化合物としてのCBDの未来は有望です。

2.オメガ3オイルで脳をケア

オメガ3脂肪酸は、脂肪分の多い魚、ヘンプや亜麻仁などの種子、一部の葉物野菜といった食べ物に含まれる多価不飽和脂肪で、脳や体中の細胞膜形成に重要な役割を果たしていることが知られています。

一方で、食事に良質なオメガ3源を取り入れることで脳の劣化を防ぐのに役立つことを示す証拠が増えつつあります。8,085人の被験者を観察したある研究では、65人以上が認知症の兆候を示さず、オメガ3が豊富なオイルの常用は認知症のすべての原因に対してギリギリの有意性リスクの低下に関連することが分かりました。

実際、マウスを用いた研究では、オメガ3オイルが記憶を改善させ、脳損傷、脳しんとう、脳卒中後のさらなるダメージから脳を保護することに役立ったことが分かりました。オメガ3オイルの常用は脳卒中の予防対策として使用できることまで示されています。

3.脳の健康に菌類アプローチ(山伏茸)

山伏茸について知らない人は少なくありません。しかし、山伏茸は注目すべききのことして評判が高まりつつあります。中国医学で伝統的に使用されてきた山伏茸は抗酸化剤が豊富で、アグリカルチュラル・アンド・フード・ケミストリー誌によると抗生、抗発がん性、抗糖尿病性、抗疲労、抗高血圧性、抗脂質異常性、抗老化(アンチエイジング)で心臓保護作用、肝臓保護作用、腎保護作用、神経保護作用があり、不安、認知機能ならびにうつを改善します。

これに関しても、大半の研究は前臨床段階ですが、これまでに山伏茸は脳における神経突起伸長に好影響を与える能力を持つため、脳を保護する可能性が示されています。これは、ニューロン間の効果的な情報交換を可能にする脳細胞における新たな軸索および樹状突起の成長に言及しています。ニューロン間の効果的な情報交換は、一部の神経変性疾患の進行を遅らせることに関して特に関心を集めることです。

また山伏茸は、アルツハイマー病に似た症状を示すラットの認知機能および記憶を改善することもわかっています。この研究結果は、低水準の認知機能障害を持つ患者が山伏茸の治療コースを受けている期間、症状における軽度の改善の示した小規模研究と同調します。

4.加齢を跳ね返す脳の運動をする

体重を減らすため、パーフェクトな体を作るため、心臓や肺の能力を強化するため、メンタルヘルスをケアするため、など人々が運動する理由はさまざまです。

しかし持続的な有酸素運動は海馬における新たな脳細胞の成長を促進できることをご存知ですか?海馬とは記憶や学習に関係する脳部位です。げっ歯類を用いた研究で、運動が実際に海馬の大きさを2%成長させることが発見されました。この2%は加齢に関連する1、2年間分の損失を回復される数字だ、と科学者は言います。

研究者らは、運動、脳由来神経栄養因子(神経細胞生存に関わる分子)の増加ならびに海馬の成長の間に相互関係があると考えています。したがって、定期的で持続的な有酸素運動を取り入れることは、現在および今後の老化にとっても健康的な脳を維持するための多面的アプローチにおける心柱となるべきでしょう。

5.ダンスは若々しくて回転の早い脳を維持する

誰もがダンスフロアで自然に動けるとは限りませんが、腰を振ったり、新しいダンスステップを習ったりすることが好きなら、この方法は頭の回転の速さや脳と体の協調性を促進する楽しい手段でしょう。

昨年、筆者はアフリカンダンスのレッスンを始めました。飛び跳ねたり汗をかいたりといった身体的な利点の他に、やったことのない新しい動きの流れを覚える時に新たな神経ネットワークを文字通り感じることができました。これは神経可塑性の良い一例です。神経可塑性とは、生きている間ずっと起こり続ける新しい神経連絡の形成です。

ダンスが運動皮質、体性感覚皮質、脳幹神経節、小脳を含む脳の重要な部位を活性化することは、PET検査で確認されています。協調及びバランスの維持は確かに加齢した身体レベルで望ましいものですが、ダンスは脳の健康にもさらに利点をもたらすことを研究者らは発見しています。

ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌に発表された、高齢者におけるさまざまな形式の運動を比較した研究では、ダンスは被験者の認知症リスクを下げた唯一の身体活動でした。また昨年、認知症を患っていない60歳から80歳の被験者において、ダンスは速歩やストレッチ/バランス訓練よりも認知力低下を予防することに優れていました。

6. 新しい言語の学習で脳を拡大する

新たな言語の学習は大半の人にとって挑戦ですが、休暇で旅行に行く前にいくつかの単語を覚えたり、少なくとも学校時代に外国語を勉強したりという経験が誰しもあるでしょう。

新しい言葉を覚える行為が、学習や記憶に関係のある脳部位になんらかの効果を及ぼすのは理に適っています。新しい言語の学習は海馬のサイズを大きくすることが研究で明らかになっています。それだけでなく、元来の言語の達人であるか熱心な挑戦者であるかは、脳のどの部分が影響を受けるかに直接影響します。

アラブ語、ダリー語、ウルドゥー語などの言語の短期集中コースを受けたスウェーデン軍隊入隊者において実施された研究では、言語的才能を持つ人は海馬の増大が見られたのに対し、新言語に苦労していた人は大脳皮質に変化が見られました。

中国語を勉強する英語話者に対して行われたMRIスキャンでは、学習開始から6週間後、脳内のさまざまな部位間の連結性や脳構造における検知可能な変化が大きかったことが示されました。

しかし、すでに2つの言語を話す人の場合はどうでしょうか?2つ以上の言語を話す人は、認知症やアルツハイマー病の発症を4.5年遅らせることができます。

さらに論文「生涯にわたるバイリンガル能力は加齢における認知制御に関する神経系の効率を維持する」を担当した科学者は、2ヶ国語に堪能であることは、若い成人の脳と比較し、加齢において若々しい認知制御能力を維持できると述べています。

7. 瞑想と脳の健康

瞑想およびマインドフルネスは現在、メンタルヘルス界の流行語です。実際、集中および現在を認識することによって心を鎮める技術は、仏教のリトリート施設からグーグル会社まで多様な環境で見られます。

多くの人がストレスの軽減方法として瞑想に注目しますが、瞑想は長期的な脳の健康に関する利点を持つ可能性があり、それによって瞑想がさらに魅力的な選択肢になります。

ダンスや外国語学習と同様に、瞑想は神経可塑性すなわち新たな神経連結の形成が起こる条件を生み出すことができます。そればかりでなく、瞑想は脳の低下を予防するようです。カリフォルニア大学ロサンゼルス校で長期的瞑想者に関して実施された研究では、被験者は加齢中にもっとも劣化する脳の部位においてより優れた集中を持つことが分かりました。研究者らは「50歳の時点で、瞑想を行う人の脳は対照群の脳と比較して7.5歳若いと推定される」とまで述べました。ですから、一貫した瞑想の実践は文字通り、脳の年齢を若くすることができます。

瞑想が持つもう一つの神経保護的側面の可能性は、炎症を抑制する能力にあります。最近の研究で、非常に大きなストレスを受けた35人の成人が採用され、瞑想またはリラックス技術を学ぶ3日間リトリートに送られました。リトリート前後の脳スキャンでは、瞑想を学んだ被験者が脳の連結性を改善させただけでなく、インターロイキン-6の濃度を低下させたことが明らかになりました。インターロイキン-6は、体内の不健康な炎症レベルを示すことができるバイオマーカーです。これらの変化はリラックス技術を学んだ被験者には見られませんでした。過剰な炎症が、特に神経変性疾患など数多くの加齢に関係する疾患の原因であることは、一般的に認められています。

誰もが長く幸せに生きたいと願っています。しかし、明快かつ敏捷な認知機能を維持することの方が優先事項であるなら、積極的なステップを取るかどうかは私たち次第です。CBDオイルを健康補助食品として摂取することでも、社交ダンスでも、中国語の学習でも、最終的に何を選ぶかは自分次第です。今、脳のケアをすることは将来的に役立ちます。