現在数多くの人々が疼痛のためにオピオイドに依存し、破滅的な影響を受けています。多くの人が代わりにCBDを使用し、中毒に打ち勝っています。
若いコラムニストが過去のバイコディン中毒を告白しました。デトロイトに住む23歳の男性が、どのように医療大麻が悪習を断ち切り、慢性的な腰痛に役立ったか説明しています。
目次
「疼痛にCBDを使用してオピオイドをやめたことを誇りに思う」
デトロイトのメトロ・タイムズ紙が、ソーシャルワーカーに志願するときに差別される可能性を恐れて「ローラン」という仮名を用いた若い学生の体験を伝えています。この学生は物質乱用カウンセラーになりたいと願っています。
鎮痛剤が症状を悪化させる
10年生のとき目がくらむような頭痛に悩まされるようになってから、ローランは数々の薬剤を試してきました。マクサルトは痛みに効きましたが、数時間にわたって何もできなくなりました。
またローランは、稀型の脊柱側彎症であるショイエルマン病を患っています。この疾患は脊柱に影響し、非常に苦痛を伴います。絶えず続く痛みに対処するうち、うつ病や不安障害を引き起こしようになりました。ローランはADHDでもありました。
鎮痛剤をやめられた少数派
ローランは現在、自分の疾患のための薬または鎮痛剤を摂取していない数少ない人々の一人です。バイコディンを飲めば腰痛が緩和されますが、そうすると、それがもたらす結果を考えてパニック発作を起こしてしまいます。
ローランは、痛みを調整し、落ち着き、ストレスを解消するために、CBD医療大麻を使用しています。医療大麻の処方を求める人々の大半は、慢性痛のためです。それは単に薬物を得るための言い訳だ、と多くの禁止支持者は主張します。しかし、人が診察を受ける最も顕著な理由は痛みです。なぜそれが医療大麻では異なるのでしょうか?
鎮痛を求めて医者に行く
痛みは医師の診察を受ける最大の理由であり、医師が最も頻繁に出すのは鎮痛剤です。これがアメリカだけでなく世界中で、大きな問題となってきています。この問題を回避する方法は大麻、または精神活性させないCBDでしょう。
大麻はオピオイド中毒に役立ちます。ザ・ジャーナル・オブ・ペイン誌は、慢性痛患者によるオピオイド使用が大麻によって64%減少した、とする研究を報告しています。またより良い生活の質、オピオイド使用に関連する副作用の軽減も報告されました。
痛みの感じ方はそれぞれ
痛みはそれに苦しむ人それぞれ異なります。一部の人は高度の痛みに耐えることができますが、全く痛みに耐えられない人もいます。大麻は、炎症および神経障害痛(神経痛)によって引き起こされる痛みを緩和すると考えられています。人はそれぞれ、投与量、摂取方法などに関して自分に合ったものを探さなければなりません。誰もが喫煙やヴェイプを好むわけではありません。外用品またはクリームが効く人もいるだろう、とローランは言います。
CBDは腰痛に最も役立つ
CBD食品はとてもリラックスさせてくれるが、仕事に行かなければならないときは少しリラックスさせ過ぎることが分かった、とローランは言います。彼にとって高濃度CBD株が腰痛に最も役立つことも分かりました。
ローランは、疼痛のために大麻を使用する多くの人が、痛みは耐えられるものになるが、完全に消え去るのではない、と説明することに気がつきました。彼なりに説明すると、大麻は痛みを意識の前面から後方に追いやってくれるのです。
CBDは痛みを耐えられるものにしてくれる
これはとても興味深いことです。なぜなら、痛みとは何かがおかしい、という身体からの知らせだからです。しかし、私たちが痛みにこだわると、痛みは耐えられないものとなります。一方で無意識的に身体が痛みに対処し、それを癒すために必要な手順が行われることを私たちは知っています。鎮痛剤を使うと痛みが阻害されるので、私たちは「心地よい無感覚」状態になります。症状は癒されますが、痛みの原因はそのまま残ります。
この場合、一部の人は身体がして欲しくないことをすることで、問題を悪化させるでしょう。ですから、痛みがあるという意識は、痛みを完全に阻害するよりも有益です。それこそがCBDがしてくれたことだ、とローランは言います。
痛みとオピオイド中毒の予防のために大麻
ハフィントン・ポストは、大麻草がアメリカにおけるオピオイドの危機を緩和する可能性を示唆している研究について調べた記事を公表しました。1日あたり約40人が処方された鎮静剤の過剰摂取により死亡します。大麻は、この統計を変えることができるでしょうか?
コロンビア大学の公衆衛生大学院の研究者は、1999-2013年における、アメリカの18州の交通事故死者のデータを分析しました。彼らは、医療大麻が合法のほとんどの州では、テストした運転手は、オキシコンチンやパーコセットのような処方鎮痛薬を含むオピオイドに陽性であり、致命的な衝突が少ない傾向が見られました。
より多くの人々が慢性的な痛みを治療するために大麻草を使用するように医療大麻を合法化している州では、オピオイドの使用の悪影響は時間とともに減少すると予想されると、この研究の筆頭著者であり、このテーマに関する博士論文で忙しい学生でもある、ジューン・キム氏は述べています。
おそらく若い人の方が、オピオイドをより抵抗なく大麻草に替えるでしょう。
アメリカ公衆衛生雑誌(the American Journal of Public Health)で公表された研究は、医療大麻の法律のある州とオピオイドの使用の間の関係を調べた最初の研究です。著者は、医療大麻の法律は、致命的な負傷をした21歳~40 歳の運転手の間でオピオイドの使用の減少に関連付けられていると述べました。
医療大麻を使用するための最低限の条件は、患者が21歳以上でなければならないことであり、医療大麻を用いている患者のほとんどが45歳未満なので、そのことはデータの強い傾向に影響を及ぼしている可能性があります。著者らは、医療大麻の使用がより古い世代によって受け入れられるようになれば、高齢者の間でオピオイドの使用が同じように減少することを期待しています。
リー教授は、研究は、医療大麻をオピオイドの代わりにする可能性について調べていると言いました。致命的な負傷を負った運転手の毒性試験は、高齢者ではなく若年成人の代替仮説を支持しています。
アメリカは、オピオイドの処方と売上高が四倍に増加しており、鎮痛剤の使用の流行に直面しています。そして、それは危機をあおる燃料としてCDCによって記述されています。
2014年には、研究により、医療大麻のプログラムを持つ州は、オピオイドの過剰摂取によって引き起こされる死亡が少なかったことがわかりました。多くの証拠は、大麻は効果的な疼痛の代替治療薬であることを示唆しています。今年の7月には、大麻草の法律のある州では、少ないメディケアコストで、医療大麻による代替に向けて、鎮痛剤の使用量が低下していることが示されました。
このように研究データからも何らかの疾患などでオピオイド中毒になってしまう人の割合を医療大麻やカンナビジオールなどの成分で減らすことができるできるのです。
