カンナビノイドは現在メディアで大きな話題となっています。熱狂的な関心を集めているのは、健康上の利点が報告されているからです。現在急成長中の医療大麻治療においてCBDは主流となりつつあります。また多種多様な製品があるため、正確な投与量を見つけることがこれまで以上に簡単になってきています。
これは、長年大麻を使用してきた愛好家にとっては新しいコンセプトです。大半の人は、現在でも引き続き一貫性がない大麻の内容量にほぼ甘んじてきたからです。各摂取量において特定の成分がどれくらい必要か、正確に決定するのは一見不可能な試みのように見えます。
幸いなことに、当て推量の時代はほぼ終わりました。最近では、製品にラベル表記がされているので、それを参考にしたり、それを元に計算したりすることができます。一般的にCBDを経口摂取する人は、通常CBDオイルを1、2滴舌下に投与します。とは言え、全ての人に合う摂取量というものは存在しません。また治療したい症状によって、さまざまな量に対して異なる反応を示します。
それを踏まえて、本記事ではより正確なCBD投与量を決めるのに役立つアドバイスをいくつか紹介します。
一般的なCBD推奨摂取量から始める
迷いが生じたら、基本に立ち返りましょう。取扱説明書を安全な場所に保管し、必要な時は参考にしてください。もし効果を感じる量がバラバラだと感じる場合は、一般的な推奨摂取量に戻りましょう。取扱説明書自体が変わっていると感じることがあるかもしれませんが、前述の通り正確な摂取量を決めるのは自分の体であり、耐性度や健康状態によって異なります。日本で購入する場合でも取扱説明書は英語で書いてあることが多いので、英語ができる人に読んでもらうか、推奨摂取量について自分で読めるようにしておくと良いでしょう。
可能な限り最少量から始める
初めてCBDを摂り始める場合は、可能な限り最少量から始めるのが賢明です。体がCBDに慣れてくる間に、各摂取量に対する体の反応を記録すると良いでしょう。CBDの効果に慣れてきたら、今度は理想的な投与量を見つけるために自分で実験してみる必要があるかもしれません。
製品のラベル表記を慎重に読む
CBD製品はどれも同じではありません。ほとんどの食品や処方薬とは違い、一般的な基準に合う測定法が無いのです。製品の内容量に関して、異なる測定指標や外観を含むことがあります。例えば、小麦粉3カップはブランドに関係なく小麦粉3カップを意味します。
同じことが製剤にも言えます。例えば、使用者が特定できるようにティレノール250mgのカプセルは、はっきりと異なる印、色、形などを持っています。現在、CBD製品には共通の測定システムがありません。ある製品はスポイト半分に20mgのCBDを含む一方で、別の非常によく似た製品ではスポイト1回あたり30mgのCBDを含む、ということが起こりえます。
このために多くの人が混乱してしまうのです。特に、価格、ブランド、製品を比較する時に混乱が生じやすくなります。しかし、どの製品を選んだとしても、ラベル表記をよく調べて正確に読み解き、アドバイスを必ず聞くようにしてください。概して、体が大きい人は体が小さい人より多い摂取量を必要とします。その場合でも、摂取量を増やす時はゆっくり1度に1mgずつ増やすようにしてください。
医師にサポートしてもらう
治療が必要な病状がある場合は、CBDを試す前に医療専門家にCBDについて相談するべきです。一般的に、医師は最も有益な投与量を勧めるための知識を持っています。アメリカでは CBDは食品法によってサプリメントやビタミンとして見なされているので、連邦政府による規制を受けていません。それでも、ネット上の乱雑な情報よりも医師の勧告を参考にするべきでしょう。
日本でもCBDオイルは健康補助食品という扱いであり、海外のような医療目的での使用は表立って主張されることはありません。そのため日本では、CBDについて詳しい医療専門家を見つけるのがなかなか難しい状態ですが、全く存在しない訳ではありません。銀座東京クリニックの福田一典院長は、自身のブログの中で 医療大麻とがんに関する研究を積極的に取り上げています。医師に相談する必要性を感じた場合は、信頼できる情報源からご自分でリサーチしてみると良いでしょう。
結論
CBDに対する反応は人それぞれです。THCまたはTHCに関連する精神活性効果がほぼ、あるいは全く無いとしても、代替医療に関しては慎重になることが賢明です。大麻やCBDを含むホリスティックな治療に関しては、必ず医師に相談してください。また、少量から摂り始め、少しずつ増やしていくようにしてください。
