米国議会のCBD法案
規制薬物法(CSA)からカンナビジオール(CBD)が豊富であることが知られる“治療用ヘンプ株”を除外することを求めるこの法案は、火曜日に9人の州上院議員によって発表・支持されました。
今週提出された、治療用ヘンプの医療アクセス法として知られる超党派による法案は、難治性てんかんと闘う患者に対してCBDが豊富な特定の株に対する無制限アクセスを確保しようとするものです。
そして下院における立法を活発化させ、連邦議会議員スコット・ペリー(ペンシルバニア州共和党)はもうそのコンパニオン・ビルを提出しました。
上院で行き詰まっているカンナビジオールの利益のために政治的分断を越えて協力するコリー・ガードナー(コロンビア州共和党)、ジェフ・マークレー(オレゴン州民主党)、ジョニー・アイザックソン(ジョージア州共和党)、ラマー・アレクサンダー(テネシー州共和党)、ロン・ジョンソン(ウィスコンシン州共和党)、オリン・ハッチ(ユタ州共和党)、マイク・リー(ユタ州共和党)、マーク・ワーナー(ヴァージニア州民主党)、タミー・ボールドウィン(ウィスコンシン州民主党)は、科学、思いやり、そして彼らが代表する市民のために闘う準備があることを発表しました。
CBDが難治性てんかんに効果
アメリカでは、約300万人がなんらかの型のてんかんに苦しんでいます。大半の患者が西洋医学に肯定的に反応していますが、約3分の1はそうではありません。これは“難治性てんかん”と呼ばれ、現代の薬剤に効かない人々は“頻繁で、コントロールできない発作”に苦しんでいます。
ボニー・ゴールドシュタイン博士は小児期てんかんに関する最近の投稿で次のように解説しています。
「CBDは脳内の内在性カンナビノイド濃度を高め、内在性カンナビノイドシステムを強化します。すなわち、CBDはニューロン内のカルシウムおよびカリウムの流れを調整し、それによってこれらの細胞を安定化させます。またCBDは、炎症性化合物の形成を阻止し、有害物質を減少させることにより抗炎症剤としても作用し、その結果炎症の少ない脳をもたらします」
医療用カンナビノイドの薬効を認識しているガードナー上院議員は、2017年5月2日にプレスリリースでこう述べました。
「他の抗てんかん治療が効かない人の多くが、大半の州で合法化されているが規制薬物法でいまだに禁止されている治療用ヘンプオイルを使用して、効果を得ています」
政党およびドグマを別にして、3人の共和党員および2人の民主党員はカンナビジオールの力に関して強い思い入れを持ち、以下の通り発言するのを恐れませんでした。
CBDを支持する議員たちの声
コリー・ガードナー上院議員(コロンビア州共和党)
「この超党派による良識的立法行為は、てんかんに苦しむアメリカ人にとって命を救うことができる治療へのより素晴らしいアクセスを提供するでしょう。カンナビジオールがいかに有効で、この深刻な病を患う子供や大人が病気に対処するのを助け、人生を変えるか、コロラド州の住民は知っています。この治療法を国中で受けられるようにする時がきました。この法案が法律となり、アメリカの家族に安堵をもたらすために、党派を越えて協力することを楽しみにしています」
スコット・ペリー下院議員(ペンシルバニア州共和党)
「コロンビア特別区に住むいくつかの家族に、深刻なてんかんに苦しむ子供がいます。親として、子供を助ける著しい方法も無く、自分は実質上どうすることもできないと知ることは悪夢でしょう。これらの家族は毎日その悪夢を体験しています。この痛ましい状況により、病気に苦しむ人だけでなく、その愛する者に対しても安堵を与える形で、文字通り人生を変える健康補助食品へのアクセスを私は作らざるをえませんでした。 ペンシルバニア州が多くの人々を助けたカンナビジオール(CBD)へのアクセスを確保しようと動いてきた一方で、CBDを必要とするすべての人がその治療を入手できることを保証するために我々は連邦レベルで動かねばなりません。この件に関するガードナー上院議員のチームワークに感謝するとともに、この法案を成立させるために協力することを楽しみにしています」
ジェフ・マークレー(オレゴン州民主党)
「連邦政府が、実質的に娯楽用薬物としての使用法が無く、薬として真に有望なオイルに対するアクセスを阻止する理由はありません。我々は、時代遅れの連邦薬物政策が、苦しむ子供たちの人生に大きな影響を与えることができる治療の妨げになるのを許してはいけません」
ロン・ジョンソン(ウィスコンシン州共和党)
「ウィスコンシン州は、悲惨な発作性症候群に苦しむ小さな子供を含む家族に対して、CBDオイルをより利用しやすくする法案を可決してきました。ウィスコンシン州および国中の家族から届く心に響くエピソードは、CBDの治療的使用、そしてそのアクセスを取り巻く不安を除外するために連邦政府に対する働きかけの必要性を強調するものです」
ジョニー・アイザックソン(ジョージア州共和党)
「この法律制定は、発作に苦しむ子供を持つ家族により良い生活の質を提供することのできる治療へのアクセスを保証します。法律制定はまた、自宅にいながら投与できるように治療薬を持ち帰りたいと願うジョージア州の家族に対して、連邦政府の障害を除去します。この治療薬を必要とする人々に安堵を提供するために、この取り組みを再び支援できることを嬉しく思います」
ホリスティックで、有益で、難治性てんかんによって起こる苦しい発作の緩和において75%の有効性。この超党派の取り組みは数百万のアメリカ人にとって法的命綱を提供します。
下記のYouTube動画では、ウェブサイトepilepsy.comの共同設立者/編集名誉教授であるニューヨーク大学てんかんセンターのオリン・デヴィンスキー博士が、てんかんおよび関連する発作の治療に関するカンナビノイドの医薬用途について説明しています。
