こんにちは~。
前回は、ネット上で見つけたCBDオイルと日本の著名人に関する怪情報について取りあげました。
前回はこちら:「CBDオイルをしている芸能人はいる?」
先日のネットの誤情報から疑問が
「怪情報」っていうのは、某ブログが「藤原紀香さんがCBDを経口摂取している」と書いている件で、これが単なる拡大解釈であることが判明したわけです。
この怪情報については、正直「どーでもいい」のでありますが、頭の中にひとつの疑問が浮かびました。
ヘンプシードオイルにCBDは含まれているのか?
その某ブログ主が考えたであろう「藤原紀香さんがCBDを摂取している」拡大解釈がこれです。
➀紀香はヘンプシードオイルを使っている
↓
➁ヘンプシードオイルにはCBDが入っている
↓
➂紀香はCBDを摂取している
という、高校数学で習った「帰納法」ってやつですかね。この無理やりはともかく、気になるのは
➁ヘンプシードオイルにはCBDが入っている
ですよ。果たして、これは真実なのか?そーいえば考えたことない・・・と思ったので調べてみました。
結論。
ソースはこちら:HELLO MD
一般の人がこのサイトに健康関係の疑問を挙げて、医者や学者が答えてくれるっていうアメリカのサイトらしいです。ここで聞かれているのが、
「ヘンプシードオイルにはCBDが含まれているんでしょうか?」
お答えになっているのは、高濃度CBDティンクチャーの開発者の方。
「産業用ヘンプに含まれているカンナビノイドは低濃度で、高CBD品種と比べると豊富なCBD源とは言えません。高CBD品種とは少なくともCBDが4%入っているものです」
まず前提としておさらいですが、
ヘンプシードオイルはその名の通り「種」から、
CBDオイルは、「花、葉、茎、種」から、
それぞれ作られています。
※注意してほしいのは、日本に合法的に入っているCBDオイルは「成熟した茎と種」から作られているものです(花と葉を由来しているものは違法)。
CBDオイルはヘンプシードオイルと同じく種から採られることもありますが、そもそもメーカーさんが目標とする濃度が出せるような、CBD値が高いものを選んでCBDオイルを作っています。だから普通のヘンプシードオイルよりCBDオイルが高価にもなるわけで。
さらに、CBDを理想的なカタチで引き出すために二酸化炭素抽出法を使うところがほとんど。この機械が非常に高額なんですよね。一方のヘンプシードオイルは単純な冷却圧縮です。
つまり医学的効果が得られるだけのCBDを含んだヘンプシードオイルがあるとしたら、相当高額です。ましてや料理に使おうっていうオイルですから、相当でかい瓶になるので、超お高くなります。しかも二酸化炭素抽出法で作られるので、そうなると今日的に知られているようなヘンプシードオイルとはまったく別物になる可能性大。
というわけで結論ですが。
「ヘンプシードオイルにはCBDが殆ど入っていない」
ということになります。
