「ピュアな方がいい」というコンセプトは、私たちが日々の生活、特に健康面において採用しているコンセプトです。理にかなっていますよね?活性成分があるなら、他の化合物を除いてピュアな抽出物を作る方がいいのでしょうか?
私たちはこれに関して皆有罪です。多くの人が原材料の代わりにビタミンCの錠剤を飲むことを選んでいます。それにもかかわらず、科学者は、同価値のものを錠剤で摂るよりオレンジを食べた方がいい、ということをすでに発見しています。その理由ははっきり分かっていませんが、果物に含まれる優れた抗酸化剤の混合が関係しているのでは、と仮定されています。一部だけよりも異なる化合物が相互作用した方が効果的だ、というのはどこかで聞いたことがある論理ではないでしょうか?
アントラージュ効果:植物の相乗効果
医療大麻界に詳しいなら、この論理が「アントラージュ効果」にそっくりであることに気づくでしょう。アントラージュ効果とは、大麻研究の父ラファエル・メコーラムが、大麻草に含まれる全ての異なるカンナビノイドとテルペンが生み出す相乗効果を表現するために新たに作り出した用語です。
研究では、大麻に最も豊富に含まれる化合物THCはCBDと一緒の方がより効果的であることが分かっています。それはCBDがTHCの精神活性効果を落ち着かせるからだけでなく、前臨床研究によると、THCとCBDが相互作用して腫瘍の縮小においてより優れた有効性を示したからです。
議論は最終的に、全草抽出物の方が分離したカンナビノイドより効果的なのかということになります。単体のカンナビノイドまたはTHCとCBDの組み合わせが製剤会社の研究において好まれている、というのが現実です。分離したカンナビノイドと全草抽出物を比較する決定的な証拠は欠如しており、全草抽出物は主に事例証拠または回顧的患者研究を当てにしています。
CBDに関しては?
現在、CBDを健康補助食品として、または特定の健康問題に対処するために摂取しているほとんどの人々は、産業ヘンプから作られた全草抽出物を摂取しています。法的理由から産業ヘンプはほんの微量(0.2%以下)しかTHCを含みませんが、市場に出回る大半のCBDオイルはCBC、CBG、 CBNといった少量のカンナビノイド、そしてリモネン、ミルセン、ピネンなどのテルペンも含んでいます。
したがってアントラージュ効果を体験したい人は、全草CBD抽出物を選ぶのがよいでしょう。最大の支持者は、シャーロット・フィジーやケイトリン・ランバート、エイヴァ・バリーなどてんかんを患う子供たちの両親です。彼らは皆、CBDが豊富な抽出物のおかげで発作が減ったと話しています。
しかし、CBDの抗けいれん特性に関してさらなる証拠が集まるなか、イギリスの製剤会社GWファーマシューティカルズ社による臨床試験に使用されているのはピュアな形態です。このCBDはピュアで分離した形態であり、おそらくFDAに承認されて、最終的に世界中のてんかん患者が入手できるようになります。
科学者はCBDが豊富な抽出物の方がてんかんに効くと話している
単一分子に基づく薬を販売する方が財政上、より実行可能であるという事実は別として、ピュアなCBDを用いたてんかん薬は全草CBD抽出物に勝るだろうと思われるでしょう。しかし、モントリオールで開催された国際カンナビノイド研究会シンポジウムで発表されたプレゼンテーションによると、そうではありません。
アントラージュ・ファイトラブの局長であるファブリシオ・A・パンプローナ博士は、 2013年から2016年の間に行われた、CBDが豊富な抽出物または純粋なCBD分離体を用いた7つのてんかん研究を比較しました。パンプローナ博士は、CBD分離体は発作軽減において43%の有効性を見せましたが、CBDが豊富な抽出物は78%とほぼ2倍だったことを発見しました。また、CBDが豊富な抽出物と比べて純粋なCBD分離体は発作の軽減に必要な量がほぼ3倍だったこと、またCBDが豊富な抽出物はCBD分離体に比べて報告された副作用は半分以下だったことも分かりました。
研究所の名前がアントラージュ・ファイトラブであることからも、パンプローナ博士が全草CBD抽出物の方が単体のカンナビノイドより優れた効果を持つことを証明するのに既得権を持っていることは明らかです。それに加え、純粋なCBDを使用した臨床試験で得られた結果と、回顧的またはネット上の患者調査とCBDが豊富な抽出物を正確に比較できるのかは疑わしいです。
しかし、パンプローナ博士の結論は確かに、全草大麻抽出物の方が優れた結果をもたらす、という多くの患者や医療大麻専門家が主張してきたことを裏付けます。
てんかん発作だけでなく認知力にも効果があったENDOCAのCBDオイル
CBDOIL ドロップス 1500mg Cannabidiol(15%)
ミーガンは15%の加熱済みCBDオイルを1日に約170〜180mg(20滴以上)を摂取することで、てんかん発作を回数を減らすことができています。
この加熱済みという表現は、ヘンプ植物中に含まれている成分がCBDAという化合物、それに熱を加えることによりCBDという成分に変換されています。
追記2019年12月3日
現在、こちらの商品の取り扱いがございません。
