アロマテラピーでも人気!大麻に含まれるテルペンを知ろう

大麻草は、400以上の活性化合物を含む植物の宇宙です。そのうち100以上がカンナビノイドで、最も豊富に含まれているのはTHCとCBDです。しかしそれ以外にも数多くの成分が含まれています。なかでもテルペンは科学界から特に注目されている成分です。

テルペンとは何か?

しかしテルペンとは実際何なのでしょうか?テルペンは、大麻だけでなく、全てのハーブ、花や植物において独特の香りをもたらします。リラックス効果を持つラベンダーや筋肉痛の緩和効果を持つローズマリーなど、アロマセラピー・オイルの治癒効果について聞いたことがある人も多いでしょう。しかし家庭のハーブや花から抽出されたオイルには、大麻と同じテルペンが多く含まれているのをご存知でしたか?

テルペンは私たちの苦痛や病気を取り除くという利点のためだけに存在する、というわけではありません。実際のところ、テルペンは害虫から身を守り、また高温でも生き残るのに役立つ植物自体の手段となっているのです。

大麻草に含まれるテルペン

大麻草は約200種のテルペンを含み、カンナビノイドとともにベタベタしたトリコーム樹脂で生成されます。テルペンは全体的な大麻標本の約1%しか占めていませんが、トリコーム内容物の約10%に上ります。

テルペンは高温だと蒸発します。このために、大麻草は朝、匂いが最も強いのです。また、このために、最大限のテルペンの可用性を保証するためには午前中に収穫するのが最適となります。

大麻に最も豊富に含まれるテルペンは、ミルセン、ピネン、リモネン、リナロール、ユーカリプトール、カリオフィレンで、それぞれ株の独特な香りを決定付けます。カリフォルニア州にあるスティープヒル研究所は、「サンプルに0.5%以上のミルセンが含まれていればインディカで、“ソファから動けなくなる”効果があり、0.5%以下なら舞い上がるようなサティバ効果が得られる」と言い、カンナビス・サティバとインディカの違いはテルペン含有量によるものだ、とまで提言しました。

脱炭酸されている(大半がそうですが)大麻製品においては、耐熱性テルペンのカリオフィレンが最も豊富です。このため麻薬犬は、大麻を探すときにこの匂いを検知するように訓練されています。

テルペンはいい香りがするのは分かりましたが、人体にはどのような影響があるのでしょうか?偶然にも科学は、アロマセラピストが何年も前から知っていたことを証明しています。すなわち、テルペンは身体に生理的変化をもたらすことができます。影響力の大きい論文「THCの管理:潜在的な大麻の相乗効果ならびにフィトカンナビノイド-テルペノイドのアントラージュ効果」のなかで著者のイーサン・ルッソ博士は、「0.05%以上の濃度を持つテルペノイド構成要素がいかに薬理学的関心を考慮されているか」、ならびに「1時間にわたって外気からの吸引によってテルペノイドの香りに露出したマウスが、活動レベルで大きな効果を実証し、非常に低い血清濃度でも脳に対して直接的な薬理効果を持つことを示唆した」ことを説明しました。

テルペンは大麻製品に含まれるただの「オマケ」成分ではないことが明らかになったところで、エンドカCBDオイル製品に特に含まれているテルペンに注目しながら、主な芳香候補について一つ一つ取り上げていきましょう。

ミルセン

ミルセンは大麻に最も多く含まれるテルペンで、チョウジに似た土っぽい香りをもたらします。大麻草のほか、タイム、ホップ、レモングラス、バジル、マンゴーなどに含まれています。ミルセンは複数の治癒効果を持つとされており、糖尿病の症状に対処する、鎮痛効果、鎮静効果を持つことが研究で示唆されています。フンダシオン・カンナの非常に包括的なテルペンに関する記事によると、ミルセンは「血液脳関門を変化させ、脳内のカンナビノイド浸透性を促し、その効果を高める」ことが示されています。これは、ミルセン濃度が高ければ高いほど、カンナビノイドのより良い生体利用効率を促進することを示唆しています。

リモネン

D-リモネンは、自然のなかで最も一般的なテルペンの一つです。ヘンプオイルの味が少しオレンジっぽい、または柑橘系っぽいことに気づきましたか?それはリモネンによる効果です。リモネンは、コレステロールを含む胆石の分解、胸焼けの軽減、特定の型のがんの予防、がん細胞死の誘発などの作用を持つことが分かっており、また抗炎症特性、抗菌・抗真菌特性を持ちます。

