最近医療大麻において最も大きなニュースだったのは、てんかんを患う子供の発作を減らす有効な治療法として、CBDが公認されたことです。
これは、イギリスの製薬会社GWファーマシューティカルズ社が、臨床研究第3段階の結果を発表し、98%ピュアなCBD薬エピディオレックスが稀なてんかん型であるドラベ症候群を患う子供の発作回数を40%減少させたことを明らかにしたからです。
しかし、ドラベ症候群の子供を持つ一人の母親は、エピディオレックスとその目前に迫った承認に関して独自の意見を持っています。アイルランド、コーク出身のヴェラ・トゥーメイは、全草CBDオイル市場への影響、そして娘エイヴァの健康を心配しています。
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全草CBDオイルはエイヴァの発作を90%減少させた
何故なら7歳のエイヴァが昨年の秋にCBDオイルの摂取を始める前まで、エイヴァの発作は制御不可能で、医師は自宅で看取ることができるように家にエイヴァを帰したからです。全草CBDオイルを摂取し始めてから、エイヴァの発作が90%減っただけでなく、全体的な健康も劇的に改善しました。
エンドカとの独占インタビューで、ヴェラは次のように話しています。
「私は個人的な体験から、エピディオレックスの研究結果はこれまでのCBDオイルが患者にもたらした影響には遠く及ばない、と言えます」
実はエイヴァは、難治性てんかんを患う若年成人および子供におけるエピディオレックスの初期臨床検査に参加するはずでした。最終的に、別の子供が参加することになり、トゥーメイ家は最初はがっかりしたものの、結果の発表を聞いて最終的には安堵しました。
臨床検査の副作用に対する懸念を医師も認める
ヴェラは、検査結果が期待したほど有望ではなかったことを認める神経科医と交わした会話を明白に覚えています。医師は、食欲減退、下痢、けいれん、睡眠障害を含む「いくらか深刻な」副作用について懸念を表明しています。
「彼女が臨床検査の結果に非常に落胆しているのが分かりました」とヴェラは回想します。「何か言っていないことがあるようだったので、他にも副作用があったのかと聞きました。そうしたら彼女は『実は臨床検査中に一人の患者が亡くなった』と言ったのです」
ヴェラは続けました。「私は、その子が摂っていた薬が死の原因ではないことを保証できるか、彼女に聞きました。すると彼女は『保証はできないが、そうではないことも証明できない』と言いました」
エイヴァはCBDオイルの有効な効果だけを体験している
エピディオレックスの使用により報告された副作用とは異なり、エイヴァは全草CBDオイルから有益な効果しか体験していないことを、すぐに指摘しました。
「私たちはエイヴァがCBDオイルを摂り始めてから4.5ヶ月後の昨年2月に、エイヴァの学校から報告を受けました。エイヴァの先生は、過去2年に比べ、ここ数ヶ月でエイヴァは大きく進歩した、と述べました。エイヴァがCBDオイルを始めて以来、エイヴァの個性が開花しました。私は、CBDがエイヴァを発作による支配から自由にしてくれたように感じます」
エピディオレックスの承認は全草CBDオイルの取り締まりを引き起こすか?
ヴェラは、CBDオイルの摂取がもたらしたエイヴァの進歩を喜ぶ一方で、エピディオレックスが承認された後に全草CBDオイル市場がどうなるかについて心配しています。
そしてそれはヴェラだけではありません。GWファーマシューティカルズ社はエピディオレックスの開発に数百万を注ぎ込んできました。エピディオレックスが成功すれば、初の認可されたCBD薬剤となります。そしてGWファーマシューティカルズ社が注ぎ込んだ時間と投資の代償として、CBD製品を健康補助食品として販売している数百のCBD企業を取り締まるようにFDAに働きかけるのではないか、と推測されています。
最悪の場合、ヴェラのような親に対して全草CBDオイルを供給していた多くのCBD企業に終止符を打つ可能性があります。
「全草CBDオイルの無いエイヴァの人生は、恐ろしい現実です。私たちに代替策はありません。処方薬剤は全く効きませんでした。全草CBDオイル以外に効き目があったものはありませんでした。この機会が取り上げられてしまったら、その後の見通しは恐ろしいものになります」
立ち上がって「ノー」と言うべき
真の大麻戦士であるヴェラは、他の親たちに行動を促すことに乗り気です。
「全草CBDオイルで人生がいい方に変わった子供を持つ親は、立ち上がって『ノー』と言うべきです。もしこれが現実となれば、私たちのような家族が子供と共に達成してきた大切な進歩の破壊を意味するでしょう」
