多くの人にとって、「テルペン」と言う言葉は、「聞き慣れない」「見慣れない」「馴染みの無い」用語のようですが、それは過去の話で最近ではメジャーになってきています。
今回は、テルペンを解説図にして説明していきます。
テルペンとは、匂いの元や香料と考えてください。
例えば、ブルーベリーのベリーの匂い。少し聞き慣れないかも知れませんが、サワ-ディ-ゼルには一風変わった燃料のような風味を与えています。なじみ深い、ラベンダーには甘い花の香りを与えています。これらのオイルは、花のベトベトした樹脂線で分泌されます。この樹脂戦は、CBDや他のカンナビノイドを生み出すものと同じですが、決して大麻特有のハイになるHTC成分のような成分は含まれていません。
解説図:大麻のテルペンはどのよう効果を体に与えるのか?
テルペン | ミルセン | カリフォフィレン | リナロ-ル | ピネン | フムレン | リモネン |
沸点 | 摂氏168℃(華氏334℉) | 摂氏160℃(華氏320℉) | 摂氏160℃(華氏320℉) | 摂氏155℃(華氏311℉) | 摂氏198℃(華氏388℉) | 摂氏176℃(華氏349℉) |
香り | ムスク、クロ-ブ、ハ-ブ、シトラス | ペッパ-、ウッド、スパイス | フロ-ラル、シトラス、スパイス | シャ-プ、スウィート、松 | 木のような、土のような | シトラス、レモン、ペパーミント |
効能 | 鎮静、リラックス、THCの精神作用の増進 | 検出可能な身体的な効能は無い | 鎮静、沈静 | 記憶保持、注意力 | 食欲抑制 | 気分高揚、ストレス解消 |
含有する他の物 | マンゴ、タイム、シトラス、レモングラス、ベイリ-ブス | ペッパ-、クロ-ブ、ホップ、バジル、オレガノ | ラベンダー、シトラス、ト-レル、バ-チ、ロ-ズウッド | 松葉、球果植物、セ-ジ | ホップ、コリアンダー | 柑橘果物の皮、ビャクシンの常緑樹、ペパーミント |
医学的効能 | 殺菌性、抗菌性、抗真菌性、炎症 | 抗酸化性、炎症、筋肉のけいれん、痛み、不眠 | 不眠、ストレス、うつ、不安、ひきつけ | 炎症、喘息(気管支拡張) | 抗炎症作用、抗菌性、痛み | 抗うつ、抗不安、胃部、抗真菌性 |
品種 | ハイブリッド(ブル-ドリ-ム)、サティバ(グリ-ンクラック)、ハイブリッド(エイリアンオ-ジ-)、インディカ(グランダディ-パープル)、インディカ(ノ-ザンライツ) | ハイブリッド(ガ-ルスカウトクッキ-)、ハイブリッド(ホワイトウィドウ)、ハイブリッド(オ-ジ-カッシュ)、インディカ(ババカッシュ)、ハイブリッド(ケムドック)、 | インディカ(ラベンダー)、ハイブリッド(スカイウォーカー)、ハイブリッド(ヘッドバンド)、インディカ(イングリッド)、ハイブリッド(ピンクカッシュ) | サティバ(ジャックヒ-ラ-)、インディカ(ブル-ドリ-ム)、ハイブリッド(オ-ジ-カッシュ) | ハイブリッド(ガ-ルスカウトクッキ-)、ハイブリッド(ホワイトウィドウ)、ハイブリッド(オ-ジ-カッシュ)、サティバ(サワ-ディーゼル)、ハイブリッド(ヘッドバンド) | ハイブリッド(オ-ジ-カッシュ)、サティバ(サワ-ディーゼル)、サティバ(ス-パ-レモンヘイズ)、インディカ(ババカッシュ) |
カンナビノイドのように、テルペンは脳において受容体(じゅようたい)に結合(けつごう)し、さまざまな影響を引き起こします。
上記の解説図は、6つ一般的な麻に含まれるテルペンの特性について説明をしています。
テルペンは含まれているモノの種類・品種・栽培方法や保存方法などによっても効果は変わってきます。
研究所で検査を受けた製品だけが、品種のテルペンの効能を知る確実な手段であり、検査を受けていない場合は詳し効能はわからず感覚に頼るしかありません。
最後に
摂取方法を選ぶ時は、もし、それぞれの沸点を超えて熱せられたら、テルペンの有益な品質がひどく損なわれる事を心に留めておいて下さい。全ての利点とテルペンの風味を引き出す為にはCBDをヴェポライザーで摂取する方法などはオススメできません。もしヴェポライザーで摂取したければ、そもそもテルペンが含まれていないCBD商品を割り切って使うか、低温調整が可能なヴェポライザーをおすすめします。