リモネンの気分高揚、抗不安効果は、動物モデルでも人体でも示されています。ある小規模の研究で、うつ病の入院患者を柑橘系の香りにさらしたところ、うつが軽減され、12人中9人が抗うつ剤をやめました。

アルファおよびベータ・ピネン

名前が示すとおり、ピネンは松脂や針葉樹に含まれるテルペンです。植物界だけでなく、昆虫界にも含まれており、昆虫同士の化学コミュニケーションシステムの一部です。

ピネンによる新鮮なアルプスのような香りを考えると、洗浄剤や洗剤を思い出さずにはいられない人もいるでしょう。ピネンは抗菌作用があり、抗生物質が効かない病原菌に対してさえ有効性を示すことは不思議ではありません。また、ピネンを低濃度で吸引した際に気管支拡張剤となることも驚きではありません。

それだけでなく、ピネンは抗炎症特性を持つことが分かっています。2014年に行われた人間に対する研究では、新たな骨関節炎薬の潜在的な候補であることまで分かりました。

リナロール

ラベンダーに落ち着くような鎮静効果があり、睡眠を助け、うつ病にも役立つことは、アロマセラピー専門家でなくても知っています。それはおそらく、ラベンダーがリナロールというテルペンを含んでいるからです。伝説によるとラベンダーの治癒力は、香料製造者がひどいやけどをした手をラベンダーオイルの樽に浸した時、ラベンダーオイルが治癒プロセスを早めることが分かって発見されました。それはおそらくリナロールの抗炎症・鎮痛特性によるものでしょう。

さらに興味深いリナロールの側面は、抗発作能力を持つらしい、ということです。フンダシオン・カンナは次のように述べています。「リナロールは、グルタミン酸活動を抑制し、またグルタミン酸塩の刺激によるニューロンの神経伝達物質放出を減らすことができます。カンナビノイドの作用方法に似たこの方法によって、鎮静、鎮痛、抗発作効果がグルタミン酸塩およびGABA神経伝達物質の調節に基づいた作用メカニズムを持つと主張することができます」

ベータ-カリオフィレン

おそらく最も薬理的可能性を持っているテルペンはベータ-カリオフィレンです。ベータ-カリオフィレンは、ブラックペッパー、葉物野菜、クローヴ、そしてもちろん大麻に含まれます。ベータ-カリオフィレンは大麻草に含まれるテルペンのなかでも独特です。なぜなら、カンナビノイドCB2受容体を活性化することでカンナビノイドのような作用をする、擬似カンナビノイド的作用を持つとみなされているからです。これにより、ベータ-カリオフィレンに抗炎症効果、免疫調整効果があることに説明がつきます。研究では、合成カンナビノイドよりも有効であることが示されています。THCやCBDといったカンナビノイドのように、ベータ-カリオフィレンは強力な抗酸化剤で、ある論文は「ベータ-カリオフィレンは、炎症や酸化ストレスに関連する多数の疾患における多大な治療可能性を持つ」と断言しています。

この魔法のようなテルペンは、不安やうつを緩和し、がん細胞の死を促進することも分かっており、またアルコール中毒の治療法となる可能性も持っています。ほとんどの研究は人間ではなく動物モデルにおいて実行されたものですが、ベータ-カリオフィレンの抗炎症・抗酸化性質は、未来のワクワクするような栄養補給化合物となるでしょう。

テルペンとアントラージュ効果

大麻に含まれる各テルペンがこれほど広範囲の薬理効果を持つならば、植物全体としての効果はどれほどのものでしょうか?特に、大麻ほど多くのテルペンを持つ植物は他に存在しないのです。

これまでのように、その答えは誰もはっきりとは分かりません。イーサン・ルッソ博士は次のように述べています。「テルペンは大麻ベースの薬効抽出物におけるアントラージュ効果に、意味ある貢献をしている可能性があります」アントラージュ効果とは、大麻草に含まれるさまざまな化合物間の相乗効果のことです。アリストテレスが言ったように「全体は部分の総和に勝る」ということです。

確かに、フルスペクトラムな活性化合物を含む医療大麻の方が分離または合成化合物よりも有効であること、またテルペンはこの大麻のアントラージュ効果において重要な役割を果たしている可能性があることが研究で示されています。

しかし全草大麻は、単体のカンナビノイドまたは合成変異体の特許を取ろうと競争している大半の製薬会社にとって、実行可能な選択肢ではありません。大麻の治療的相乗効果におけるテルペンの役割が調査されず、無視され、忘れられてしまうのは簡単でしょう。最終的にその命運は、謎に包まれた付属的効果を持つ全草大麻を要求し続ける消費者にかかっているのです。

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出典:Endoca