ヘンプと大麻は同じものではない
ヘンプも大麻もカンナビスですが、それはピーナッツと黒豆が豆科であるのと同じです。それにもかかわらず、誰もピーナッツと黒豆は同じものだと主張したりはしませんよね?
それでは何故それがカンナビスには起こるのでしょうか?それは一種のカンナビスが人をハイにさせることが原因です。その種は大麻(マリファナ)と呼ばれる、0.3%以上のTHCを含むカンナビス・サティバの一種です。THCが一種の酔った状態の原因(活性作用)なのです。
政府機関にとって、酔った状態の市民は公共リスクです。したがってヘンプは定義上0.3%未満しかTHCを含まないにもかかわらず、政府によって人を高揚させる“いとこ”と同じ分類にされています。
ヘンプ草がエッセンシャルオイルを得るために収穫されるとき、すべてのヘンプはTHC成分を含んでいないのです。
燃料、繊維、紙製品、布、プラスチック、建築素材、家畜飼料および寝床など持続可能な資源のために収穫されるとき、そこに含まれる微量のTHCは重大ではないのです。
1970年の規制薬物法はカンナビス・サティバをスケジュールI薬物に設定し、実際上、ヘンプや大麻の学術的および医学的実験や研究ができなくなりました。それ以来、この2種の植物が間違って同じ規制カテゴリーに分類されたことを証明するのが政治的課題となってきました。
これはヘンプにとって何を意味するでしょうか?
これはヘンプ草およびヘンプ事業にとって問題を意味します。連邦議会は、外国からヘンプを輸入するのは完全に合法で認可されていると言っています。
だからこそ、アメリカの販売店や大手企業により、ヘンプから作られた衣類、健康および美容製品、ヘンプ・ハートなどの食品成分が販売されているのです。
2014年の農業法は、各州がそれぞれのヘンプ法および規則を制定することを認めました。その可決以来、複数の州が現地法を制定し、ますます多くの農園および後続の事業がこれらの州で順調に稼働しています。
しかし、ヘンプ草にまつわる法の問題は持ち上がり続け、ヘンプが大麻と同じように規制されるリスクにさらされています。これはヘンプ草に対する過度な規制に他なりません。
規制薬物法の表現および違法薬物使用を“カンナビス”という広いカテゴリーに関連づける法律のため、さまざまな州で新たに制定されたヘンプ法は大麻にまつわる現行の連邦法と一致していません。
アメリカにおいて連邦法は州法に勝るのです。したがってヘンプにまつわる法的問題は続いています。
ヘンプの真実
・ヘンプは酔わせる薬物ではない
・ヘンプは犯罪事業ではない
・ヘンプは持続可能な天然資源である
・ヘンプは健康補助食品である
・ヘンプはスーパーフードである
・ヘンプは世界的な農産物である
・ヘンプは21歳以上でなければ買えない製品ではない
私たちにできることは?
私たちは、ヘンプを農業および工業作物として保護することを目的とする活動をサポートしなければなりません。
政治家にメッセージを送る、情報会議や教育的セミナーに出席する、ヘンプと大麻を区別するようなヘンプ草に関する適切な表現を求めて活動する団体をサポートする、など個々にできることがあります。
何より重要なことは、事実に基づく情報を広めることです。
私たちは一団となって、賢明な政策に投票し、その政策作りを助け、署名活動を通じて私たちの声を共同で届け、現在ヘンプ農家および事業に対して明記された現地のガイドラインを全て熱心に守ることができます。
